女の子も男の子も。
彼はリラックスしてるせいで、脚を少し開いてたので、そこのものが少し見えてしまって居た・・・。
首筋から流れる汗は、少し膨らみのある胸を伝って、緩やかなカーブを描きながら流れた。
さっき、シャワーに入る前には、赤っぽかった彼の胸の左右の中心点は、お湯で温められたからなのか、その円の直径を少し緩めて広がり、色合いもピンク色に近い感じになっていた・・・。
僕は浴室の扉を閉めるのも忘れ・・・その藤谷の軟らかな身体と、ちょっと肉付きの良い肢体に・・・見入ってしまって居た・・・。
それで。
こんなの、変じゃないか?と、自分の反応に戸惑った僕は。
(早く・・・女の子を知らないと・・・。)って、思った・・・。
藤谷の首筋から流れる汗は、少し膨らみのある胸を伝って、緩やかなカーブを描きながら流れた。
さっき、シャワーに入る前には、赤っぽかった彼の胸の左右の中心点は、お湯で温められたからなのか、その円の直径を少し緩めて広がり、色合いもピンク色に近い感じになっていた・・・。
幼い時に見てた母以外の女の人のオッパイは、同じく幼い時に家族でスーパー銭湯とか、温泉に行った時には見たことがある。
しかし、それはやっぱり幼かったので、そうしたオッパイに性的な魅力を感じる事は無かったし、感じそうになった時には、女湯には入れて貰えなくなった・・・。
そんな僕は、小学生の時から、同年代の女性のオッパイを一度も見たことが無い。
だから藤谷の胸と、その他の女性の胸とが、どんな風に違うのかが、漫画やイラスト、その他、閲覧を禁○されてるネットの画像とかでしか知らないのだ。
(オッパイを生で見たことが・・・無い。)と、僕は思った。
だから、もしかしたら、目の前の藤谷の胸が、思春期を過ぎてから初めて見たオッパイなのかも知れないって・・・思った。
僕は浴室の扉を閉めるのも忘れ・・・その藤谷の軟らかな身体と、ちょっと肉付きの良い肢体に・・・見入ってしまって居た・・・。
それで。
こんなの、変じゃないか?と、自分の反応に戸惑った僕は。
(早く・・・女の子を知らないと・・・。)って、思った・・・。
藤谷はそんな僕の様子を気に掛けて無いようで、椅子に座ったまま身体を傾けて、足もとに置いてある着替えも入ったカゴから、バスタオルを取って、頭に被せた。
そして両手でワシワシと頭髪を揉むようにして、拭いた。
そこで、ふと気を取り直した僕は、もう一度バスルームに入って簡単な後片付けをして、脱衣所に戻った。
すると藤谷は、上半身を倒して脚を拭いて居た。
しかし、そのままでは爪先までは拭けないと思ったらしい彼は、左足を自分の右膝の上に載せた。
(アレは・・・見えても良いのか。)と、僕は思った。
それは脚が大きく開かれた格好で、彼のムチっとした太股はタオルの長さの余裕を無くし、そこに張り付いた濡れたタオルをピンっと引っ張り、そこに出来た小さな庇の奥にあるアレが、わりかし、だいたい、見えてしまっていたからだ・・・。
(やっぱり僕のよりも小さいが・・・色もなんて言うか・・・薄赤い?)
