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第140話 魔法に偽装は

 冒険者ギルドへ行って異常事態の確認と、戦利品の買取依頼と代金の受け取りを終えました。

 その後は、今日も魔物狩りに行くようです。

 今日二人は、借家でスキル取得の為の訓練の日。


 俺は、冒険者ギルドへ行った後、一人で東の門から出て街道を東へ向かおうと思っている。


 東へ行く理由は、魔牛狩りかな。


 今でも大量に肉とか持っているのだけど、戦利品処理をしていない牛となると、数が少なくなってきたので、補充しておこうかと思ったから。


 と言うのも、気前よく二人に白金貨なんかを渡せるようになりたいし。


 まあ、Dランク以上の魔物の戦利品といった財産は順調に増えているのだけど、現金化出来ないしね。


 それに、前に溶解炉買った時の様に、何時大金が必要になるか分からないし、溶解炉以上の支出もあるかもしれないからね。


 それ以外にも、今日は人が居なさそうな所で、偽装を外して自分を各種探索で確認したいと言うのもあるか。


 気配探索、危機探索、魔力探索、罠探索を13キロ、4キロ、1キロ、500メートルに設定。


 身体強化、魔法障壁をして、都市から離れる。


 周りに人の気配が無くなったら、無い事に偽装、隠形、秘匿により自分を隠し、幻覚魔法で蝶を飛ばして、スキル上げもしておく。


 なんて言うか、改めて考えると、これらのスキル使用だけで凄くMPを消費しているよな。


 まあ、魔力節減、魔力回復、魔力倍化スキルの恩恵に感謝すべきか。


 少し進んだ処で、少知スキルに聞く。


 「今俺を見つける事が出来る盗賊は、この街道沿いに居るかな?」


 【……】


 ああ。街道沿い何て範囲が広すぎるか。


 「ニクロス市までこの街道を走って行っても盗賊には見つからないかな?」


 【はい】


 「ん。ひょっとして、ステータスウィンドウの偽装は偽装スキルだけだけど、隠れるのは偽装、隠形、秘匿の3つのスキルの相乗効果で見つかりにくいって事?」


 【はい】


 「なるほどね」


 そう安全を確認して、狩りに行く事に。



 今日も3級職の職業の転職を繰り返すか、1級職と2級職の転職を繰り返すか迷っていたのだけど、隠れる事については、それなりに安心できるのなら、1級職と2級職の転職を繰り返すか。


 街道より北側にオーガが5匹いるので向かってみる。


 よし。俺が隠れているのを見つける事の出来ない安全な敵だ。


 水矢16発で、一匹の首から上を破壊する。


 それで得た経験値を使い、頑張れば直ぐにLV10になりそうなスキルのレベル上限を20にする為、職業経験値を使う。


 加熱、送風、分離、剣技、槍技、先読み、祈願、強打、罠探索、必中撃、受け流し、飛斬撃、魔力探索、性技スキルだ。


 14個のノーマルスキルのレベル上限を10から20に上げたので、1400万の職業経験値が無くなる。


 それを確認し、更に水矢を使い更に1匹のオーガを倒す。


 すると、魔法の発生源の辺りを、3匹のオーガが巨大な木の棍棒で叩きまわっている。


 うわ~。


 凄い轟音の上に、こっちまで粉塵が飛んでくるよ。


 イメージによる魔法の変更で、水矢の発生場所をずらしたのだけど、やっておいた良かったな。


 まあ、秘匿とかで発生した魔法を隠す方法もあるのだけど、それもやっておいた方が良さそうか。


 と言う事で、次は秘匿スキルを使用し、水魔法スキルを指定して、発生する魔法を秘匿と指定する。


 そして、水矢を発生させ攻撃すると、発生時から水矢は普通に見えている様だ。


 ああ。秘匿スキルは全力を出すと秘匿が外れるのだから、最大スピードで発生し、最大スピードで敵を攻撃するように変更された水矢は見えないようにはならないのか。


 一匹のオーガが、狼狽え避けようとしたけど水矢によって首から上を破壊され倒れ込む。


 その経験値で転職出来るようになったので、戦闘士に転職。


 これで、錬金術師になれば星3も2回ずつ職業に就いた事になる。


 残り2匹は、脅えたように暴れまわっているが、それも隠れたまま水矢で倒し戦利品とした。


 ふう。残念ながら宝箱は出なかったな。


 Cランクが5匹いれば出るかなと思ったけど、確率としてはそんなものか。


 戦利品アップスキルもLV16程度だし。


 ん。レベル16って結構な数値か。


 まあ、元々の確率が低いと言う事かな。


 そんな事を考えながら南の街道沿いへ戻る。


 そこで、今日の確認事項である偽装無しでの自分を探索してみる事に。


 勿論、周りに人も魔物も居ないことは確認した。


 偽装しっぱなしのステータスウィンドウへの変更を一時停止させる。


 これで、気配探索と魔力探索と危機探索と罠探索を自分にも向けて使用。


 どんな感じなんだろう。

 自分に対して行っているステータス等の偽装を無くすと、どうなるのでしょう。

 まあ、弱く偽装しているのですから、強くなるのでしょうけど。

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