後書き(長文)
皆様初めまして、月城 柚です。『世界の狭間』、ようやく完結しました。長い道のりでした。
今回のキーワードは『吸血鬼』と『現代銃器』。コンセプトは『異端狩り』です。
執筆に当たり、吸血鬼について調べてみました。よくマンガ等では『真祖』という種族が最強の座を治めていますが、果たして、『血を吸われず』に吸血鬼化するという事はどういう事なのか。また、そもそもの発生・発現はどこなのか。それらを主に調べ、執筆しました。
ちなみに今回、別枠に後書きを持ってきたのは、ただ単に文字数の関係です(笑)
では補足説明を。『真祖』の鬼籍法として、作中でルーナが語った通り、自殺・魔術の行使・狼が殺した羊を食う・人狼死というものがあります。黒猫が跨ぐ云々も一応あったので語らせてみましたが、これは流石に迷信だと思われます。吸血鬼自体が迷信、というツッコミはナシの方向でお願いします。
吸血鬼と狼はやたらと関連性があり、国によっては吸血鬼=人狼と解釈するところもある様です。イギリスの異端審問が狩るべき対象に狼がいたぐらいですから、よほど嫌いだったんでしょうね(笑)
科学的な解明としては、狼が保有する狂犬病に感染し、人が死ぬ。ですがこの中で稀に心臓停止・筋肉収縮などの症状が現れる仮死状態、強硬症が発生し、復活した人間があたかもゾンビの様に見えた事が吸血鬼の発端になったのかと思われます。そりゃ棺桶に入れられた人間が起きあがったら、誰でもビビります(笑)
次に、吸血鬼=不死という考え。僕もずっとそう思っていたのですが、全ての吸血鬼が不死という訳ではなさそうです。血を吸われた吸血鬼は云々、つまり従者――偉大なる映画監督・押井 守氏は大守と読んでいましたが――は不死ではなく、人並みに寿命がある様です。
まぁ、調べた事についてはだいぶ語り尽くしましたので、謝辞に移ります。
我が悪友・I田くん。毎度毎度、パソコン使わせてもらう度にイヤな顔させて悪かった。君に心底より呪詛を送る(マテ
我が悪友・M野くん、もとい、このサイトで活躍中の虎塞氏。人の小説のアドバイスをする暇があったら、自分のを進めなさい(笑) そんな優しき君に萌え(*´Д`)
ずっと僕の拙作を見守って下さった黒耀石様。温かいご声援があったからこそ、頑張ってこれました。心より感謝申し上げます。
最後に、僕の拙作を最後まで読んで下さった方々。このサイトに携わる皆様。盛大なる『ありがとう!』を。
ちなみに、この話はまだ続きます。この状況で終われば、詐欺です(笑)
結局、今回一番のトリビアは『女吸血鬼はドラキュリナと呼ぶ』でした。作中では混乱を招かない様、総合して『ヴァンパイア』と呼んでいたので、全く生かせなかったし(笑)