表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

13/190

第13話 経験値系スキルと消費マジックアイテム

 薬草類を採取しながら、得たスキルについて確認もしています。

 次は、経験値系スキルに分類される経験値増加スキルについて確認するようですが。

 開始イベントって感じだった魔虎戦を終え、今は高く売れそうな及び今後必要になりそうな薬草類を採取している。


 しかし、スキルを使うと採取はかなり効率よく楽にできるので、少能スキルにより取得したスキルについての確認も同時作業として行っている。


 次に確認するスキルは、『経験値増加』スキル。


 スキル名で分かる通り、取得する経験値を増やすスキルだ。


 LV10までは、LV*2倍の経験値が。


 LV20までは、LV*3倍の経験値が。


 LV30までは、LV*4倍の経験値が取得できるようになるらしい。


 この経験値系とも呼ばれるスキルの力は異常と言っていい程大きい。


 なのに、通常のスキル?と思っていたので少知に聞いてみると、更に上位のスキルがあるので、そう分類される様だ。


 しかし、LV10で20倍、LV20で60倍、LV30で120倍の経験値が得られるってどう言う事?


 経験値と言う名称で貯められているエネルギーは、別の職業に転職するのに使われ、半永久的なステータスの強化等に使われる。


 あるいは、スキルのレベルの上限を解放しスキルを強化する。


 その事や現在ある知識で推測すると、もの凄くエネルギー効率が悪いのかもしれない。


 それこそ、1億分の1しか強化にエネルギーが使えていなくて、別のエネルギーなっているとかか。


 電球なんかも、光だけでなく熱も発生させている為、エネルギー効率悪いとかあったしな。


 だから、経験値増加スキルで効率を上げてやるだけで120倍貯まるエネルギーが増える又は強化に必要となるエネルギーが120分の1になるとか。


 だったら、最初からエネルギー効率がもっと良くなるように世界の理を創れば良いのにと思うけど、その辺の事情は分からないし知った処でどうしようもないか。


 なお、この経験値増加スキルは、ノーマルスキルなのに持っている人は殆どいないレアスキルらしい。


 訓練すれば手に入る可能性のあるスキルと、欲しいと強く願っていれば手に入る可能性のあるスキルと、スキル追加の宝珠と言うレアアイテムの使用でしか取得出来ないスキルとの違いとも言える。


 当然、経験値増加スキルは、基本レアアイテムの使用のみで取得出来るスキルだ。


 まあ、少知少能スキルと言う例外は出来たけど、他にも例外があるのだろうかと思って少知に聞いた処、今の処は生まれつき持っている人がいると言う例外くらいしかないそうだ。


 強力なスキルだけど手に入らない、というのは悲しいけどそれが現実と言う事なのだろう。


 だけど、絶望的な状況下と言うとそうでは無いらしい。


 例えば転生者であれば、転生時に貰える神授のアミュレット等に取得経験値2倍とか10倍の効果が付いていたりするらしい。


 しかも、それは使用者制限が無いので、他の人でも使えるらしい。


 俺は貰っていないと少知に言うと、転生者一人にあまり大きな力は渡せない理なんだって。


 だから、少知少能スキルと転職条件を一通り与えるのでギリギリで他の力は回せなかった、との神様の説明がインストールされているそうだ。


 まあ、転生時に満たした事にしてくれた転職条件を減らせば何かしらは渡せただろうけど、転職条件を得るのは数年~十数年かかるモノも多いからこれで良いとの神様からの指摘もインストールされているんだって。


 話を元に戻すと、取得経験値を増加させて成長を促進させるのは、経験値系スキルだけではない。


 強い魔物を倒した時に稀に世界の理により出現する宝箱の中には、消費タイプのマジックアイテムが入っている事が多くて、その中の成長の雫、成長の宝珠、成長の祝福と言うアイテムが、時間限定で取得経験値を増やしてくれるらしい。


 しかも、成長の雫は取得し易いマジックアイテムになるそうだ。


 これについても、得られる経験値全体を増やすとかすればいいのに、何でそんな面倒な事をとクレームを少知に言うと、工夫し頑張っている者がより成長できる仕組みを目指している、と言われているんだって。


