世界の久遠
【IMI DESERT EAGLE】
全 長:260mm
重 量:1760g
口 径:50AE
装弾数:7+1発
製造国:イスラエル
IMI社が一九八三年に製造した大型自動拳銃。
元々はアメリカのマグナムリサーチ社が設計・開発したのだが、イスラエルのIMI社が製造権を獲得し、製品化した。名目は市民向けだが実用性はあまりなく、大口径マグナム弾の射出時の反動、大きな発射音などを楽しむ事を目的として購入する人が多い。
50AE 弾は女子供が使うと肩が外れる程の衝撃だと言われ、熊を一撃で殺す。ついたあだ名は『羆殺し(ハンドキャノン)』。
[Dec-24.Sun/07:00]
「おるらぁ!起きろ起きろォ!起きる起きれば起きる時ィ!」
ドガスンッ!
「ウげふォあ!」
という意味不明の言葉が聞こえたと同時に、腹に凄まじい衝撃が走った。
「な、何?何だ!?ふぉお、腹が痛ェ!しかも動けねぇ!?一体何が起こって――」
「おっはよカナタ!朝だよ起きれぇ!」
「テメェかルーナ!がぁぁ、ウガァァァアアア!!」
「キャン!」
全身全霊を用い、僕の腹で頬杖ついているルーナを弾き飛ばす。
が、ルーナは吹き飛ばされたというよりは自ら後ろに飛び、クルリとバック宙する。衝撃を殺したのだろう。
「何?何をしたのお前!?攻撃?攻撃しただろ!何で何で?一体何の復讐だゴルァ!!返答によってはキサマノアタマヲカチワル!!」
「ぅえ?違う違う!攻撃じゃないよぉ。君の部屋にあったマンガに、『眠る兄にダイビングするのが正しい妹キャラの朝の起こし方』って書いてあったから、じゃあやってみようって……」
「ノン!確かにフィクションではありがちの起こし方だが、それは決してノン!フライングボディアタックは体重の軽い女性でも立派な殺人技!してはならない禁じ手!何故なら体重三〇キロの小学生が行っても無防備な人間の腹に全体重をかけるから!!……って、しかもさりげにナニを勝手に僕のマンガを読んでるか貴様!それは立派なプライバシーの侵害!!」
と、そこまで叫び、ふと気付いた。
「って……お前、ちょっと待て……怪我は!?」
「うん?だから言ったじゃない。『この程度じゃ私は死なない』って。治っちゃったよ」
「うぼぁ!何なんだテメェは!昨日の僕のシリアスっぷりはどこにやればいいんだよ!!それを、ケロッと答えやがってチクショウめが!」
「……その怒りの意味がまるで分かんないんだけど、私はどうすれば良かったの?」
「いや、治るに越した事はないんだろうケドさ!それだけじゃ終われない人の感情の不思議!」
ハァ、と僕はため息を吐く。朝っぱらから飛ばしすぎた。
テンションが急激に下がり、先程の腹部のダメージが今更ながら襲ってきた。
腹は……別段、減ってない。
確かに空いたと言えば空いているのだが、自分で作る気にはならない程度だ。
それ以上に、腹が痛くて仕方がない。
「うが、イテテ……って、今何時?」
「七時五分だね」
「……おやすみ」
僕は再び、毛布を口元まで被った。
「朝だよ朝だよ、朝ですよ〜」
肩をグラグラと揺らし、僕を起こそうとするルーナ。
だがしかし、もう一度横になってみると恐ろしい睡魔が襲って来て、僕はすでに夢見心地。
「起きなよ朝だよ起きようよ〜」
「やめれぇ、寝かせれぇ……眠ってないんだよぉ……」
「……何で?」
……ルーナの冷静なツッコミ。うん、とても的確だ。
何でと言われても……まさか健全な男子の考えをそのままそっくり言う訳にはいかない。というか、断じて表沙汰に出来ない。
「ねぇねぇ、何で?」
「……サァ、ナンデデショウ?」
「……何でカタコト?ってか何で疑問符?」
……このままじゃマズい。早く話題を変えねば。
