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本日
「そう、迷いこんだんだ!ここを抜ける方法は、たった一つ、この世界の自分を消すしかない。
さぁ、今だ!!」
確かに、俺の足元に俺が転がっている……間違いない!
… …
…
俺は、警察署にいた。
閉じられた部屋に一人きり。
どのくらい時間が経ったろう…
部屋に、男が入ってきて、そこにいた者に言う。
「かなりヤバイ状態だったみたい。一命は、とりとめているが、本当に危なかったらしいよ」
そう言われた者は、やっとのことで、言い返した。
「来てくれて、マジ、ありがとな……何だかんだでギリギリだったんだよ」と。




