とある青年ととある新国の新米王
※この作品だけあらすじや次回予告文等は御座いませんのでご了承ください。
次の日、やっぱり志願している弟子の数は減らない一方、聖職者に適性がある男女数十数人程をリリが引き取って行った。
他は・・・まぁ帝国に半数行かせて厳しい訓練を受けさせたりした。
のちに俺の知らない所で物凄い悲鳴が聞こえたんだとか。
なので・・・アビス城に急いで行きエルデ国王の力を借りる事にした。
因みにユウは別件で留守だ。
「成程、あの一件以来でか」
「あぁ、各国に協力を仰いで貰えるか?」
「分かった。精霊魔導皇がお困りなら喜んで協力するよ」
そう言ってエルデは数ヵ国に行かせる数名程の御使いを行かせた。
御使い達は察しと気付きが良いらしく、一言一句間違えないよう伝えてくれるつもりらしい。
「そう言えば帝国にも弟子入り志願した子達を連れてったんだよね?」
「勿論。お陰でアイツからのお礼の品が豪華になってな、因みに夜な夜な激しくて厳しい訓練させてるらしいから悲鳴が聞こえてるんだと」
まぁ弟子入り志願じゃ無く良い物件を紹介した事でその子等の中に貴族の子が居たらしく、俺にお礼の手紙が幾つか来たのだ。
半数が家の事を優先で余り見聞を広めていないからだとか。
「やっぱり人気者は辛いねぇ」
「こんなんで人気になりたくは無いけどな」
という訳でエルデは後で王都にあるギルドに弟子入り志願者達を冒険者として訓練をさせてるらしい。
数日後の後に聞いた話だ。
翌日、成人した獣人の子等が遊びに来た。
「シヴァ様!我々の方で新たに国を作りたいと思うのですが相談に乗って頂きたく参りました!」
「むっ、いつの間にそんな話が出たんだ?」
神聖教皇国にてなんでも異種族との交流はあれどしっかりとした身分が必要じゃないか?と言う話があり、エナや元魔王であるメルディ。
そして教皇猊下であるレヴィと言う重鎮が一堂に会し、話し合いが行われたらしい。
「そうか、それで俺に相談を?」
「はい。俺が代表として相談しに来ました!」
そう言えば忘れていたが彼は今は無いが元獣人小国の出身でライオスと言うらしい。
「国づくりも良いが・・・国の代表になるからには別の国で王族から貴族としての名が必要だぞ?」
「レヴィ様に名を貰った代表が居るのでその人が代わりに王になる予定です!」
俺は納得し、ひとまず彼等の居る神聖教皇国に足を運んだ。
「―――って事を聞いたんだが・・・因みに誰が代表になった?」
「俺です!シヴァ様!」
彼の名はシグル=レイド。
エルフで好青年、しかも磨けば磨く程の華になるイケメンで、レヴィから名を貰ったらしい。
因みに彼より数百程年上である元魔王のメルディも完全にホレたらしい。
「成程、借り名だが・・・国名は決まったか?」
「一応・・・異種多様の人達を受け入れる国として【レイド自然公共国】と」
国としてふさわしい国名がすでに出来上がっていた。
「中々良い名前じゃ無いか。良いと思うぞ?」
「本当ですか?!」
そして次に悩めるのは―――どの場所にその国を築くかが問題である。
因みに俺が拠点としているアビス王国はど真ん中を位置していて海の開けた場所に海上大国―――
大港町がある大国で殆どの海を制している。
海を渡るなら大港町へ出向いて許可を貰う必要があり――の話はどうでもいいとして・・・
海上大国オーディウスが海面に近い砂浜を含む大港町がある所、そして何より―――
大陸が広いと入れ先ずそんなに広い面積を取っても意味がない。
「・・・そうだ、メルディ」
「何ですか?シヴァさん」
今はボロボロになっているであろうメルディ達を含む魔族が占拠していた旧魔王国について聞いてみた。
「あ~いいと思いますよ、私も思わず手放してしまった母国ですし」
「そうか・・・決まりだな」
話を終えて魔族の住んでいた旧魔王国跡地に行った。
そこで新たな国【レイド自然公共国】を建設し始めた。
「んじゃあ俺はもう戻る。他の国への交渉は俺も同行するからその時は声をかけてくれ」
俺はそう言い残し、家へと帰って行った。
今回の話はここまで。
当作品以外にも
・「オメガ~追放者の絶対支配~」
・「セヴン~大罪の力を持つギルド職員~」
の2作品もお勧めです。
是非ご覧ください




