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人狼game  作者: 千彩
1/2

ーn+1日目、朝ー

自分自身、どうストーリーが進んでいくのか分かっていません。

あたたかく見守ってやってください。

朝日が、差し込んでいる。


木々のこすれる音、鳥の声だけが聞こえる。


私は、ゆっくりと体を起こした。




この村には、私以外、ヒトがいない。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


人狼ゲームは終わった。

人狼側の勝利だ。

私は最後、1/2の賭けに負けて、同じ“人間”を殺してしまった。

今、この村には、私と人狼の二人だけ。




ーーーどうして、生きているのだろうか。


人狼と人間が同数になればゲームは終了だ。人間は人狼に喰われ、人狼が生き残る。

じゃあ、どうして?


「あ。目、覚めたんだ。」


ひとり、青年が部屋に入ってきた。いや、青年ではない。人狼だ。少しだけ大人びているような、幼いような。


「どうして、」

「ほら、水汲んできた。顔洗って待ってて。」


朝ごはん作ってくる、と青年は言い、足早に部屋を後にした。



どうして、生きているのだろうか。

あの子は、私たちの仲間を、家族を、容赦なく食い殺してきた狼だ。

あの子は、私たちに騙り、私たちを騙して惑わした狼だ。

私も、いずれ、殺される。



力が、抜けた。

ここでもし私が小説の主人公などであれば、必死に逃げようとするのだろう。

だけど私は、気が抜けてしまった。

逃げられるわけないではないか。人間と人狼が同数になればゲーム終了。それは、同数になったらもう人間に勝ち目がないからでは無いか。

ここで、喰われるんだ。

じゃあ、もう何も、何をしても、意味が無い。

私が全てを諦めたところで、朝ごはんのいい香りとともに、青年は来た。

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