とある青年ととある古虎の幼女―その③
※この作品だけあらすじや次回予告文等は御座いませんのでご了承ください。
「友好的な魔物?」
「あぁ、出来れば親の保護下の状況が悪化している魔物が好ましい」
俺は早速王都の冒険者ギルドの顔なじみのある人に会いに来た。
なんでもギルマスに次期ギルマス候補者として選ばれたらしく他の職員の人も批判する人は誰一人いないらしい。
「ふむ、なら敵対的や友好的な魔物を知っている従魔師の御方に募集してみますね」
俺は宜しく頼むと言ってその場から離れる。
魔王が俺の元へ来て
「それで?見つかりそうかしら?」
「取り敢えず魔物達に詳しい従魔師に募集を掛けてくれるらしい。場所は家に指定した」
魔王はそう。と言い、俺と一緒に自宅へ戻った
因みに魔王でも判らない事はある。コタツの事で先程まで言ってたのは丁度魔物の変化に関する書物を神聖教皇国の学園内の図書館にて漁っていたと言う。
「さてと、どうするか・・・・」
翌朝、いつも通り朝食を済ませていると一人の赤毛短髪の女性が訪問して来た。
「従魔師のノエル=リウクスと申します」
「あ~向こうの依頼のか、俺はシヴァ、宜しく」
そんな可憐でキリっとした顔立ちの赤髪短髪の女性―――ノエルは先祖代々従魔師の家系として苦労しているらしい。だが精霊と契約したおかげで成長期なのだとか。
「成程、でしたらこの大陸で一番高い山に居る万年の大鷲とか億年の鮫などが候補に挙がりますね」
「千年の古虎続いて伝説級が多いな」
ノエルは頷き
「長寿のフェンリル様だったり、精霊王エレア様だったりと・・・長生きしている方がいらっしゃる様に数多くの精霊との契約をしてその契約した数に応じて精霊魔導皇様も長生きするという言い伝えがあります。ただ、その物的証拠と言うより根拠が無く信用する人があまりにも少なすぎて今まで精霊魔導皇様の噂は口にされていなかったんです」
「確かに先代も先々代も長生き所か亡くなっているしな」
真面目な話、彼女の言う通りだ。先々代と先代が生きていたのはあくまで戦争末期だ。存在すらしていないとなれば亡くなっているというのが妥当だと。
「・・・よし、情報有り難う。これはほんの礼だ受け取ってくれ」
俺はそう言いながら森林付近に溜まっていたS級かA級の魔物の皮や鱗や魔石など幾つか見せて彼女に選ばせておいた。
彼女が選んだのは―――
「これ・・・だけで良いです。後は自分なりに収穫出来るんで」
「そうか。頑張れよ」
彼女は「はい!」と大きな返事をしてその場を去る。
傍で見ていたユウが
「今渡したのってS級の魔物の魔石だよね?」
「あぁ、彼女は従魔師でありながら召喚士だ。だから直感で選んだんじゃないかな?」
ユウは納得した顔でお昼の準備を始めたのだった。
今回の話はここまで。
当作品以外にも
・「オメガ~追放者の絶対支配~」
・「セヴン~大罪の力を持つギルド職員~」
の2作品もお勧めです。
是非ご覧ください




