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100分の1の外側で  作者: フランキー
3/3

第1章 2話 スキルの力

不定期更新です。

山からギルドに帰った2人、、、、

ゲンさんはすぐに手当てをしてもらい、

俺は事件の報告をした。


デッドリーベアが出た事。

そのベアと戦い、ベテランのゲンさんがボロボロで

帰って来た事。

手懐けたウルフの対処に、、、、

そして俺の事。


ギルドは大騒ぎ、、、

もうその話で持ちきりだ、、、


ウルフはそのままギルドに預け、

俺は家に帰って死んだように眠った、、、


次の日


新山「お疲れ様です。葉山さん。

   今日はギルドマスターが昨日の報告について、

   話を聞きたいとの事です。

   すぐにギルドマスターの所へ行ってください。」


誠治「ギルマスが?? わかりました。

   行ってきます。」


誠治はエレベーターを使い、ギルドマスターの待つ

最上階の部屋へ向かった。


誠治(あんまり話した事ないんだよなぁ 俺、、、」

  「マスター 入ります。」


ギルドマスター「きたか。 入ってくれ」


ギルドマスター 名前 鷹宮康正 

火と風の魔法を操ることの出来る 

珍しいダブルと言われる魔道士だ

元トップクラスの魔道士で二つ名は業火の殲滅師


鷹宮「よう 呼び立てて悪かったな、、、」


誠治「いえ、大丈夫です、、」


鷹宮「そうか、まず聞きたいのだが、

   デッドリーベアと遭遇し、倒したというのは

   事実でいいか?」


誠治「正確にはポイズングレネードで弱らせて、

   止めを刺したのは手懐けることが出来た

   ウルフです。」


鷹宮「なるほどな、、、 

   まずあそこに今までデッドリーベアの

   目撃情報なんざなかった、、、

   なぜいたのかがわからんのだ、、、」


誠治「はい、 僕も聞いたことありません。」


鷹宮「それにホワイトディアの死体まで

   あったと聞いた。

   やつは関西地区でしか目撃情報はなく、

   黒熊をも倒してしまうBクラスのモンスターだ」


誠治「はい、、、 なので何がどうなってるのか、、

   ホワイトディアだけでも魔道師団の案件なのに、

   その上デッドリーベアまで、、、」


鷹宮「黒熊が進化した姿がデッドリーベアだが、、、

   進化なんて普通しない方が多いんだ。

   ただ、、、、」


誠治「ただ???」


鷹宮「最近研究されて分かったことがある、、

   もしモンスターが自分より格上の

   モンスターの肉を食った場合、、、

   進化する可能性があると報告があった、、」


誠治「格上のモンスターの肉ですか、、、

   ホワイトディアは黒熊よりも確かに格上です、、、

   まず群で襲っても勝てないかと、、、」


鷹宮「その通りだ。 チャージから来る突進で

   一撃だからな、、、 まずありえん」


誠治「じゃああの死体は???

   別の何かが殺したってことですか?」


鷹宮「あぁ 、、 あるいは誰かが殺して

   死体を持ち込んだか、、、」


誠治「一体何のために???」


鷹宮「わからん、、、 とりあえず今は

   得体のしれない上級モンスターが住み着いたか、

   誰かが持ち込んだのか その両方で調査中だよ。

   あとは他に進化したモンスターが

   いないかどうかだな、、、」


誠治「なるほど、、、 上級モンスターがいるなら

   脅威になりますし、持ち込んだやつがいるなら

   許せない、、、」


鷹宮「それともう一つ、、、 お前の事だ。

   モンスターを手懐けた事についてだ。」


誠治「僕にもなぜそうなったのか、わからないんです。

   ただスキル獲得の声が聞こえて、、、、

   そしたら出来てました、、、」


鷹宮「スキルだと、、、 

   じゃあ加護をもらったって事になるな。

   魔法とは違うが、女神もしくは魔王から

   認められた者に渡される力の事だからな」


誠治「女神、、、  魔王、、、?

   じゃあ僕は力をもらえたんですか?

