表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

116/190

第116話 朝のレベル上げ

 昨日の夜は、エッチしている間もスキルを得る為の訓練を。

 朝は、職業の恩恵で魔法系スキルの成長がはやい魔導士職と言う事で、魔法のレベル上げをするようです。

 朝起きると、クトリアが横に居る。


 うん。寝顔も可愛いと思い抱きしめると目を覚ます。


 「あ。食事を作らないと」


 クトリアはそう言って、そそくさとベッドから出て行ってしまった。


 う~ん。


 目覚めのキスをしたいが、中年だった前世を思い出すと、寝起きは口が臭い。


 ああ。生活魔法の洗浄を掛ければよかったか。


 その生活魔法だけど、昨日の夜のレベル上げでLV11になり、ワンランク上の力となったようだ。


 LV11で取得したのは魔物避け。


 もっとも、これは効果が限定的で強い魔物には効かない。


 でも、LV2で覚えられる虫除けの効果も持ち、その力が上がっている感じなので虫の多い場所を移動する時とか、外で休憩する時には役立つだろう。


 まあ、この世界では、虫の多くが魔物に絶滅させられた感じだけどね。


 正直、蚊とか魔物化していたら、蚊の毒や疫病に人類が滅ぼされていたかも、とも思うので、意図的に魔物化されていない可能性もあるのかな。


 そして、もう一つLV11になった事で手に入ったのが、簡易テント作成。


 MP(支配下に置いて貯めてある魔力)によりテントを作成する。


 魔物の居る世界だから強度もそれなりにあり、大きさも形も色々と選べるのだけど、強度が3日程度しかもたない簡易のモノだ。


 これがLV16になると、簡易風呂とか簡易トイレとかが造れるそうだ。


 野営やダンジョンに長く滞在する場合には欲しい力だな。


 今でも彼女達の狩りの時のトイレには気を使っているから、それが無くなるなら助かるし。


 でも、簡易風呂とかも同じように3日程度で強度が弱くなりボロボロになるらしい。


 まあ、風呂はお湯が出るし、トイレは都度排泄物とかも分解してくれるらしいし、やっぱり便利だね。


 もちろん、作成には結構なMPが必要で、使用にも俺のMPが使われるらしいが。


 後は、火魔法と水魔法がLV15になり、あと一つレベルが上がると火矢と水矢が多弾頭化するので、今必死でレベル上げをしている。


 それが終わったら生活魔法のレベル上げも良いかもな。


 でも、今は魔道士だから職業の恩恵で魔法系・魔力系スキルの経験値が倍得られるけど、狩りに行くと多分転職してしまう。


 そう考え、朝のレベル上げに本気で取り組んだ。



 食事中に今日の予定を聞くと、今日は家でスキル上げをするとの事。


 クトリアの様子が少し変だったので、


 「クトリア、どうしたの?」と、聞いたのだけど。


 「明日話します」との事。


 こう言うのは気になるんだよな、と思いつつ、今日も食後の訓練をこなして冒険者ギルドへ。



 冒険者ギルドで、何時もの通り買取を依頼し、昨日の分の代金を受け取る。


 まあ、魔アリを120匹ほど出したら、驚かれたけどね。


 数は多いけど、火弾でバラバラにした奴だから、どれだけの金額になるか。


 受け取りは、イノシシ3匹だから190700GAUと、それなりに良かったけどね。



 今日は東門から出て、10キロ程街道沿いを走り、そこから危険な北側へ。


 いつもの様に、偽装、隠形、秘匿で姿を隠し、移動中は幻影を出して置いた。


 他にも、魔法障壁や身体強化等を使い、戦闘力、防御力を上げておく。


 手には、試しに戦利品で得たミスリルの槍を持ってみた。


 最初はハイオーク17匹。


 付与魔法で武器防具に魔法障壁を付与し、姿を現して槍で戦いを挑む。


 筋力と言った近接戦に必要なステータスは高くない魔道士だけど、それでも3級職だし、敏捷アップスキルの影響等もあり、俺のスピードには付いて来られないようだ。


 Dランクのハイオークなのにと、鑑定でレベルを見ると1~5程度なので発生したばかりの弱い個体なのかな。


 アッサリと倒せたので槍技スキルの経験値にならないかと思ったのだけど、キッチリ経験値が入っている。


 なら、剣技スキルをLV11以上にして、クトリアの指導方法に変化が出ないか確かめてみるべきか。


 そう考え、洗浄を掛けてからミスリルの槍を収納しミスリルの剣に切り替える。


 片手持ちも両手持ちも出来るブロードソートタイプだったので、盾は無しで。


 ハイオークを何匹か倒したら魔導士でレベル上限の30になったので、悩んだが次は狩人に転職してみる。


 もう少し北側での戦闘を続けてみたいから、と星3の職業の中から適当に選んだのだけど、準斥候・準戦闘系だから間違いは無いだろう。


 さて、本気で狩りを始めるか。

 今日は、1人で魔物狩りをするようです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