僕は勢い良く飛び起き、リビングの冷たい床に降り立つ。
「さ、腹減ったな。飯でも食うかルーナ。ってかお前、飯食えんのか?血じゃなくて大丈夫?なんか前にそんな事言ってたけど」
「う、うん?大丈夫、食べれるし、私は血は吸わないから……」
当惑しながらも律儀に答えるルーナ。
「そっか、じゃあ安心だ。洋食と和食、どっちが好きだ?」
「えっと……そうね。あっさりした和食の方が好みかな……ってか、何で急に?何で眠れ
「ブワァハァ!よっしゃ任せろ!三ツ星級の和食を作ってやるゼ!(意味不明)」
ゲラゲラと(無意味に)笑い、僕は大股でキッチンに向かう。
かなり強引な手ではあるが、なんとか誤魔化せた様だ(果たしてあれを誤魔化したと言えるのなら)。
なにか釈然としないのか、ルーナは押し黙ったまま結局、僕を見送った。
眠る前、最後に見た時計の文字盤が五時を指していたという事実を思い出したのは、それから少し後の事。
慌ただしかったものの、二四日・クリスマスイヴがドタバタスタート。
[Dec-24.Sun/09:00]
ガタンゴトンと、快速列車が揺れる。
「ねぇねぇ、カナタ。これが『デンシャ』って奴?うわぁ、私、初めて乗る!これって電気で動いてるんでしょ!?石炭やガスじゃなくてよく動くねェ!」
「……お前はいつの時代の人間だ」
いつまでも血糊のついた服でいる訳にもいかないので、僕とルーナは街に服を買いに行く事になった。ちなみに現在、ルーナは僕のコートを羽織って、服の血糊を隠している。
元々は、ルーナが殺戮狩人に見つかる心配を考慮し、僕だけが買いに行くハズだったが……まぁ、女には色々ある。
そう例えば、男にとって、単独では絶対不可侵結界を張っているランジェリーショップだとか。あそこは、少女コミックが陳列する本棚の横を通るより数倍の勇気と度胸が必要視される。というか、その比じゃない。
閑話休題。
僕らはとりあえず、レディースのブティックショップを目指して電車に乗った……のだが、ルーナは電気で動く列車に感激し、先程から必要以上に目立っている。タクシーで移動すべきだったと、今更ながら激しく後悔する。
「(ちょっとは落ち着け。お前、五〇〇歳越えた吸血鬼なんだろ?)」
声を抑え、ルーナを諫める。
「(だって、こんなスゴいの見た事ないんだもん。これ速いよ、カナタ!景色がギュンギュン流れてく!流石は『デンシャ』だね!)」
「(訳が分からんわ)」
日本語はこんなに達者だというのに、どうしてこういう所で常識知らずなんだろうか。
その後も、ルーナを七難八苦しながらもなんとか取り押さえ、大きな駅に降り立った。
「かなり長かった……スッゲ、疲れたぞ……」
「あ〜面白かったぁ!」
僕とルーナ、それぞれの感想である。
「人がいっぱいいるね!」
「クリスマスだからな……キョロキョロすんなっての……お前はおのぼりさんか」
いや、まぁ……そうなんだろうケドね。
女子大生並の外見を持つ外人さんが、流暢な日本語を放ちながらキョロキョロする様は傍から見て異常だ。
クリスマスイヴ一色と化した街をテキトーにブラブラと歩く。
元から人の多い街だが、流石に今日は特別多い。イルミネーションがビカビカと眩しい。
と、歩き回って、そういえば、レディースの店なんてドコが良いのか知らない事に気付いた。
「……デパートの、安い奴でいいか」
その方が経済的にも安定だし。
そう思い立ち、僕は歓喜の声を挙げて人混みを見つめているルーナの首根っこを引っ張り、近場のデパートに入って行った。
[Dec-24.Sun/12:00]
きっかり三時間後。
僕はデパート内の飲食場で、ぐったりと身体をテーブルに預けていた。
「ハンバーガー、冷めちゃうよ?」
「……放っとけ」
……この際、百歩譲って洋服まではいいとしよう。
