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シヴァ~精霊達に愛された精霊魔導皇~  作者: ユウタ
第二章【新勇者メンバー襲撃の章】
34/95

とある青年ととある女暗殺者―その②

※この作品だけあらすじや次回予告文等は御座いませんのでご了承ください。

数週間後、女暗殺者─────名をラス、[ラス=エクサ]と言う。

他世界の仏国フランスと言われている国の出身で元々その世界でも若いながらにして暗殺家業をしていたと言う。

そんなラスにある事を聞いた。


「─────ってことで、勇者パーティーの事聞いているなら編成を教えてくれないか?」

「分かりました。勇者メンバーのパーティー編成ですが・・・・」


彼女からの情報はこうだ。

最初に勇者、次に大賢者でその次に拳闘士、その次は暗殺者、そして最後に聖者。

この編成はとても重要だと言う。


「勇者の場合は聖者と同様、悪を祓い聖を糧とする魔法をいくつか使えます。大賢者は魔法士の最終上位職で攻撃や支援などのバフのスペシャリスト、拳闘士は勇者よりも攻撃にだけ特化した格闘家の最上位職でダメージは受けますが倍のカウンターで返せます」


それと・・・とラスは続けて


「暗殺者、暗殺者は暗器は勿論の事。斥候や偵察や暗殺などのスペシャリストで盗賊の最上位職です。そして最後の聖者ですが・・・女性限定の神官の上位職です」

「聖者は確か神聖教皇国の生れが多いんだよな?魔王」


魔王がいつの間にか来てしれっと優雅にお茶を啜っていた。


「えぇ、でも・・・町に被害を出すようなパーティメンバーに居る場合は最悪、聖者としての力を失いますが」

「ん?それじゃ聖者は・・・」


俺はラスに目線を移し聞いてみた。


「無論、勇者達の暴走により聖者代表は・・・周りに被害を与える前に住民達を安全な場所に避難させてから姿を晦ましました。見つけ次第シヴァ様方で保護をするのが一番良いかと」

「分かった。精霊達にも伝えておく」


俺はそう言いながら風の下位の精霊のシルフに土と木と他の風の精霊達にそう伝えておくよう頼んだ。風の下位の精霊シルフは頷きその場から姿を消す。


「んで、ギルドから何か連絡聞いたか?トール」

「あっ、はいシヴァ様方の仰った通り周辺には男の龍人族の死骸がありました。最後の生き残りで他の魔物に襲われて死んだかと思われるとの事らしいです」


俺が一度、神聖教皇国に用事で訪問しに行っている間にトールには事前に王国の冒険者ギルドで周辺の捜索の経過報告を聞きに行って貰っていた。

その時聞いた事を報告して貰った


「報告ご苦労様。あ、後は皆風呂入っていきなよ、俺後で入るから」

「お、お風呂?!」


俺がお風呂の事を言った途端、ラスが目を輝かせながら体を前のめりに顔を近づけた


「お風呂あるんですか?!」

「お、おう。ユウと同居する時に念の為に作っておいたんだ。」

「因みにヒノキ風呂!だよ!ラスちゃん!」

「なんと?!ヒノキですか?!」


ヒノキとはシェーブの森に生えている木で他の木より寒さに耐えながら成長している為、夏場はヒンヤリしていて冬場はお湯に反応して暖かくなるためこれもまた貴族に人気なのである。


「って事で神聖教皇国に居を構えているドワーフの人達に作って貰ったんだ」

「そっ、それじゃ入らせて頂きます!!!」

「ちょ、わ、私は別に」

「いーから、魔王様も!」


ユウがそう言いながら魔王とトールとラスと一緒にお風呂に入りに行った。

そして俺は


「さてと・・・それを隠れているとは言わないぞ」

「・・・私の事、気付いていたんですね。精霊魔導皇様」


森の茂みに隠れていた彼女は一年前に一度会っている聖者だ。しかも勇者御一行のうちの一人の子孫で歴としたこの世界の人だ。


「聖者であろう方がユウたちの前に姿を現さないとは・・・理由があるのか?」

「・・・理由、ですか。・・・いずれ話しますので私はこれで」


彼女はそう言いながら精霊門を潜って入っていった。


「・・・(とは言え、精霊達はアイツ等にバレないように演技をしている・・・魔王も恐らくは気付くはず・・・いや、既に気付いているかもしれん)」


そしてその日はお風呂場で大賑わいしていたのである。

当作品以外にも

・「オメガ~追放者の絶対支配~」

・「セヴン~大罪の力を持つギルド職員~」

の2作品もお勧めです。

是非ご覧ください

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