とある青年ととあるお嬢様―その①
唐突に思いついた二作品目ですが
気紛れに投稿します(気紛れになるかどうかは知らんけど)by作者
セーヴ大森林、精霊達にとって唯一出入りの出来る扉が存在する。
そんな大森林に独りの幼い赤子が揺り籠に揺られながらすやすやと眠っている。
そこに一体の魔物が近づいてくる。
『ん?なんだあれ・・・赤ん坊?』
緑色の体をしながら厳つい体をした立派で逞しいゴブリンだ。
魔物でもあるそのゴブリンは本来なら人間を襲う存在だが・・・
『何だコイツ?魔力も霊力も呪力も夥しくあるぞ?・・・こりゃ~襲うのは辞めておくか』
ゴブリンはそう言いながらその場を去る。
そして、大きくて真っ白で美しい毛並みをした|狼を連れて来た。
『ふむ、本当に人間の幼子が奥に居るのか?ゴブリンよ』
『本当ですよ白狼皇様、俺等ゴブリンがそんな人間の赤ん坊を殺しちまうのもアレなんで白狼皇様の同胞達に育ててあげて下さい。』
そんな逞しいゴブリンはその場を立ち去る。
幼い人間の赤子の元に取り残されたその白狼皇は溜息をし
『・・・ハァ、仕方ない。精霊王の元に連れていくか』
白狼皇はそう言い揺り籠の持手を口で掴みゲートを開いてそのまま連れて行く。
ゲートはそのまま証拠を残さずに綺麗さっぱり閉じて消える。
そして16年後の今現在――――
「お嬢様、こちらに逃げましょう!」
一人、ボロボロなメイド服を着た女性がいかにも姿や容姿がボロボロで傷だらけの姿をした一人の女性を連れて誰かに追われていた。
「もう、ある・・・けないわ」
「お、お嬢様!・・・っ!どうすれば」
疲労が溜まりに溜まったのかその場で動けず絶望的な顔をする。
そんな二人の元にいかにも怪しげな格好をした男が追いついた。
「やーっと見つけましたよォ~私のだぁ~いじな商品共」
「くっ・・・デオン奴隷大商人長」
メイドが女性から前に出て庇う。
デオンと呼ばれた奴隷商人は笑いながらゆっくりと近付く。
「全く、手間を掛けさせやがって・・・次からもっとキツめのお仕置きが必要ですねぇケケケk―――」
「何だこのどす黒い欲の塊の現場は」
突然一人の男が出て来る。
「だ、誰だ貴様ァ」
デオンがそう言うと男は言う
「俺か?・・・俺はエレアお母さんの息子、シヴァだ」
今回の話はここまで。
当作品以外にも
・「オメガ~追放者の絶対支配~」
・「セヴン~大罪の力を持つギルド職員~」
の2作品もお勧めです。
是非ご覧ください




