とある青年ととある聖者―その②
※この作品だけあらすじや次回予告文等は御座いませんのでご了承ください。
「して、私に何用でしょうか教皇猊下」
「・・・アルミラージ、今日あなたをこの場で拘束させて頂きます」
「!!」
アルミラージと呼ばれたその女は戦闘修道女と言われている武器を持った神に仕える人間だ。
彼女が警戒し、武器を構える。
「この感じは・・・とうとうバレてしまいましたか」
警戒している彼女を余所にリリも身構えるが俺は制止し
「シヴァ様・・・?」
「大丈夫、君は女帝と一緒に避難してくれ」
リリは頷きレヴィと一緒にその場を離れる。
「余裕になっているのも今の内ですッ・・・あ、あれ何で魔法陣が・・・」
「君の中に居る【彼女】は本当に神様かい?」
「なっ何を言って―――!!」
慌てふためく彼女が吐血し彼女の背中から口から耳から眼から鼻から霊体らしき物体が出て来て
俺を睨みながら姿を現す。
「この私がこのような形で引き摺られるとは・・・貴様は一体」
「人は皆、俺をこう呼ぶ。【精霊魔導皇】と」
姿を現したその霊体はやがて鳥獣の姿になった。その鳥獣が襲って来るが―――
俺は手早く駆け付けたユウに交代し、その場で切り刻む。
「ソンナ・・・馬鹿ナ・・・コノ私ガ人間如ニィッ――グォオオアァッ!!!」
やがてその魔物は消滅した。
数週間後―――
「―――で、トールと同じ変異種で王鳥が人間態になった姿で【グリモ】と俺が名付けた。こいつもトールと同じ俺に忠誠を誓った身だ。宜しく頼む」
「グリモと申します。天空からの監視は私にお任せ下さい」
グリモはそう言い、皆の前で片膝を着いて頭を下げた。
彼女の首の紋様はトールのと同じ忠誠者の証だ。
セーヴ大森林での警備は幹部の王猿と女暗殺者のラスが周囲の見回りをして侵入者の捕縛と魔物の討伐。
天空からは王鳥が長時間監視をする形となった。
「魔王様が事前に保護してたんですね」
「あぁ、何でもやっぱりユウと同じ顔に似てたからそこで驚いたらしい」
俺がそう言うとユウが「そうなんですか」と苦笑していたのだった。
当作品以外にも
・「オメガ~追放者の絶対支配~」
・「セヴン~大罪の力を持つギルド職員~」
の2作品もお勧めです。
是非ご覧ください