 正直、金持ちや権力者が得をするシステムって感じがするけどな。


 まあ、その辺はこの世界をもっと見てみないと何とも言えないか、と経験値系スキル等の考察は終えて次のスキルの事を考える事に。


 『幸運』スキルは、運が良くなるスキル。


 不運だとアッサリ死ぬのだろうなと思ったので取得してみた。


 幸運スキルは、聞いても答えてくれないタイプのスキルの様なので、少知スキルに聞いてみたのけど全てにおいて幸運になれる、と言われている様だ。


 魔虎が飛び掛かってきた時に魔力矢が命中して奴が体勢を崩し攻撃のチャンスを得られたのは、このスキルのお陰かもしれないと思っている。


 他にも、全てにおいて幸運になれるのだから、一生お世話になるのだろう。


 『奴隷契約』スキルは、奴隷を管理できるスキル。


 これを持ち、国に認められた者が奴隷商になるらしい。


 こんなスキルを何故取得したかだけど。


 「自分が奴隷にされる危機があった場合、奴隷契約スキルで回避できるか?」と少知スキルに聞くと、返事が無かった。


 それが気になったので、「奴隷契約スキルで奴隷化されるのを回避できる可能性はあるか?」と少知スキルに聞くと。


 【はい】と返事があったから。


 でも、最初の質問に返事が無かったので、多分そうだろうなと思いつつ「奴隷契約スキルがあれば絶対に奴隷になる事は無いか?」と聞くと。


 【いいえ】とも返事が返ってきたので油断はできない。


 今後、意識して情報収集をした方が良いのだろう。


 『性技』スキルは……。


 まあ、男の夢かな?


 性技だけで、異性の愛情を受けられる訳が無いけどさ。


 避妊とか出来るようなので、必須かなと。


 下手をすれば、それくらいしか人生の楽しみが無い世界の可能性もあるし。


 まあ、生活魔法にも避妊はあったけどね。


 真面目な取得理由も説明すると、自分の性欲とかの調整も出来るので、転生者と言う事を隠す為に当分一人で生きていく俺は持っておいた方が間違いがないかなと言うのもあった。


 それに、性欲で暴走して犯罪者になったり奴隷になったりとか嫌だしね。


 前世と同じ様に『命がけの戦いをしている者は、子孫を残そうと性欲が高まる』とか無いなら必要ないかもしれないけど。


 でも、『娼館とかあるの?』と少知に聞いてみたら、返事は【はい】だったからな。


 『数は多いの?』の質問には返答が無かったけど、なんとなく前世と比べると数は多い気がするし。


 まあ、転ばぬ先の杖と言う事で、取得してよかったのだろう。


 ちゃんと、最低レベルのLV1で取得して、少知少能スキルのレベル上げに貢献したしね。


 次の『俊敏向上』スキルは、スキルの設定をオンにしておくと、常時MPを消費しながらステータスの俊敏を上げてくれる。


 正直、これをLV9にしておかなかったら、魔虎のスピードに付いて行けずに死んでいただろう。


 なので、今後も頼りにする筈だ。


 次は、『魔力魔法』スキル。


 この世界では、魔法もスキルの一種であり、一定のレベルに達すると『魔力弾』と言った呪文・魔法を覚え、それを使えるようになる。


 既に確認した通り、詠唱は必要ない。


 この魔力魔法は、昔やったゲームだと無属性魔法や術理魔法になるのかな。


 魔力そのものを攻防につかう魔法。


 魔力壁だけでなく魔力障壁と言う防御にも役立ちそうな魔法があったので迷わず選んだ。


 問題は、持っている人が少なく目立つ事かな。


 次の『生活魔法』スキルは、生活の為に使う魔法。


 LV10までを説明すると、LV1で様々なモノを洗える『洗浄』の他、『避妊』、『水作成』、『着火』の魔法を習得。


 LV2で『家掃除』、『ごみ処分』、『加熱』、『虫除け』。


 LV6でトイレの時間をある程度制御できる『排泄物制御』、体毛や爪等を処理やヘアカットもしてくれる『体処理』となっている。


 これらを確認していると、魔虎の縄張りだと少知から説明があった廃墟から半径3キロ圏内の豊富な薬草の採取を終える事が出来た。


 あれ。これって、このままだとここで夜を迎えるのか。


 まあ、気になったので暗視スキルも取ったけどね。

 先に説明した職業制。

 その中で、原則就いている職業でレベル上限にならないと転職出来ないと説明しました。

 つまり、転職には職業経験値が必要。

 更に、スキルのレベル上限を解放するのにも職業経験値が必要。

 なので、経験値系スキルの恩恵は、かなり大きい。

 しかし、一般的ではない。

 そこで重要になってくるのが成長の雫といった一定時間取得する経験値を増やしてくれる消費マジックアイテム。

 後々、ストーリーに大きくかかわります。


変更点。

 後から知った知識を元に説明していた部分を一部削除し推測を追加。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