   戦う力を、、、、」


鷹宮「生存本能が呼び覚ますと聞いたことがある。

   いいものもあれば悪いものもあるからな、、、」


誠治「モンスターを手懐けるのは

   どっちなんですかね、、」

   

鷹宮「わからんが両者の架け橋になれるのなら

   これ以上の力はないな ははは」


新山「入ります」


鷹宮「あぁ どうした?」


新山「ホワイトディアの死体は見つからず、、、

   骨や血の跡すらありませんでした、、、」


鷹宮「そうか、、 食われたのでなければいいが、

   全て消えたってのは引っかかるな、、、」


新山「今後も調査を続けるように、伝えています。」


鷹宮「あぁ それでいい 頼んだぞ、、、」


新山「はい、、、 では失礼します」


鷹宮「さてと 葉山。 ウルフの件だが、、、」


誠治「はい、、、」


鷹宮「お前と一緒でなければ飯も食わん、、、

   研究所から受け渡しの要請も来るかもしれんが、

   今は一緒にいるといい。

   外の馬小屋の一つを葉山専用に開放してるから

   会いに行ってやれ。」


誠治「ありがとうございます。 

   場所まで開けて頂いて、、、」


鷹宮「かまわん。馬なんてほぼおらんだろ 

   はっはっは

   鼻の良いモンスター討伐の時にしか

   使わんからな」

   

誠治「何であんなでかい小屋建てたんですか?」


鷹宮「気分だよ。  ほぼその時のノリで作った。

   あはははははは」


誠治「良いんですか? でも助かります。

   ありがとうございます。」


鷹宮「スキルは進化することもあるらしい、、、

   なんなら鍛えてみたらどうだ?」


誠治「やってみます!! では失礼します」


鷹宮「ちょっと待て。 

   そのまま今日はギルドに登録しておきな。

   珍しいことだが、18で魔法に目覚めた事にして

   報告はあげておく。」


誠治「えっ 俺、、、 まさかの正社員ですか?

   いやったーーーー!!!

   でも魔法なんて使えませんよ??」


鷹宮「あぁ 言っておくがスキル持ちは珍しすぎる、、、

   誰かの思惑に使われたくなければ

   隠しておいた方がいいだろう、、、

   まぁ一応見習い扱いだからな」


誠治「なるほど、、、 わかりました。

   隠しておきます。」


鷹宮「専属の受付として新山をつける。

   下手にバレるわけにはいかんからな、、

   あいつにだけはスキルのことも話しておく。

   まぁ頑張ってみろ。」


誠治「ありがとうございます では失礼いたします」


鷹宮「あぁ 何かあれば報告をあげろ じゃあな」


誠治「はい、、、」

  (スキルは進化するか、、、 テイムの進化って

   どんな事ができるんだろう、、、)


ロビーに戻り、新山さんに事情の説明をし、

はれて正式にギルドメンバーになれた。

新山さんは驚いていたが、専属契約してもらえた、、、


誠治「触れて光ってテイム、、、か、、

   今思ったら結構危ないんじゃないか?

   スキルを進化させるにしてもテイムって

   鍛え方わかんないしな、、」


誠治「今日は報告だけだし、、、

   ゲンさんにでも会いに行こうかな

   心配だし、、、」


誠治はギルド付きの病院へ向かった。


誠治「605号室か、、、 検査入院って大丈夫かな??

   605 605、、、、 ここか」


ドアの向こうから声が聞こえた


ゲンさん「今日の飯は味が薄いぞぉぉおおお

     もっと俺にタンパク質をおおおおおお」


誠治「元気そうだ、、、、  帰るか、、、」


ゲンさん「誠治ぃぃぃ  冷たいぞ お前」


誠治「くそ 気づかれたか」


ゲンさん「くそってお前 ガハハハ

     ちょっとこっちこい

     お前は大丈夫だったみたいだな

     よかったぞ」


誠治「ゲンさんの方がかなりやばいからね笑

   胸元ザクッとやられてるんだから、、、」


ゲンさん「あれならもうほとんど治ったぞ笑

     アーススピリットは治癒力も強化される

     使い方次第じゃ最強だ」


誠治(やっぱりこの人バケモンだな笑)

