とある青年ととある大鷲の幼子―その①
※この作品だけあらすじや次回予告文等は御座いませんのでご了承ください。
「さて、目的地には着いたが・・・この山頂に居るのか」
従魔師の話を聞いた俺は早速万年の大鷲に会いに来た。すると―――大きな鷲が瀕死状態のまま見つかった。
俺は慌てて駆け寄って治癒魔法を掛けるがその大鷲は止めに来る。
『精霊王の子よ、もう私は長く持ちません。私の代わりに貴方が私の子を育てて下さい』
「・・・分かった。君との事情は俺の知っている人達に伝える事にする」
俺がそう言うとその大鷲は力の弱い笑みを見せてそのまま地に倒れた。
俺は通信魔道具を使って魔王とリリとエナに事情を説明し、来て貰った。
「取り敢えず山の頂上にお墓を建ててあげましょう。墓参りは此処の群れの皆さんに任せる事にして」
「―――取り敢えずあの頂上に居る子等に説明しときましたよシヴァさん」
「スマン助かった。魔王それとエナ」
エナは「私はただ単に指示を出しただけよ」と言い俺と一緒に穴を掘る。
大きくてきれいなシートの上に亡くなった長の大きい鷲を乗せてそのまま包んで土を多めに被せた。
「後は私の祈りで天へ還しますね」
最後にリリの祈りでやる事を終えた。
そして俺は大鷲から授けられた幼子を連れて家に戻った。
その際先程の三人はまだやる事がある為神聖教皇国に戻った。
「そうなんだ、老衰だったんだね」
「俺が約束して授かった。この子を大事に育てると受け入れて」
ユウはそうと言いながらその子を撫でながら微笑んだ。
「後は億年の鮫か・・・とりあえずリンドを頑張って育てないとな」
リンドとは俺とユウが決めた万年の大鷲の幼児の名だ。
意味は特に無いがお互いその名が気に入るように頑張って可愛がった。
「パパがわたちのまた新しい妹を連れてくるまでの間に頑張って面倒をママと見ゆ!」
「おう、頼んだぞコタツ」
コタツはまだまだ体は小さいが頼りになる程に急成長をした(※精神的に)
俺が頭を撫でると嬉しそうに威張る。可愛い我が子だ。
「んじゃ、行ってくる」
ユウは頷いて微笑み
「あそこ道は結構あるけど大丈夫?」
「大丈夫だよ、それとまだ会って無い人とか居るだろうし」
俺はそう言って二人に「行って来る」と言い出た。
「コタツちゃーん、おやつだよ~」
「あーいっ!」
ユウは早速リンドの世話をコタツとし、警備の無いトールやグリモはユウの代わりに家事をするようになったのである。
今回の話はここまで。
当作品以外にも
・「オメガ~追放者の絶対支配~」
・「セヴン~大罪の力を持つギルド職員~」
の2作品もお勧めです。
是非ご覧ください




