表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
シヴァ~精霊達に愛された精霊魔導皇~  作者: ユウタ
第一章【勇者出現の章】
25/95

とある青年ととある魔物達―その①

※この作品だけあらすじや次回予告文等は御座いませんのでご了承ください。

「ほぇ~すっごいです!カーペットにもコートにも厚着の服にもなるなんて!」

「主に美毛白猿(キューティクルエイプ)は貴族の女性に大絶賛なんだ。汚れはやホコリは手で払うかバッサバサと軽く(はた)くだけで綺麗さっぱり落ちるから人気なんだ」


実際に白猿(エイプ)自体は異様に増えて来て冒険者はこうして間引きしながら貴族から収入を得ているようなものだ。


「で、商人が体休めしている村付近に出現したからその村を筆頭に森に向かって多数を間引き・・・ですか」


ユウはそう言って俺は頷き


「そう、1体から10体程まで残しておけば後は勝手に繁殖する時期に入るからそれまでには森の精霊達が管理する」


俺の説明にユウは納得し


白猿エイプ自体絶滅したら貴族から苦情来たりしますもんね~あの魔物人気だし」

「んで、今回間引きする理由はそれだけじゃないんだ」


俺は歯を磨き終えて


「・・・多すぎて森に繁殖している植物や食べれそうな物まで無くなりかけているからそれで村に襲いに来たりするんだ」

「あぁ~森にとって他の魔物達も大切ですもんね~」


それに、一番危険なのが今の時期、冬だ。


「・・・寒さに強い美毛白猿(キューティクルエイプ)対して人は人。だからこうして白猿(エイプ)の間引き討伐依頼が毎年の冬に殺到する事が多い」


だからこそ冒険者やハンターの出番なのだ


「・・・よし、準備出来ました!」

「よし、行こうか」


暖かい上着やコートを着て準備を終えて早速王国の冒険者ギルドに行く。

受付嬢に顔出して


「シェーブの森の件二人で受けに来た。他に居るか?」

「シヴァさん!丁度良かった~間引きの依頼ですね、まだあるのでそのまま行っても大丈夫ですよー」


受付嬢への顔パスで直ぐに依頼を受けれたので直行する。


「先輩、さっきの人知ってるんですか?」

「知ってるも何も三大国の貴重な存在である2代目精霊魔導皇様よ~」

「ほぇ~、田舎から出て来たばっかりだから情報判んないんすけど・・・有名なんですね?」


先程の先輩の受付嬢は勿論よ!と自信満々に言う。

一方、セーヴより規模がそこそこあるシェーブの森には近くに自分とユウの拠点兼住処があるので比較的に(モンキー)系を遭遇する。念の為他のハンターや冒険者達に一時的休憩所として使わせた。


「シヴァの兄ちゃんわりーな、休憩に使わせて貰って」

「大丈夫、間引きした物は俺とユウが調理するからその間にまた間引きしに行っても問題無い」


俺がそう言いながらユウは水を用意する。

出された水を一気飲みした冒険者やハンターの一部の人達はまた間引きしに森の中に入る。

その繰り返しだ。


「そう言えば・・・今回はやけに白猿エイプとか刃猿シェイブとか1000体近く増えてるよな?」

「確かに、今年の冬は繁殖で増えたか?もしかして」


冒険者同士又はハンター同士で色々グループに分けて話し合ったりもしている。

森の奥から一人の冒険者が慌てて来て


「た、大変だ!シェーブの森の奥で王猿(キングコング)が発見された!!!体長10メートル!110万Tトンのデカブツだッ!!!」


慌てて逃げてきた冒険者がそう言うと周りの冒険者やハンターが武器を構えて表情を変える。


「猿の王様か丁度良い!お前らポーションとエリクサーの準備は出来てるな?!ヤツを倒して間引きを終らせっぞ!」


ガタイの良い冒険者の一人の掛け声で周りの冒険者達も呼応し、雄叫びを上げる。

そして一斉に王猿(キングコング)を狩りに行った。

俺やユウも間引きしながら皆の後を追って行った

今回の話はここまで。

当作品以外にも

・「オメガ~追放者の絶対支配~」

・「セヴン~大罪の力を持つギルド職員~」

の2作品もお勧めです。

是非ご覧ください

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