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なんで私が?

目が覚めたら、真っ白な世界だった。

…え?

ちょっと待てなんで?

いったん落ち着こう深呼吸スーハースーハー

よし。

確認しよう。

体はある。ちゃんと動く。

屈伸、ジャンプ、伸びもできる。

服も着てる。寝るときに来ていたお気に入りの水玉パジャマ。

問題はいま私がいる場所だけ。

ぐるっと見渡してみても何もない、ただの真っ白。

床と天井の区別もつかないくらい、真っ白。

いやどこここ?

私、昨日はなんか疲れてたから仕事が終わり次第すぐにベットに潜って寝たよね?

あと何かの夢を見た覚えも一応ある…

もしかして寝ている間にどこかに誘拐でもされた?

でも現実の世界にこんなところはない…よね…?

『現実にこんな場所あったら神様もびっくりだよ~』

⁉⁉⁉

『あ、ごっめーん。驚かせちゃった?』

なにこれ、直接頭に響く…

「誰…?」

『誰、かあ。うーん。しいて言うなら天使かな?』

天使?え、なんで?

『あ、ちなみにここはそういう私みたいな天使とかがいる空間だね~

 あなたにとっての現実とはちょっと違う空間になってるんだけど…

 まあ害がある場所じゃないからそんなに気にしなくていいよ~』

な、なるほど…

ちょっとあまりよく分からないけど、それ以外に納得できる理由がないからとりあえず理解はした。

「あの、なぜ私はここに…?もしかして、私は死んでしまったのですか…⁉」

『違う違う~死んでないよ~

 なんでここにいるのかはちょーっと複雑な理由があるけどそれは置いておいて。

 今のあなたは、体ごとこの空間に[転移]されているの。』

なんか一番大事なところ置いておかれた気がする。

「[転移]って、私はもう体が現実の世界にないってことですよね?意識だけじゃなく?」

『そうそう~。さすが理解が早いね~。

 その理解の早さでちょっとお願いをしたいんだけど~、あなたに[転生]してほしいんだ~』

what?

『まあほんとにこっちの事情で申し訳ない。

 少しというか結構急いでて、私がいろいろ説明したくてもできなくて~』

あれ…雲行きが怪しくなってきたぞ…

『詳しいことは「あの子」に説明を頼んだから、そっちに聞いてね

 それじゃ、いってらっしゃい~』

「え⁉ちょ、ちょっと、まだ聞きたい…こと…が…」

途端に物凄い眠気が襲ってきた

抗えない…もう何が何だかさっぱりだよ…


『おかえりなさい。

 そして、ごめんなさい…』

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