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第156話 反省から鍛冶を

 また、死にかける戦闘を。

 また、反省と対策です。

 グリフォンを何とか倒し、冷静に周りの状況を探索系で探ると、血の匂いに引かれた魔物達が来る様だ。


 こんなところで反省している暇はない。


 気持ちを切り替えて、戦闘に向かう事にした。



 その後は、魔法戦士から錬金術師に転職し、魔大狼9匹の群れを倒して再び転職出来る状況となった。


 それで今日は都市に戻る事にしたのだけど。


 反省は、今行うべきではない。


 危険な場所に居るのだから。


 でも、考えちゃうよね。


 幸い、並列思考スキルを持っているので、その片方を使って考えたのだけど。


 今ある現状のベストを尽くさないと。


 尽くしていたとしても何時死ぬか分からないって事かな。

 

 ミスリルの盾が無くて勝てたか。


 魔法攻撃力アップの効果を付けた魔樹の短杖が無くて勝てたか。


 ハッキリ言って分からない。


 いや。多分、無くても勝てただろう。


 と言うのも、杖無しの魔力矢により、既に奴の首廻りを守っていた羽は既にボロボロだったから。


 なので、杖で魔法を強化しなくても。


 鋼鉄の盾を取り換えながら魔力矢を使っても、勝てたと思う。


 まあ断言は出来ないが。


 でも、錬金効果を付けた杖とミスリルの盾により少しは楽に勝てる状況となったのは間違いがない。


 しかし、俺は今現在持っている最上の材料で防具や武器を造っていない。


 もしミスリルの杖を自作していたら。


 もしミスリルの盾を自作していたら。


 もっと楽に勝てたかもしれない。


 革鎧だってそうだ。


 俺の命を救ってくれた一つの要因には、今朝造った革鎧にもある。


 でも、もっと良い革鎧だって作れる。


 例えば、魔熊よりワンランク上の魔虎の皮を使った革鎧。


 魔熊の革鎧にしても、造った革鎧の内、空きスロットが2つある物に、MP回復向上だけでなく、防具を丈夫にする防御力向上とかステータスの耐久を上げる耐久力向上を付けておけば、グリフォンの攻撃をもっと防げたかもしれない。


 今の俺の力でベストを尽くしている訳では無い。


 もちろん、今の時点で魔虎の皮とかミスリルを使った防具を造るのは、勿体ない。


 生産スキルがLV21以上になれば+2の良品に出来るから。


 だけど、それまでに死んだら意味がない。


 もっと、生産に力を入れよう。


 それだけ考えて鍛冶師に転職し、後は家路を急ぐ事した。



 都市に着くまでに、更に魔熊2匹と魔トカゲ2匹、魔豚3匹を倒した。


 今日の戦利品はグリフォン戦後宝箱が出たから、下級エリクサー、中級エリクサー2本、ミスリルのインゴット6個、スキルの雫1個、成長の雫3個、成長の宝珠1個、魔法の袋(大、収納効率化)等と、結構すごい事に。


 都市に入り、借家の裏庭へ行き、また亜空間部屋を造り中に入る。


 先ずは、金型づくりかな。


 鍛冶師技スキルがLV11になった事により、金型も造れるようになった。


 砂とかセメントみたいな物を使う方法もあるが、前に剣の柄とかを造ったのと同じように、スキルを介した魔力により金属を無理やり形成する方法である『錬成』により作成する事に。


 これで魔物を殴ったり切ったりはしないので、強度が多少脆くても良いのだろうけど、金型の中に入れた後の金属にも加熱スキルを使う事を考えると熱には強くしておく必要がある。


 冷やす事も考えると熱伝導率も考えた方が良いのかもしれないけど、これは加熱スキルで代用できる。


 また、重力金型鋳造法だと、溶けた金属を流し込む穴、空気を抜く穴、流し込んだ金属が綺麗に形になるような形状にする必要があるのだけど、どういう形状が良いかスキルが教えてくれる。


 まあ、この辺は少々不具合があっても加熱スキルや分離スキルで問題なく仕上げられる。


 戦利品の武器の中で比較的品質の悪い鉄製の武器を大量に取り出し、それを加熱スキルで溶けない程度に加熱する。


 まあ、別に熱しなくても魔力による力技で金型にする事が出来るのだけど、不純物を取り除いて強度を上げる、融点を上げると言った魔力による強化は、高熱でした方が効率は上がるそうだ。


 と言う事は、加熱より錬成の方がかなりMPを消費しそうなのかな。


 それとも、金属は高熱にする事により加工しやすくなると言う世界の理の影響が大きいのか。


 そんな事も考えつつ、スキルの教えてくれる数えきれないほどの形状の中から、欲しい物を選び金型を造り、耐熱性を強化していく。


 インゴットの金型以外は、ちゃんと2つで一セットになり、付属している金具で固定する事により、二つで1つの金型になるタイプ。


 これなら、金属が固まった後は金具の固定を解けば、中の鋳物を取り出せる。


 スキルに教わりながら、剣を17種、槍を18種、斧・戦斧を8種、槌を8種、盾を10種、インゴット用を19種造った処で時間。


 ふう。金型だけでなく武器も造れば良かったのに、時間をかけ過ぎたかな。

 武器と盾の金型を鍛冶師技スキルを使って製造したようです。

 前世と違ってずいぶん楽そうですが、形を選んだりで時間をとられたようです。

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