1話
数学要素等はまだまだ薄いですが、これから少しづつ取り入れていきたいと思います。
ようこそ AlephVerseへ、君の名前を教えて貰ってもいいかな?
分からない? そうか……なら私がつけてあげよう
そうだなぁ…君は恐らく強くなるだろうなぁ…
「アルファ…」
いい名前じゃないか…さぁ…私と一緒に行こう「アルファ」
(あれから数年後)
「どこだ…ここは…」俺は謎の空間にいた。
訳が分からなかった、さっきまで部屋にいたはずだった
「お目覚めかな?」俺は背後を向く
「君にはちょっとした試練を受けて欲しいんだよね」
「試練だと?」
「そう!この空間はなんの空間かわかるかな?」
俺は口ごもる、俺にはこの空間がなんなのか全く理解ができなかった…
「答えはね…ヒルベルト空間だよ」
ヒルベルト空間…それは無限の次元を内包している空間…その構造は未だ調査されており、立ち入り禁止空間に、指定されていたはずだった
「すぐに出よう!俺達が入ったなんてばれれば処刑される…!」
「何か、勘違いしていないかな?」
「どういうことだ?」
俺は説明を聞いた。「そういう事か…」
「調査は打ち切りになったからさぁ、君にはこのヒルベルト空間を……消して欲しい」
「は?!」俺は無茶な要求に思わず声を出す。
「お前…冗談だったとしても度が過ぎてるぞ!?」
「冗談じゃないよ…本気さ」
「君の目的は……アイツみたいになるんじゃなかったのかな?」
「っ!!」
Nα000…それはこの世界での最強と言われるほどの実力者…アルファその人みたいになる事を目指していた…
「ほらほら、自信だしなよ!僕は出来ると思う」
こう言ったらこの人は1歩も引かない
「仕方ない…やるしかないか!!」
「その調子…さぁ…力を見せてく」
俺は全力を出し破壊…をする
その瞬間…ヒルベルト空間は一瞬にして破壊され、そこは白の無空間になっていた
「よっしゃ…よっしゃぁ!!」
「おめでとう。これあの子に近づいたな」
背後からそう声がした
「頑張ってるみたいだね」
GOD Infinity……超越の神であり、力はNα000にも匹敵する
「ただ、あの子に辿り着くには次元という概念そのものも破壊したり創造を余裕でできるようにならなきゃいけいないよ」
「そう…ですね…」俺は気まずかった、なぜならNα000の恋人だからだ…それだけなら、全然平気だ
気まずくもない、ただ…あの出来事があってから俺はこの人を避けるようになった…
(数年前)
いつも通り、Nα000とGOD Infinityは一緒にいた。
2人は仲良く…喧嘩は全く無い、恋人同士だった…ふと前を見る…それはまだ、幼かったアルファだった………
いかがでしたでしょうか。
それなりに経てば哲学要素も含められればいいなと思っています。