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第4話

日曜日。新木さん、橘先生と面談。

「残念なことがおきましたね。」

新木さんは倉本さんのことをもう知っているようだ。

「本当に残念だと思います。ただここで考えらることは3つ。1つは偶然たまたま2人が同じようなタイミングで死んだということ。2つめは今田さんは殺害されたが倉本さんは偶然なくなった。3つ目は2人は誰かに殺害されたということです。」

「そうですね。仮に1番目の理由が正しいのならば私たちはもう必要ありません。しかし、2つ目と3つ目のどちらかが事実だとしたら問題を解決するべきです。」

橘先生はただうなづいているだけで何も言葉を発しなかった。

ただこの時、私はなんらかの違和感を抱いたことは間違いなかった。


夜月は面談を終え、自室へ戻った。

気が向いて学習室に向かった。学習室は席が決まっていて、集中しやすいように仕切りがしてあった。座って正面と右側に机があり、右側の机の下にはロッカーがあった。

夜月は意外と机の上が綺麗だった。


ああ。また、誰か死んでしまう。きっと。

自分かもしれない。同じ部屋の人かもしれない。

心配に駆られた。

そんなことを考えていたら気づいたら夢の中へ。


目が覚めたのは16時半。寮内放送のチャイムで目が覚めた。

一体こんな時間に何の放送だろう。

「中学2年生女子寮生に連絡です。中学2年生女子寮生に連絡です。

至急、1階事務所前に来てください。至急、1階事務所前に来てください。

繰り返します。中学2……」

1階事務所前?なぜこんな時間に?

佐々山詩音が心配そうな顔をして話しかけてきた。

「…行く?」

瀬尾奈々は部活中のはず。

私は詩音と一緒に1階事務所前に行った。


既に部活動がない人たち全員が来ていた。

橘先生の姿はなく、代わりに中学3年生女子寮生担当 山薙やまなぎ先生がいた。

「揃いましたね。今から男子寮にある第1講義室に行きます。」

講義室は、人数の多い男子寮しかない。

山薙先生が私たちを連れて男子寮と女子寮の境にある扉を開けた。もちろん暗証番号が必要であるが。

講義室に着くと中学2年男子寮生担当 藤村先生がいた。さらに中央警察署の新木さんまでいた。

「適当に席に座ってください。」

藤村先生がいつもの低い声で指示した。

全員が席に着くと藤村先生が話し出した。

「みなさん、わざわざ集まってもらってすみません。

単刀直入に話すので静かに聞いてください。

実は先程橘先生が倒れられ、心肺停止の状況に陥りました。」

え?橘先生?まさか。面談の時に感じた違和感は、虫の知らせだった。。

少し周りがざわつく。

「なのでこれからしばらく山薙先生に担当をお願いしようと思います。

最近、亡くなっている生徒が多いので、君達も体調には気をつけるように。

夜月さんは残ってください。それ以外の人は山薙先生と女子寮に戻ってもらって構いません。」

ついに先生が。このとき、私は確信した。きっとこれは殺人事件ではない。

一種のミステリーだと。誰にも正体がわからない力がこの中2女子寮生に働いている。


他の女子寮生が出て行ったあと、私は新木さんと話すことになった。

「橘先生がまさかね。」

新木さんは予想もしない展開に少々驚いているようだった。

「私ね、この問題から手を引かないといけなくなったの。」

新木さんは心残りがあるようだった。

「この問題を上司にいったら、解決不可って決めつけられて。だからもう、この事件には関われない。ごめんなさい。」

「心肺停止って。橘先生は…」

「きっと助けてあげられないわ」

これからは私だけで解決しなければならない。

ああ。どうすればいいの。

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