とある青年ととあるはぐれ子魔獣―その③
※この作品だけあらすじや次回予告文等は御座いませんのでご了承ください。
「龍人族じゃないかな?」
「龍人族?」
千年の古虎と言われているコタツが元気なのかどうか魔王が今日遊びに来た。魔王もギルドのメンバーになったらしく情報は常に聞いているらしい。
俺は先日の件について話してみたら意外な答えが返って来た
「そう、龍人族。聞いていた話に出て来る種族はね」
「そうなんですか?」
数か月前に保護していた龍人族は実を言うと子供も大人も女の子、女性しか居ない
「この世界の龍人族は女性しか居ないよ。現代はね」
「そうなんですか?!」
昔の戦争していた時期には龍人族には男も居たが女性や子供より鱗が丈夫で高値で売られる事から奴隷として龍人族の男を狩っていたという。
「私の知っている小説の中の龍人族の強さの認識そんなに違うなんて」
「んまぁね、でも今は女性も子供も狙われやすいから奴隷商のやり方で保護して貰って正解だよ。今じゃ神聖教皇国に保護して貰ってるじゃん?昔は向こうも先代の精霊魔導皇の指導が無ければ今も認識は違ってたと思うよ」
確かに、魔王の言う通りだ。
先代の精霊魔導皇であるお父さんが行動していなかったら今の自分でさえ受け入れて貰えなかっただろう。女帝を救った精霊にも感謝しなきゃ
「シヴァ様!いつもの鍛錬終えたのでコタツと外出してきます!」
「ついでにコタツを鍛えてあげてくれ」
「分かりましたっ!」
新しく拡張した広場でいつもの鍛錬を終えたトールはコタツを連れて散歩しに行った。
・・・あ、そうだ
「すまん、ついでに調味料も調達して来てくれ」
「港町ですよね?ついでに行って来ます!」
笑顔で返事をし、コタツに行こう!と言ってそのまま駆けて行った。
先程言っていた港町とは、港町ローウェンと言う漁業が盛んな町だ。港町を治めている国王は大の海産物や調味料好きで先代精霊魔導皇とよく料理の話をしていたらしい。
「トールしか港町知らないしな・・・一回でも良いから行くか」
「あっ、それなら海に住む魔物色々食べてみたいかも」
ユウがそう言って目を輝かせているので
「そうだな・・・あっ、そうだ神聖教皇国に行く用事あったんだった。二人共、留守番お願い」
「分かりました、行ってらっしゃいシヴァさん」
「行ってらっしゃい、シヴァさん」
俺は神聖教皇国に足を運びに行った数時間後
「―――となると、生き残った男の龍人族の仕業かもしれないと?」
「そうね、そうじゃ無ければコタツ君の同胞を殺したりしないもの」
魔王はしょんべんに行くと言いその場を離れた。
ユウは茶飲みしていたコップを洗面台に持って行き縁側に行ったその時
「――――」
「ん?どちら様ですか?」
外套を身に着けフードを深く被った一人の人が突然魔力弾を放った
「えっ、ちょっ危な―――――」
次の瞬間、魔王が魔力障壁を張ってガードをした。
魔力弾を放ったその謎の人は警戒し、魔王は
「誰かしら、この家の所有者と同棲している彼女を殺そうとする罰当たりは」
「ま、魔王さん」
「魔王――――メルディ―――」
謎の人は相当な魔力の量を放っている。
今回の話はここまで。
当作品以外にも
・「オメガ~追放者の絶対支配~」
・「セヴン~大罪の力を持つギルド職員~」
の2作品もお勧めです。
是非ご覧ください




