とある青年ととある大賢者―その②
※この作品だけあらすじや次回予告文等は御座いませんのでご了承ください。
「次は拳闘士・・・か」
「主、拳闘士についてなんですが名前は一応知ってます」
「むっ、そうなのか。それじゃあ教えてくれ」
ラスは頷き事細かな情報を教えてくれた。
拳闘士の名はヤン=リュウホウ。ラス達の世界の中国と言った所から来たらしい。
「〇〇ネーとかが言う口癖が特徴なんすよ、それ以外であれば同郷の人が居れば母国語で気軽に話すみたいですし」
「成程。因みに格好は?」
「格好が確か中華戦闘服で下着は着ないで包帯で巻いて大事な部分を隠しているらしいです」
彼女の場合は山に籠っていたらしくそれで下着等が邪魔だから服の下には包帯しか巻いていないらしい。妙に納得した
「多分エナさんに事情説明しないと神聖教皇国狙われるんじゃ・・・?」
『その心配は無いわよ』
彼女が置いて来たであろう宝玉の通信魔道具から連絡が来た。どうやら事前に住民達には用事がある時以外は自宅待機をするようレヴィからの御触れをして貰ったらしい。
誰も外に居ないのを確認して拳闘士でさえ破壊する事が出来なかったバリアを何重にも張っておく最中だと言う。
「そうか・・・諦めて俺の元に来ると言う可能性はあるか?」
『単細胞な彼女だから貴方の所に行くっていう発想は多分時差遅れで気付くと思うわ』
彼女は「じゃあね」と言いながら通信を切る。一応拳闘士ヤンが来るまでの間は耐久チェックしておく必要がある。ヤンの場合ユウとラスとトールは奥に引っ込んで貰って置く話し合いもする必要がある・・・
「―――ってな訳で、緊急連絡が来た時はコタツと一緒に念の為に作っておいた地下シェルターに避難しておいてくれ」
「「「了解」」」
それまでは自由行動をして貰う事になった。
「そう言えば主、一つ宜しいでしょうか?」
「ん・・・なんだ?」
ラスが俺の所に来て正座をして
「今更なのですが・・・主は恋人はいらっしゃらないのですか?」
「恋人?・・・ん~居ないかなぁ、17歳になった今でも」
当時は長年精霊の里に住んでいた為外の世界は知らず彼女の一人や二人は居なかった。
寧ろ家族が居たから恋人ができるのは当分ないと思っていたが・・・
「恋人居ないと勿体ないか?」
「勿体ないと思います主」
ラスにそう言われて俺は少し考えてみた。
これ、相手からも好かれない限りは難しくね?
「・・・難しいな、色々」
「そうでスね主」
ラス話し終えるとユウ達の元へ行った。
ユウ達の方では―――
「シヴァ様の事ですか?」
「そうっす主の事っス」
同じ質問トールに聞いたが―――
「私なんかはただ単に忠誠を誓うだけなので恋とかそう言うのは無いですね・・・それよりユウ様じゃ無いですか?」
「成程、ユウ様か!」
彼女達は一斉にユウの方を見る。
「ちょ、何二人共・・・えっ・・・え?」
当作品以外にも
・「オメガ~追放者の絶対支配~」
・「セヴン~大罪の力を持つギルド職員~」
の2作品もお勧めです。
是非ご覧ください




