俺の時間が無駄に消費されてる件について
合田亮介
この物語の主人公
自分をこの世界の支配者だと信じている陰キャ。
自分の事を棚に上げて他人を評価する。なかなかのクズ。
山内リクト
イケメンでスポーツ万能、勉強もそこそこできるthe陽キャ。
性格もイケメンであり、陰キャの合田(主人公)の事を気にかけている。
春野明美
美人の同級生。同学年だけでなく、年上からも年下からも人気がある。
合田の様なキモい奴を毛嫌いしている。あまりキレイな内面を持っているとは言えない。
天信つかさ
クラスでも1,2を争う美人。
おせっかいな性格であり、男子だけでなく、女子からも人気がある。
しかし、何故か合田の事だけはあまり良く思っていない。
「くそっ…!すでに朝かッ…!」
気が重くなるような一日が眠気と共に襲ってくる。
俺の名は合田亮介ッ…!この物語の支配者であるッ…!
そして今は封印から目覚めている場面である。
俺「今日も学校に向かわなければならないのか…」
今日という日がどのようなものになるか、考えるだけでヘドがでる。
俺「我、外界へ参るッ…!」母御「いってらっしゃい」
−天峨樌高校−俺が通う学校の名だ。俺はこいつのせいで生活を縛られている事にすでに気付いているッ…!
「おはよー!」「あっ!おはよー」気鬱な会話をする女共を蔑して毅然とした姿で校門をくぐる。
「よお合田!おはよう!」
俺の機嫌など気にもせず、馴れ馴れしく挨拶をしてきたこの男は、「山内リクト」俺と同じB組である。
俺「アッ、お、おはよう…(気安く俺に話しかけるなッ…!!)」
リクト「もっとデカイ声だせよー!」
俺「あ、朝は眠くて…(今日もこのクソ溜まりで一日を消費しろというのかッ…!)」
「山内くんおはよー!」
たて続けに俺に声をかけてきたのは同じクラスの「春野明美」なかなかな風貌の持ち主だ。俺の后候補である。
俺「アッアッ…お、おはようございますゥゥ…」
明美「おはよ!(今日も喋り方きっしょいなぁww)」
俺「ふっ…!(俺の后候補にある事に誇りに思えッ…!)」
明美「…あっ!リクトくん!合田くん、ちょっと行ってくるね!(合田の野郎なんか臭うんだけどww早くリクトくんの所行こーw)」
俺「ふッ…!(照れ屋な女だぜッ…!)」
俺は教室に降臨した
俺「アッ…(まだ半分も登校してないな…)」
「ちょっとどいてくれる?」
照れながらも俺に話しかけてきたのはクラスでも1,2を争う風貌の持ち主、「天信つかさ」コイツも俺の后候補である。
つかさ「はぁ…(なんなのコイツ…どこ向いてるの?邪魔だから早くどけよ)」
俺「アッ…ス、スイマセン…」
つかさ「いや謝んなくていいから(さっさと失せろよ)」
俺「アッ…あぁ…(やはり俺が見込んだだけの風貌の持ち主だな。)」
俺が教室に入った途端に、後から何人も教室に入り出した。ここでまた、俺はこの世界の中心である事を再認識する。
先生「お前らーそろそら席につけえー、朝の連絡するぞー」
俺「…(このクソ担任が、お前は教師としての自覚をもっているのか?仕事にやる気を持て、さもなくば俺の力でお前を焼却するぞ)」
先生「えー今日は昼休みがいつもよりみじk…」
突然俺は眠気に襲われた…
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俺「くそッ…!何故効かない…!!」
???「お前はまだまだ未熟だ、あまり自分の力を過信するな。」
俺「ど、どうすれば…!」
「合田くん!助けに来たよ!!」
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先生「今日の日程についての連絡は以上。それでは皆さん今日も気合を入れてがんばりましょー」
俺「はッ…!?い、今のは…」
先生「ん?どうしたー?合田」
クラス全員が俺に目を向けていた。
ざわざわ…
ざわざわ…
ざわざわ…
俺「あっ…いやっ…」
先生「何もないなら喋るなよー気おつけろよー」
俺「あっ…は…い(てめぇ!ふざけんなこのクソ先公がぁ!お前は俺に注目させて楽しいかぁ?あ"ぁ"?この日の事は一生忘れないからな…)」
リクト「合田!1時限目は体育だぜ!さっさとジャージに着替えようぜ!」
俺「あっ…そうなんだ…(くそッ…体育か、全く…忌々しい)」
こうして体育が始まろうとしていた…
平穏な日々を過ごす亮介
しかし、いつまでの理想が続く訳ではないのであった…