一着一五〇〇円のバーゲン品を上下それぞれ四着ずつ。まぁ、妥当だ。
問題はそこじゃない。ランジェリーだ。
「……何でワンセット、二〇〇〇もするかなぁ」
「アハハ……でもホラ、ランジェリーでワンセット二〇〇〇円ってかなり格安だし!」
「洋服より高いぞ……セットとは言え」
男なら、五〇〇円三枚のバーゲン品で充分なのに。
「……なんか僕、ここ最近、金遣いが荒くなってる気がしてならない」
特殊部隊の報酬を貯金していて、まだ余裕はあるんだが……このペースで財布の中身が消えていけば、確実に破産する。
「……しばらく断食でもすべきか」
「ハンバーガーの包み紙を剥がしながら言っても、説得力ないよ」
ハムッ、とハンバーガーを一かじりする。金欠なので、一番安い、何のトッピングもない悲しい味だ。
「何が悲しくて、イヴの日に無駄な出費を……ん?」
不意に、ある事を思い出した。
……イヴ?
僕は大急ぎでケータイで時刻を確認。十二時ちょい。
「……ヤッバ」
「何が?」
「今日、友達と遊ぶ約束してたんだよ。待ち合わせ時間過ぎてる……」
「電話してみれば?今ならまだ間に合うんじゃない?」
コーラをズルズルと啜りながら、ルーナが脳天気に言う。
「いや、問題は……お前なんだよ。昨日、殺戮狩人に街中で白昼堂々と襲われたんだろ?だったら、今日は大丈夫という保証はない。次は本気で殺されるかも知れない」
「……」
ルーナの表情が、何故か曇る。
「お前を一人で帰す訳にはいかないだろう。友達には、断りの電話を入れるよ」
ピッ、と僕がメモリーを開く。
――が、ルーナが電源ボタンを押し、再び待ち受け画面に戻る。
「おい、ルーナ?」
「私の為を思ってくれるのは、すごく嬉しい。でも、自分の予定を押してまで気を使うのはやめて。私はそんなの、絶対にイヤ」
「だけど……じゃあ、どうするんだよ!?僕はお前を一人で帰す様な真似はしたくない!そんな事、してたまるか!」
いきり立ち、周囲の視線に気付いて僕は我に返った。公衆の面前で、とんだ醜態を晒してしまった……。
苦笑いを浮かべ、席に着く。沈んだルーナの顔を見て、非道く猛省する。
「僕は、お前を一人で帰すなんて無責任を犯したくない」
「私だって私なんかの為にカナタの予定を潰したくない」
気まずい沈黙が続く。僕はコーヒーを、ルーナはコーラを無言で啜る。
数分だったか、数秒だったか。ルーナが何かを思い立ち、顔を上げる。
「……ねぇ、カナタ。それじゃあ、二人の意見の間……取らない?」
「……間?」
ほんの少しだけ頬を染め、ルーナが提唱する。
[Dec-24.Sun/12:30]
「悪い!遅れた!」
「おっそいぞ時津!まぁ、まだみんなが集まった訳じゃないからいいんだけどさ」
クラスの男子生徒が笑いながら、僕に告げた。
「柏田くん、デモ参加して、警察に捕まって来れなくなったんだって。時津くん、知ってた?」
「ん……まぁ、ね」
クラスの女生徒が言ってくる。
やっぱり、柏田は捕まったのか。
「あ、そう言えば眞鍋さんはドコにいる?ちょっと相談があるんだけど」
「あぁ、眞鍋さんなら、あっち」
男子生徒が広場の端を親指で指す。
その先に……いた。
昨日の様な、ツインテールにコンタクトではない。いつも学校で見ている通りのメガネにボブカットだ。
――が。
「……なんか、眞鍋さんからやけに不穏な空気を感じるんだけど?」
「あぁ……真北が急に来ないって言い出してね」
「ちょっぴり怒ってるのよ、鼓ちゃん」
僕の問いにクラスメイトが口々に答えるが、あれは……『ちょっと怒ってる』なんて言葉では済まされそうにないぞ。そのオーラだけで、悪魔が召喚出来そうだ。
(……吸血鬼がいるくらいだから、やっぱ悪魔もいるのかな?)
取り留めのない事を妄想しながら、僕は眞鍋に近付く。
「眞鍋さん。ちょっといいかな?」
「……別に構わないケド……何?」
暗く重く、ドスの利いた声。とてもあのお淑やかな眞鍋から発したとは思えない。
今が言うべきタイミングなのかと躊躇していると、眞鍋が視線で「早く言え」と促してきた。やはりというか何というか、スゴく機嫌が悪い。
「いや、今まで知り合いと遊んでて。さっき、カラオケの事を思い出したんだよ。んで、知り合い、この辺の地理に詳しくなくてさ。帰れないっつーから……一緒にカラオケ、連れてっていいかな?」
――というのが、ルーナの提案である。
一人で帰す訳には行かない、という僕の主張。
予定を狂わせたくない、というルーナの主張。
その意見の間をとった提案は『ルーナをカラオケに連れていく』事なのだ。
「どう……でしょう?」
「知り合いって、ミサトちゃん?スミレちゃ……もとい、スミレさん?」
「いや、どっちでもない。アイツらとは全くの無関係」
というか、聖骸槍の連中と遊ぶ事は滅多ない。特にミサトは絶対に。
ユーサクやスミレとはごく稀に、街中で偶然出くわした時に遊んだりするのだが。
「いいんじゃないかな?その知り合いさん、連れてっても」
「サンキュ。恩に着るよ」
んじゃ、ちょっと呼んでくる、と眞鍋に伝えて僕は広場を離れた。
人混みをかき分け、少し歩いたところにルーナは退屈そうに立っていた。
「どうだった?」
僕の気配に気付いたのか、ルーナが顔を上げて訊ねる。ニッ、と僕は微笑い、
「オッケーもらえた。行こうぜ」
「う〜ん……自分で提案しといて何なんだけど……ホントにいいのかなぁ」
「幹事がいいって言ってるんだ。問題はないだろ」
尤も、眞鍋は『幹事代理』で、真の幹事は真北らしいのだが気にしない。
「ホラ、ぼけっとしてないで。さっさと行こうぜ」
「あ、カナタ!?ちょ、ちょっと!?」
ルーナの手を取り、再び広場に向かう。
気分は上々だ。
[Dec-24.Sun/12:30]
「あれは……漆黒真祖と、神殺槍?」
白昼、駅前の広場に集まっている、高校生と思わしき集団。
その中に紛れている二人組は、見まごう事なく神殺槍と漆黒真祖だ。
アキラはジャケットの内ポケットからタバコとターボライターを取り出し、火をつける。
「おいおい、マジかよ。まだこの街を離れてなかったのか……」
短い髪をかきあげ、長い襟足をいじる。耳の無数のピアスが、チャラチャラと揺れる。
遠目から見る漆黒真祖は、心底から楽しそうに笑っている。
(……こりゃあ、やっぱり……神殺槍のお陰かな)
あんな漆黒真祖の笑顔は、とても久しぶりだ。邪魔をしたくはない。
でも……この街に滞在する限りは、狙わなければいけない。
(でないと……他の奴らに殺られる)
「別にそんな事、考えなくてもいいよ」
不意に背後から、声が聞こえた。アキラは即座に飛び退き、声の方向に目を剥く。
だが――そこには、怪しい人物はいない。
「振り向かないで。そのまま聞く様に」
再び、背後の声。いつの間に回り込んだというのか。
今度はアキラは振り返らない。腰元に、ナイフを突きつけられている。
