第10話 特定選別業務
やっと本編に入れる……。
ところでご相談なのですが
現在“小説家になろうでは”
濡れ場……つまりはR18表現ができません。
現状、ギリギリを攻めてはいますが、今後そういったシーンが出ないとも限らないのです。
そこで案としては
「濡れ場スキップ」
「濡れ場はノクターンノベルズに別掲載」
の2つを考えています。
読者の皆様はどちらが良いのかと正直分かりません。
もしよろしければ感想欄などでご教授いただければ幸いです。
第10話 特定選別業務
―旭野朽―
混浴未遂事件から早数日。
そろそろ、高校入学準備を始めなくてはならない時期になった。
そんなある日、自宅に1通の封書が届いた。
“特定選別業務支援事務所”
特選男子の業務について、説明会を行いますという事だった。
日時はこちらの都合がいい時間を指定してくれと書いてあったので、いつでも可としたらすぐに担当者から電話があり、翌日には訪問してくることになった。
そして、ワクワクしながら迎えた今日。
スーツ姿に身を包んだ女性2人が我が家を訪ねてきた。
「私、特定選別業務支援事務所の松平と申します」
「同じく、片野と申します。」
松平さんと片野さんはバリバリのキャリアウーマンといった感じのいで立ち。
にしてもこの世界にきて常々思う事であるが、女性のルックスが軒並みいい。
綺麗だなぁー
かわいいなぁー
とかのレベルではなく。
やっべ、超美人じゃね!?
うっは、テラカワユス!!
とかのレベルだ……大した違いはないかもしれないが。
二人を居間に通すと、彼女らは持ち込んだパソコンで資料をテレビに映してくれた。
“特定選別優良男子とは”
『全男性国民の中から特に成績優秀である男性に送られる名誉称号です。』
『国民の間では特選男子と呼ばれ広く親しまれています。』
(ふむふむ)
『国家運営の中で生じた問題や課題の解決に協力していただく義務が生じますが一度、特選男子に選別されると生涯給与が支給されます。』
『こうした業務を特定選別業務と呼びます。』
(お金かぁ今はさほど困ってないんだよなぁ)
『現在、我が国には4名の特選男子が在任しています。』
『いずれも、知力・体力・精力に優れ国家問題の解決にあたっています。』
(4人!?すくなっ!?というか精力が優れているって誉め言葉なのか)
『昨今の特定選別業務は
ルーシア連邦国との和平交渉
アメスリア共和国との軍事同盟締結
ゴンザリア国の人道支援などで特選男子の活躍がありました。』
(接待要因的なことか……枕営業とかないよね?)
『特選男子が問題・課題解決のために行う行為は国内に限り超法規的措置として認められる場合があります。』
(はい?)
「あ、あのちょっと待ってください!」
思わず説明を中断してしまう。
「はい。何でしょうか?旭野さん」
「僕のことは是非、朽と……じゃなくて超法規的措置って」
松平さんの手を取り思わず甘い声を出してしまうが、母さんと姫子さんの咳払いで我に返る。
「はい。その行動に合理的理由があると当局に判断されれば罪に問われることはありません。」
「それは、例えば窃盗とか、殺人とか、強姦とか」
「合理的理由があればですが……というか強姦で罪に問われることはそもそもないかと」
やべーよあべこべ世界。
「説明を続けてもよろしいでしょうか?」
「あ、はい」
『特定選別業務~研修~』
『特定選別優良男子に認定された旭野朽様は現在、未成年ということもあり国内の簡単な業務を遂行していただくことになります。』
(いきなり海外で接待とかがないのはうれしいな)
『10年ぶりの特選男子認定ですので国内外の期待値は鰻上りです』
『そこで、慎重に議論を重ねまして正式な特定選別業務の前に高校在学中は特定選別研修に就いてもらうことになります。』
(特定選別研修……?)
評価・感想は今後の励みなりますので
どうぞよろしくお願いします。
稼働報告を書きましたのでどうかご一読ください。