  「まぁ元気そうならもう行きますよ」


ゲンさん「わかった、、、 

     また明後日から復帰すっから

     そん時に会おうや」


誠治「わかりました じゃあこれで」


病院を後にし、ウルフの所へ向かっている時だった、、


ぎゃぎゃぎゃー

聴き慣れた声が聞こえた、、、


誠治「ゴブリン、、、、 マジかよ、、、」


小さな緑色の棍棒を持った小鬼

ゴブリンがこっちに向かってきた、、


誠治は走って逃げる、、、

攻撃自体はできない、、、

でも馬小屋ならウルフがいる、、、


ゴブリン「げぎゃぎゃーー」


誠治(めちゃくちゃ速い なんだよマジでーーー

   追いつかれるぞクッソーーー)


前から突風のように走ってくる影があった、、

ウルフだ、、、


誠治「ウルフ、、、 やつを止めろー」


ウルフ「ぐぅうるうおぉおお」


ウルフはゴブリンに突撃し、馬乗りになった。


誠治「さすが超格上だな

   ん?今ならいけるんじゃないか??」


そうい言うと誠治はすぐにゴブリンに触れる、、、


誠治「テイム!!!」


光が包む、、、

弾かれた、、、、


誠治「失敗する事もあんのかよ、、、」


誠治「もっかいだーーー  テイム!!!」


ゴブリン「ぐぎゃぎゃぎゃ」


光が包み、、、

テイムが成功する、、、、


誠治「おとなしくなった、、、 よかった、、、」


一瞬、、、 めまいがした、、、


誠治「うわっ なんだこれ、、、」


『テイム初期進化条件=自分の従魔と共闘してテイム

 条件クリア 進化します』


・・・・・・・


『スキル(テイム)進化完了 

 スキル名 (テイム) から (テイムⅡ) に命名変更

 テイム上限数1体から10体に上昇

 ネーミングスキル獲得』


誠治「うっわーーー 気持ち悪い、、、、

   なんだよこれ、、、 

   情報が一気に頭へ流れ込んでくる、、、」


少し経って気持ち悪さがなくなった、、、、


誠治(これが進化か、、、 気持ち悪い、、、

   ネーミングってなんだろう、、、

   そういや名前決めてなかったな、、、

   ウルフか、、、、 灰色の狼、、、、

   そうだ もうグレイでいいかww)

  「お前の名前はグレイだ」


グレイ「ウオォオオオオオオオン」

『グレイウルフ《グレイ》のステータス上昇確認

 グレイウルフからブラックウルフもしくは

 ブラッドウルフへの進化条件を満たしました

 どちらに進化させますか?』


誠治「えええええ 進化するの??

   名前つけただけだよ???

   ブラックは影属性で

   ブラッドは血を操る能力を持ってたはず、、、

   ブラッドで行こう、、、

   血を操るってことは傷とかも治せるはず、、、」


『グレイウルフ《グレイ》が

 ブラッドウルフへ進化します、、、、』

   

グレイが光り始める、、、、、


少し大きくなり、赤い狼へと姿を変えた、、、


『進化完了

 グレイは《血流操作》を獲得しました』


誠治「すごい 確実に強くなったよな、、、

   じゃあゴブリンにも名前をつければ、、、、」


ゴブリン「ぎゃぎゃ??」


誠治「緑色の小鬼、、、 

   緑といえば木か、、、、

   大樹、、、

   大樹丸(たいじゅまる)だ」


『ゴブリン(大樹丸)のステータス上昇を確認

 進化条件を満たしました。

 ホブゴブリンに進化します』


大樹丸「ぎゃぎぃいぎゃー」

緑色の光を放つ、、、、


ひと回り大きくなり、髪まで生えた、、、

そして、、、、、


大樹丸「ますたー しんか  したぞ、、、」


誠治「喋った、、、亜人種は進化後に喋れるのか??」


大樹丸「よろ、、、しく」


誠治「片言感半端ないけどすごい」


これが進化、、、、、

すごい力なんじゃないか、、、

後8体枠もあるし、、、、

これからどうしようか、、、、、

まず馬小屋もっと借りよう!!!


1人と2体はギルドへと戻って行った、、、、




遠くから見ていた誰かには気付かずに、、、、、




長ったらしくなっちゃいました、、、

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