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シヴァ~精霊達に愛された精霊魔導皇~  作者: ユウタ
特別章【新生の若人の章】
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とある男ととある三姉妹②

姉さん達との話を終えた俺はコタツ姉さんと一緒に自分のクラスに戻った。

既に座学の授業が始まっていた為、副担任のクレイス先生に経緯(いきさつ)を話し、あっさりと理解してくれた。


「あぁ、因みにソウル君、君の事に関しては全学年の先生が周知しているので気にしなくても大丈夫ですよ」

「さいですか」

「そうだよ!ソウルはお姉ちゃんの味方―――――」

「コタツ先生は別室でお話があります」


クレイス先生の一言でコタツ姉さんはその場で撃沈し、周囲に居た生徒達の緊張が解れたのかクラス一同笑いの喝采が起きた。

座学の授業が終わり、魔法学が始まる。


「ってな訳で一組五人で一斉に初級の魔法を放って貰う」


魔法学の体育担当のバッファ先生の指示によりクラスメイトが次々と得意の魔法での射撃が始まる。

自分のクラスの生徒が次々と一斉に魔法での射撃が終わり、次のクラスへ――――


「バッファ先生、一人だけ魔法使ってない生徒が居るんですけどォ~?」


と、行く前に公爵令嬢の女子生徒が一人俺を指さして言う。

バッファ先生が俺を庇い


「彼はご家族の血を継いでいる為魔力が高すぎる、よって学校の安全を最優先を理事長の指示で動いているから駄目だ」


二人のやり取りを見ているとディーノが小さい声で話し掛けてきた。


「あの女、クリムデムズ殿下の婚約者のカリーナ=スカルク公爵令嬢でな」

「スカルク公爵・・・確か昔、成り上がりの自力で公爵に上り詰めた人の・・・」


あの優しそうな公爵から高慢な人が生まれるとか・・・ほぼ母親の血を継いでいるな・・・

俺がそう感心していると――――


「カリーナッ!!!誰に向かって口を利いているんだお前は!!!」


純黒灰色の王室服を奇麗に決めている一人の銀髪の男が焦り顔で来た。

俺の方に急いで来て


「ソウル様、申し訳無い」

「お、おう。ってかそんなに気にしてないぞ?」

「そうだよ~殿下!そう気負いしないで、なっ?」


俺とディーノで第一王太子であるクリムデムズ殿下を宥める。

クリムデムズ殿下は立ち上がり


「貴方にそう言って貰えて父上も安泰します。・・・・カリーナ、お前はもうすべての授業に出ずに寮に戻れ」

「で、殿下!?ですが・・・」


カリーナと言われているその女性が食って掛かるが、王太子は怒気を強めて


「いいから寮に戻れ!・・・・理事長と父上には俺の方から報告をする。もう俺の顔に泥を塗る様な事は辞めてくれ」

「・・・・っ、まっ待ってくださいまし!クリムデムズ様ぁ~!!!」


一瞬、俺を睨みそのまま王太子殿下の下へ追いかけて行くのであった。

一方、その頃の王室では――――


「何?お前の所のご令嬢が?」

「えぇ、幸い殿下が早急に対応したお陰であの御方の逆鱗に触れられずに済みました」


既に学園での件が彼等の下へ伝わっていた為、余計な手間が省いていた。

カリーナ=スカルクの父、ヴェンズ=スカルクは溜息を吐いてソファーに凭れ掛かりながら座る。


「君も相当参ったろ?領での休養を言い渡す。ついでに自分の娘の再教育はウチのメイド長に頼りな」

「畏まりました」


そして数時間程経っただろうか、ヴェンズ=スカルクからソウル=ソリティカの家庭と精霊王の血縁者となったソリティカ家の歴史について聞いたカリーナ=スカルクは爪を齧りながら腹立たしくしていた。


「なんなのよ、私がそんな一族を知る訳無いじゃないッ・・・」


彼女カリーナはそう言って腹立たしく自室のドアを殴る。

そして、何処からか謎の声が彼女を堕落へと誘う。


『ククククク・・・・キサマハ所詮(ショセン)ソノ程度(テイド)(オンナ)ッテ(コト)ダ』

「・・・っ?!」


声の聞こえる方へ周囲を見渡す。

だが誰も居ない。

それを予想してか、“ソレ”は彼女の目の前に妖魅な女の姿を現す。


「だっ、誰よッ?!」

『オット。()()ハ、リベリオン』


突然現れ、カリーナと同じ姿をしたリベリオンと名乗るヤツは彼女を魔法で行動制限をし、彼女の顎に人差し指でくいっと上げる。


(ワレ)貴様(キサマ)(ヨウ)(ココロ)ノ|弱イ人間(ニンゲン)(ウラ)(カオ)()ツ。』

「――――――ッ?!」


ヤツ――――リベリオンに動きを封じられさらには恐怖心を感じたカリーナは――――


貴様(キサマ)身体(カラダ)(アバ)レルトシヨウ」


そう言ってカリーナの身体を乗っ取るのであった。

一方、ソウルの方に戻り――――


「本当に申し訳ない、彼女は殿下の権力さえも悪用していた為、周囲の生徒等から余りよく思わなかったようで」

「大丈夫ですよ、弟もさほど怒っていませんし」


コタツ姉さんの下に一部の貴族クラスの担任の先生―――カリーナのクラスの先生であるアドミニオン先生がコタツ姉さんに平謝りだった。


「それじゃあ時々でも良いので他の先生と一緒に彼女の様子をお願いしますね」

「はっ、私にお任せ下さい」


まぁ取り敢えず一件落着――――と言いたい所だったが、一人の女子生徒が慌てて走って来た。


「アドミニオン先生!大変です!!!カリーナ様が、カリーナ様がぁぁああッ!!」


どうやら貴族令嬢専用の寮塔でカリーナ=スカルクが暴れているとの情報が入った。

今回の話はここまで。

当作品以外にも

・「オメガ~追放者の絶対支配~」

・「セヴン~大罪の力を持つギルド職員~」

の2作品もお勧めです。

是非ご覧ください

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