「そうそう。君はナイフの特性をちゃんと理解できてるね。人混みでは、周囲の人の肩より下は死角だ。音もなく、すんなりと刺す事が出来る」
「……知ってるに決まってるだろ。俺は昨日、そうやって漆黒真祖を刺したんだからな」
首筋を伝う冷や汗を拭う事もままならず、アキラは答える。
「テメェは……一体、何の天使だ?」
「そうか。いつもは烈空天使にお使いばかり頼んでいたから、僕と会うのは初めてだったよね。初めまして、殺戮狩人。僕は四大天使が一人、大地天使」
「ウリエル……っ!?そうか、アンタが地を司る天使か……」
地、それはすなわち智。
神話で名高い四大天使の内、尤も思慮深いとされる天使は大地天使と言われている。
「アンタみたいなお偉いさんが……俺みたいな下っ端に何の用なんだ?」
「用……と言える程の用でもないよ。ただ、君に辞令を伝えに来たんだ。メールや電話でも良かったんだけど、アレはすぐに事情を傍受されて信用できないからね」
「辞令?何だ、そりゃ?」
アキラは、嫌な予感がした。
まさか、吸血鬼狩から外されるのか?
「《神ノ粛正ヲ下ス使徒》を辞めなよ。どの道、失敗続きの君にも制裁が下る。彼女を護ってやりなよ、大事な彼女をね」
「……ッ」
――あまりの事に、思考が数瞬、真っ白になる。
不意に我に返り、ギリッ、とアキラは下唇を噛みしめた。
口に開けたピアスが、肉に食い込んで痛いが、気にならない。
「処刑執行人は魔術天使。とは言っても、彼は現場に立ち会うだけで、実際に手を下す訳じゃない」
ニコリと、見えもしていない大地天使の表情が、笑った気がした。
「じゃあ……一体、誰が……」
「『誰』と言うのは適切な表現じゃないね。正確には『何』かな」
「どういう意味だ?」
「その時になれば分かるだろうケド、一応、ヒントでも伝えとくよ。作戦名は『獣と吸血蜘蛛』だよ」
フッと、急に大地天使の気配が消え、アキラは慌てて振り返る。
しかしそこは人混みで、めぼしい者はいない。
『獣と吸血蜘蛛』。
「どういう……意味だ?」
「言葉通りさ。健闘を祈る」
どこからか、大地天使の声が聞こえてきた。
《神ノ粛正ヲ下ス使徒》を敵に回してしまった自分の愚かさを呪い、ジャケットの下に着ていた黒いパーカーのフードを被る。
「何だか知らないが……上等だ。辞めさせられたんなら、もう俺がルーナを狙う必要もない訳だ」
恐怖のあまり、手が震える。
「……関係ない。私は、私に出来る事をするのみ」
アキラ……もとい、殺戮狩人は何かを決意し、拳を握り締めた。
血が止まり、肉が白くなる程、強く、強く。
そのまま、殺戮狩人は街の人混みに、消えた。
【COLT PYTHON】
全 長:291mm
重 量:1150g
口 径:357マグナム
装弾数:6発
製造国:アメリカ
誰もが知る程に名の馳せたコルトパイソンは、スポーツ射撃用の命中精度の高いリボルバーとして、1956年にアメリカのコルト社で生まれた。
使用している357マグナム弾は初速が速く、弾道が安定している。銃身の上面にベンチレイテッド・リップを装備し、また銃身内弾道を安定させる為に銃身下方に長いバーを付属したフルラグ銃身となっている。