とある青年ととある鮫の少女―その③
※この作品だけあらすじや次回予告文等は御座いませんのでご了承ください。
今回はそれぞれコタツ達に特訓をする事にした
「良いですよ~コタツ、もっと力を込めて―――」
「てやーっ!!!」
コタツには陸での戦い方を。
「そうですリンド、もっと自分の背中の翼を信じて旋回してください」
「たあっ!!!」
リンドには空を使った欺き方を。
『うむ、そのまま八の字を描く様にスピードを上げてみなさい』
「こーゆぅ・・・事だねっ!!!」
ミズチには水を使った攪乱技術を
それぞれトール、グリモ、白狼皇お爺様の三人に指導して貰っている。
因みに白狼皇お爺様は人間態にもなれるので陸の魔物が苦手とする水中では得意だ。
「フェンリルお爺様、泉付近を貸してくれてありがとうございます」
『気にするでない。儂もここにずっと居ては暇なのでな』
お礼を言う俺に対して白狼皇お爺様はそう言いながら人間態になり、湖で素早く動くミズチに
『ミズチよ、水中ではどんなに泳ぎが速い生き物も魔物も自分達以上の速さを持つヤツが現れる。自分より下でも上でも同等の存在でもそやつを打ち負かすには水中での技術力も必要なのだ。儂の攻撃をさらに早く避けて反撃してみよ』
「分かった」
ミズチはそう言いながら頷いた。
「コタツ、この大きく太々しい木を一ヶ月以内にその拳の一撃で大穴をあけてみなさい」
「わかったー!!!」
コタツの方では土の上位精霊と木の上位精霊が許可したであろう全ての幅に関して巨大とも言えるその一つの目立つ木を見ながら話をしていた。
子の木は普通の攻撃ですら吸収しさらに奥深く根を張る為、一撃で・・・しかも吸収を上回る程の破壊力で無ければ意味が無い。
「でやぁ~っ!!!」
「まだまだ!まだ穴すら空いてないよ!もっと力を込めて!」
コタツは彼女の指導に応えながら一撃、さらに一撃・・・と繰り返しながら鍛えていた。
「空中で止まってくれる相手は居ません、相手も自分も動きながら巧みに自分の翼を使って攻撃してください」
「あーっ!」
リンドはグリモを的として狙いを定めながら羽を使った攻撃を繰り返す。
まだ不安定だが少しずつコントロールが上手くいっている。
「・・・俺が直接指導したら泣かれそうだから手出ししないでおくか」
俺はそう言い、見て回りながら家に戻った。
今回の話はここまで。
当作品以外にも
・「オメガ~追放者の絶対支配~」
・「セヴン~大罪の力を持つギルド職員~」
の2作品もお勧めです。
是非ご覧ください




