とある青年ととある知人の親夫婦―その①
※この作品だけあらすじや次回予告文等は御座いませんのでご了承ください。
「旦那様、奥様こちらを」
一人の若手の執事が手に持っている手紙を持ってとある夫婦に渡しに来た。
「―――この方は・・・」
「あら、そう言えば今日のアレで来るんだったわね・・・リィズ、シィラ」
長い髪を靡かせる様にリィズと短髪のシィラが夫人の前に現れる。
「お母さん、どうしたの?」
「もしかして、あの御方から?」
二人は総じて聞く。
夫人は頷き、手紙を見せる。
アイシャと呼ばれるメイドの姿をした女性からの返事だ。
「今夜の舞踏会と私達の婚約について出席するとの返事よ」
その夫婦は―――仮初の夫婦、つまり―――婚約したばかりの50代の年配の夫婦だ。
夫人の名前はアストロメダ=ウィンターナ。新たなる夫となる人、ディモア=ウィンターナとの婚約である。
「ふむ、精霊魔導皇殿がいらっしゃるのか」
「ふふっ。彼は名前で呼んで欲しいそうだから「シヴァ」と呼んであげて下さいね?ディモア」
ディモアは頷き
「旦那様、アイシャさんが乗った馬車が門の前に着いたそうです。」
「そうか、彼女の連れはアスの恩人だそうだ、くれぐれも不相応な対応をするなよ」
その男の言葉に若い執事が頷きその場を離れる。
「さて、私達も行こうか」
「えぇ。二人共、いくわよ」
その家族はその場を離れて会場となる中央エントランスに足を運んだ。
一方―――、
「――――と言う事ですので、そのままどうぞ」
「有り難うございます」
アイシャはそう言って空いた門を俺とユウと一緒に門を潜った。
俺は身嗜みをその場で整えて扉の中に入る。
「あら、丁度来たのね」
「おう・・・あの二人は留守か」
エナは頷き、話をする。
ラスとヤンはこういった催しは苦手らしい。
なので通信魔道具を取り出し―――、
『およ?何か用で?』
「あの子達にご飯食べさせて歯磨きさせた?」
『大丈夫アル!ラスが御飯食べさせてウチが風呂に入れさせたネ!心配する事は無いヨ!』
二人はそう言って大きめのベッドでスヤスヤと寝ているコタツ達を見せて貰い、少し安心した。
警備もトールとグリモが夜間でも目を光らせながら周囲を見渡しているらしい。
因みにベッドに寝かせたのはシエルとカルアーらしい。
「そう言えば・・・・」
「因みにリリは仕事があるから遅れて来るそうよ」
3人での会話は終えて――――いよいよ舞踏会が始まった。。
今回の話はここまで。
当作品以外にも
・「オメガ~追放者の絶対支配~」
・「セヴン~大罪の力を持つギルド職員~」
の2作品もお勧めです。
是非ご覧ください




