表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
シヴァ~精霊達に愛された精霊魔導皇~  作者: ユウタ
第五章【貴族の章】
75/95

とある青年ととある知人の親夫婦―その②

※この作品だけあらすじや次回予告文等は御座いませんのでご了承ください。

「お集りの皆様、ようこそ我がウィンターナ家の屋敷へ」


フロア中央から侯爵のディモア・ウィンターナが階段を伝って下の中央フロアに降りて来た。


「今宵、私めは(よわい)三十を迎え、一人騎士長としての人生を帝国に二十九年間捧げて来た。それも今年の三十からは新たに妻と娘二人を迎え、家族として過ごす事に致した」

「(・・・あぁ、そうか、それで俺も呼ばれたんだな)」

「(勿論で御座います。精霊の祝福をウィンターナ家で迎えれば後の残りの余生を過ごせるかと)」


小声でアイシャがそう答える。

俺は頷き、ディモア侯爵の演説は最後になった。


「―――少し話が長すぎた為、用意した料理が冷めてしまう。今を堪能してくれ、以上!」


ディモア侯爵のその一言で温かい拍手が送られ、それぞれ目の前に用意された食事を手に取って食べる。

アイシャはメイドとしての責務がある為、ディモア侯爵に会いにその場から離れた。

俺とユウも目の前にある食べ物を手に取って匙やフォークなどを使ってステーキなるものを食べた。


「―――シヴァ様、ディモア様とアストロメダ様とリィズお嬢様シィラお嬢様のお二人をお連れ致しました」


アイシャに呼び止められたので、ユウと二人で挨拶をしにディモア侯爵の下へ行く。


「アスと娘達(リイズとシィラ)から話は一通り聞いております。ディモア=ウィンターナと申します」

「シヴァだ。宜しく」


俺が握手をしようと手を差し出し、ディモア侯爵も釣られて手を出してお互いに握手をした。

ユウの方ではお互いにソフトタッチで抱き合ったりしている。


「さて、食事もそろそろの所だ・・・アイシャ、宜しく頼む」

「畏まりました。シヴァ様」


アイシャがその場で掌同士(てのひらどうし)で「パンパンッ」と大きく叩き貴族達の注目を浴びる。


「皆様、大変お待たせして申し訳ありません、今宵ご夫妻の婚約記念としてとある方をお迎えいたしました。どうぞ」


アイシャの合図で俺が前に出向いた。

ユウはリィズ達姉妹と共に少し目立つ場所でお茶を嗜んでいる。

貴族達からの注目を浴びた俺にアイシャは続けて


「この場に居るこの御方は皆様も御耳にしたかと思います。精霊魔導皇シヴァ様でございます」


アイシャがそう言うと貴族たちが一斉に騒めいた。

彼女は構わず続けて


「精霊魔導皇で在らせられるシヴァ様はウィンターナご夫妻の為に【精霊の祝福】を届けに参りました」

「【精霊の祝福】?!」

「ほ、本当に間近で見られるなんて!!」


貴族達は皆一斉に俺の方を向いた。

俺を魔法を発動し、光の中級精霊と植物の上級精霊を呼び出した。


「汝らの互いの誓い、確かにここで見届けた。二人が互いに信頼し、助け合い、愛し合うその長きに渉る年が続くまで二人の精霊による特別な祝福を二人に捧げよう」

「「有難き幸せで御座います」」


ウィンターナ夫妻はその場で片足を付いて(ひざまず)き、礼をした所で【精霊の祝福】は終わった。

二人がその場で立ち上がり、目の前で見ていた貴族達が一斉に歓喜の拍手をした。


「―――今日は態々お越しくださってありがとうございます。アイシャに任せて正解でした」

「お二人の事はアイシャの伝手(つて)頼りに聞いている。改めておめでとう」


その日は一泊し、遅く来ていたリリはそのまま二人を連れて近くの小さな教会に赴き簡単な挙式を行った。

俺はと言うとリリが来るまでエナとユウと一緒に待ってから自宅へ帰って行った。

今回の話はここまで。

当作品以外にも

・「オメガ~追放者の絶対支配~」

・「セヴン~大罪の力を持つギルド職員~」

の2作品もお勧めです。

是非ご覧ください

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