ミレーヤ、使い魔となった魔王の娘を癒す
とりあえず私が最初にやるべき事は1つしかない。
「まずは体を綺麗にしましょう、ラスカプローネ様お風呂を借りて良いですか?」
「勿論オッケーよ」
ラスカプローネ様の許可が出たので私は少女の手をとって家の中にある風呂場へ向かった。
脱衣場で服を脱がすと少女の体は傷だらけだった。
更に背中には何らかの紋章が付けられている。
(これってもしかして奴隷紋じゃないかしら? もしかして奴隷として連れて来られたのかしら?)
奴隷紋を解除する事が出来るのは普通は契約者のみだけど試しに私は奴隷紋に手を当ててみた。
するとあっという間に奴隷紋は綺麗に消えてしまった、魔女の力恐るべし。
憂いが消えたので私は少女の体を優しくタオルで洗った。
「傷が染みたり痛かったら手を挙げてね」
コクリと少女は頷いた、こちらの言葉はわかるみたいだ。
時間をかけて少女の体を洗った。
「痛みとかはない?」
少女は首を横に振った。
最初は緊張していた少女もお湯につかっているとだんだんと柔らかな表情になっていく。
お風呂から出て服を綺麗な物に着替えさせて少女をベッドに寝かせた。
布団の柔らかさが気に入ったのか少女はすぐに寝付いた。
「ラスカプローネ様、あの子は奴隷みたいです。 背中に奴隷紋がありました」
「多分そうだろう、と思ったわ。 奴隷紋は解除出来た?」
「はい、すぐに消えました」
「それで良いわ、紋を付けた奴は多分倍返しをくらっているでしょうから」
「倍返し?」
「呪いとか強制的に付けれるものにはそれなりのリスクがあるのよ、解除すれば術を付けた者に反動がやってくる。 特に私達魔女が介入したとなれば普通の人間だったら大変な事になってるわね、まぁ自業自得だからいいけど」
ラスカプローネ様は結構ドライな所もあるけど私も同意見だ。
因みにだけど何処かの奴隷商が全身から血を吹き出し壮絶な死を迎えたらしい。




