とある青年ととある薄水髪のメイド—その③
※この作品だけあらすじや次回予告文等は御座いませんのでご了承ください。
完璧な空間、完璧な食事・・・
どれも一つ一つ雑さが無く完璧に熟していた。
「休憩も自分のペースで取るので体調に関してはご心配なく」
「そうか、体の具合が悪い時や調子の出ない時は周りのみんなに頼れよ?」
俺がそう言うと彼女は頷き承諾してくれた。
今回はあまり依頼が無いので弟子二人の猛特訓だ。
「ラティ!精霊を上手く利用して攪乱だ!」
「ハイッ!シークッ!師匠の目の前で動き回って!」
ラティのその指示にシークと言う琥珀と紫色をした妖精が俺の所に間近まで来て動き回る
背後からカイザーが奇襲しに仕掛ける
「ハァーーーーッ!セイヤッ!!!」
「まだ甘いっ!」
俺はそう言ってカイザーの突き出した腕をギリギリで避けて体制を素早く整えてからつかみ取り、
ラティとシークの居る方へ無理矢理突き飛ばした。
「「・・・・っ!」」
咄嗟の勢いで二人は悶えながら腹を抑えている。
そんな二人に近づき中位回復魔法を掛けた。
「二人共、上出来だ。今の俺の動きはそこらのベテランよりも強いギルドマスター並の強さだ」
「あっ・・・あれでギルドマスターの強さなんですか」
ラティのその一言に俺は頷く。
カイザーは背中を背後にある巨木に寄せて一息ついた。
「師匠はまだまだその先の強さだろ?まだまだチームワークとしての力が浅いからな」
「それもそうね、師事して貰ってよかったわ~」
世間では自分より強い人を師範として共に限界まで鍛える事が一般とされている。
二人をゆっくりと経たせて縁側で屋座らせて休ませ水を飲ませる。
休憩している間にメイドのシエルが来て食べ物と変わりの飲み物を持って来た。
「こちらをお召し上がり下さい」
「おう、有り難うシエル」
暫く休憩し、カイザーは一人で先に休憩を終えて落ちていた木の枝を使って素振りをする。
「ラティ、シークお前達も個々で動いとけよ」
「分かりました師匠。行こっシーク!」
シークは頷きラティと共に修行を再開した。
「シヴァ様!シヴァ様に訪問客です!」
「おう、通せ~」
未だ休憩していた俺はそのままコテージに行き訪問客を出迎える。
俺の元に来たのは―――――
「―――貴方が・・・シヴァ君・・・ね?」
俺の事を知っている人物だった。
今回の話はここまで。
当作品以外にも
・「オメガ~追放者の絶対支配~」
・「セヴン~大罪の力を持つギルド職員~」
の2作品もお勧めです。
是非ご覧ください




