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シヴァ~精霊達に愛された精霊魔導皇~  作者: ユウタ
第五章【貴族の章】
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とある青年ととある二人の新人冒険者―その①

※この作品だけあらすじや次回予告文等は御座いませんのでご了承ください。

「コイツで・・・トドメだッ」


ウィンターナ家でのお披露目会と祝福会の後から数日後、ウィンターナ家で“精霊の祝福”を見た一部の貴族の家庭で家督を兄弟の中で継がない人だけのみ貴族界で冒険者を許したらしく―――


「なんでも自身でお金を稼ぐとか身を守れるようににと言った感じで貴族の冒険者が段々増えて来ましたね。それも今や元々喧嘩しかける冒険者に煌いてしまう新人の冒険者も居て対応に追われる事もありまして」

「成程・・・・つまりはアレか、俺の影響なんだな」


こうして俺は貴族でもある新人冒険者二人の指導をしながら狩りに出たりした。


「―――まぁ、俺やユウ位であればここ等のランクが高いヤツ等をいとも簡単に倒せるが・・・今のお前等はそう言った魔物を倒すには適していない体だ。なので・・・今から東に位置するこの森に住処を構えている――――白狼皇(フェンリル)お爺様を相手に特訓して貰うよ」


俺が言ったタイミングで白狼皇(フェンリル)お爺様が人間の姿になって出て来た。


「―――うむ、久し振りとは言え・・・やはり人化は結構魔力を消費するものよ」


そう言って軽快に笑いながらフェンリルお爺様は人の姿で準備運動をし、身体を整えた。

人の姿を見て驚いたその冒険者二人は―――


「あっ、あの質問良いでしょうか?!」

「うむ、しかし待て若造。お主ら二人は今や冒険者・・・格上相手にぎこち無い会話は抜きにして楽になさい」


フェンリルお爺様のその言葉に納得した二人はお爺様に軽く挨拶をした。

二人共々親同士が犬猿の仲らしく、こうしてお互いの長男を家督に移す代わりに二人の男女は「冒険者としての実力を叩き出せ」と言われてそのまま冒険者になったんだとか。


「でも俺ら二人の兄様はお互い仲が良いので家の事は任せて貰って暫くは冒険者としてやっていくつもりです!」

「私もエリノット家としてではなくエリーゼ自身として頑張って行きたいです!」

「うむ、二人ともその意気やよし!ならば冒険者としての知識と自覚を持って成長し何度でも魔物に立ち向かいなさい!」


そう会話しながら二人の冒険者は武器を使わずに素手でフェンリルお爺様を相手にひるむことなく果敢に挑んでいる。

俺とユウはそんな二人を見ながら


「貴族側も人それぞれなのね」

「そうだな、俺も詳しくは知らなかったから話聞けて良かったよ」


そして一時間後、小休憩を挟んでで貰い二人の家の事情を聞いてみる事にした。


「私達二人の家の事情ですか?」

「あぁ、何で君等や君ら二人の兄妹は仲良いのに二人の両親は仲が悪いんだ?」


俺がそう言うと二人は思いつめたように息を吐き、教えてくれた。


「実は・・・私達の仲を取り持ってくれた執事が居まして、その方に昔の我々ふた家庭の事を聞いたんです。」


彼女が言うには二人が生まれる前、お互いの両親は昔から仲が悪かったらしく、自分達の領でお互いに農業や事業などを発展しさらには食事情にまでお互いに突っかかって来るとか。

幼少期から年々と相手を打ち負かすようにと兄弟(兄妹)揃って話を聞かされ続いたらしい。


「で、長年いがみ合った理由は無いと」

「そうなんです。執事の方もこれと言って詳しくは知らないらしいので」

「ふむ、長年この森で住んでもなお人間の事情は知らぬが大変じゃのぉ~」


喧嘩の原因も分からぬまま今に至るらしい。

話を聞いたフェンリルお爺様が二人を優しく撫でて理解した。

そうと決まれば――――


「―――君らは家督をお兄さん達に任せて正解だったな。暫くは連絡手段は手紙だけだろ?」

「勿論です。他にも方法はあるんですがお互いに情報は筒抜けなので」


取り敢えず、休憩が終わって二人はいつもの様に修行を再開した。

今回の話はここまで。

当作品以外にも

・「オメガ~追放者の絶対支配~」

・「セヴン~大罪の力を持つギルド職員~」

の2作品もお勧めです。

是非ご覧ください

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