とある青年ととあるご老人―その①
※この作品だけあらすじや次回予告文等は御座いませんのでご了承ください。
その御年配の女性は開いている席に座りそれと同じタイミングでシエルが紅茶をその御年配の女性に差し出した。
「急に押しかけてきてごめんなさい」
「いや・・・そこは大丈夫だけど・・・名前聞いても良いか?」
女性は頷き了承した。
「私はヴィヴィアン。ヴィヴィアン=ソリティカ・・・貴方を生んだお母さん・・・サーヴァン=ソリティカの母で貴方のお婆ちゃんなの」
「・・・そうなのか」
すると、ラティは驚いた顔でヴィヴィアンさ・・・ヴィヴィアンお婆ちゃんに近づき
「もしかして三大公爵家のうちの一つのソリティカ公爵様ですか?!」
「あら、私の事を知っているのね」
カイザーも体を動かし終えたのか俺の所に来て
「サーヴァン様・・・師匠のお母様とお父様のエドワード様は結構有名ですよ?」
「そうなのか」
聞けば三大公爵家の内の一族ソリティカ公爵家は歴史に名を遺す大魔導師の家庭で精霊にも愛されていた一族だそう。
さらにソリティカ公爵家の幼馴染みの一族がカリヴァー公爵家、最後のランドウ公爵家と言った3大最強公爵の一族だそうだ。
「昔は勇者パーティーとして人気あったのだけど・・・勇者の一人、カリヴァー公爵家長子ヴィグルヘルム=カリヴァーは一族の恥で貴方のお父さん・・・エドワードを追い出した張本人なの」
「・・・って事は」
勇者ヴィグルヘルムが何故勇者としての素質を持ちながら暴走したのか少し理解した気がする。
「後の先代勇者の一族も何故今の彼女達に・・・?」
「そうね・・・直接わたしが会わせてあげようかしら?」
ヴィーお婆ちゃんがそう言うと転移魔法で一瞬にして移動する。
付いた先は―――どこかの牢獄だった。
「ここは?」
「ランドウ公爵家直属管理下の牢よ」
ヴィーお婆ちゃんはそう言ってまっすぐ進む、俺も続いて進み―――
錘に繋がってる女を発見した。
「この魔力の質・・・・大賢者か?」
「そうよ、今は彼女は反省しているみたいだけど油断は出来ないのよね」
俺とヴィーお婆ちゃんに気付いたその女が顔を上げた。
容姿は整っているが拷問を受けた後か膝や腕の赤腫れ痕が物語っていた。
「・・・!!!ヴィヴィアン・・・っ!」
「気が付いたのね・・・今出してあげるわ」
ヴィーお婆ちゃんがそう言って牢のカギを開ける。
俺はお婆ちゃんを止めて
「良いのか?管理者の許可無しに」
「あー、そう言えば言って無かったわね」
お婆ちゃんはそう言って俺に向き直し
「ランドウ公爵家は今、爵位を返上して平民として生きてるわ」
今回の話はここまで。
当作品以外にも
・「オメガ~追放者の絶対支配~」
・「セヴン~大罪の力を持つギルド職員~」
の2作品もお勧めです。
是非ご覧ください