少しドキドキしながらも、同性のモノでもあるし自分にも有るモノなので、変な余裕を持って、そんな事を思ってる僕は、さっきからの介護で、これもまた変な免疫ができてしまってるのかも知れない、と思った。
しかも、それは、僕だけでは無く、僕に介護されてる藤谷も一緒じゃないかと思った・・・。
僕は小声で「慣れって・・・怖いな・・・。」と、言った。
「腰のタオルを外すから、ちょっとあっち向いててよ・・・。」
それは、藤谷の言葉。
僕は(え?今さら?)と思ったが「え?・・・ああ。分かった。」と、素直に後ろを向いた。
すると彼が腰のタオルを外してるらしい水気を含んだニチャっとした音がして、それから少しゴソゴソという、何をしてるのか分からない音がした。
「ちょっと、これ。絞ってほしぃんだけど。」
藤谷がそう言うので、僕は後ろ手にして、その何かを受け取ろうとしたら「もう、いいよ。」と彼が言った。
(かくれんぼじゃないんだから・・・。)と、またも思いながら僕が藤谷の方に振り返ると、彼は腰から太股が隠れるようにバスタオルを掛けて居た。
そして、今まで腰に巻いてた濡れたタオルを僕に手渡した。
「ああ・・・。」と、僕は理解し、すぐそこにある洗面台に、タオルを固く絞りに行った。
藤谷から受け取った白いタオルを両手でギュッと絞ると、シャワーの時に含んでたお湯と、藤谷の汗とが混ざった透明な混合液を染み出させ、洗面台と僕の手を濡らした・・・。
僕は何故だか、その混合液が、ちょっと愛しい感じに思えた。
(ちょっとだけ・・・な。)
流すしか無いそんな液体を、どうにもする事ができる訳でも無いので、僕はそんな事を思って、流した・・・。
「そんなに頑張って絞らなくても良いよ。どうせ、君が帰った後に洗濯するんだから。」
藤谷のその言葉に僕が振り返ると、彼はバスタオルを腰に掛けて座って居た。
僕は「ああ。そうなのか。」と言って、絞ったタオルを洗濯カゴに入れながら「ん?パンツは履いたのか?」と、聞いた。
「まだ履いてない・・・。」
「手が届かないなら取ってやろうか?」
「手が届かないのは、お尻の方・・・。」
「?・・・何の話し?」
「濡れたお尻でパンツを履くと・・・気持ち悪い・・・から。」
「なら、良く拭いたら?」
「上手く拭けないから言ってる・・・。」
「・・・。」
「・・・・・・。」
「分かった・・・拭くよ。」
藤谷は、今日、何度目かの無言の頷きをした・・・。
そこで僕は(でも、その前に。)と思った。
「先に、右足に被せてる、ビニール袋を取ろう。もう濡れないし、滑ると危ない。」と藤谷に言った。
藤谷は「・・・そっか・・・お願い。」と、言った。
そして・・・「あ・・・あんまり、その・・・。」と言ったので、僕は「匂いなら、全然気にしないし・・・密封されてる湿布のメントールの匂いで、分からないだろう。」と、彼が心配してる足の臭いの事を察し、最後の方は少し笑って言った。
藤谷は「そんなに・・・ハッキリ言わなくても・・・。」と、ゴニョゴニョとして小声で訴えたが、だからってやることは変わらないと思った直後。
「そ・・・そうだ!」と藤谷。
(?)・・・と、僕。
「さっきの、君が固く絞ったタオル!」
興奮気味な藤谷の言葉に、僕は「それなら、そこの洗濯カゴの・・・」と言ったところで「そ・・それで!僕の・・・あ・・・足を・・・ふいて・・・欲しい・・・。」と、後の方ほど小声になって言った。
僕は「ああ・・・その手があったか(足だけど)。」と言って、さっきの白いタオルを洗濯カゴの中から取り出した。
そして、それを広げてから畳んで、藤谷の足を拭き易い形に整えた。
それから、僕の作業を但、座って待ってた藤谷の右脚の足元に濡れタオルを置き、僕は彼の右足の前に片膝を突いて、彼の右足に被せたビニール袋を取り外し始めた・・・。
それは何だか、シンデレラにガラスの靴を履かせようとしてる様な、それとも靴屋の店員が、客に試着させてる様な感じだと思った・・・が。
どっちにしても、相手が裸だったら・・・それは・・・。
「裸の王さま・・・かも。」と、僕は小声で言った・・・のだけれど。
藤谷は「誰が裸の王さま、だって?」と、クスクスと笑いながら言った。
僕も「聞こえたのか・・・?」と言って、彼に釣られて、ちょっと笑ってしまい、顔を上げないまま肩を震わせてしまった。
きっと僕が余りに笑ってるからなのだろう。
さっきまで一緒に笑ってた藤谷は、そんな僕を折り畳み式の椅子から見下ろしながら、ちょっと拗ねて「僕・・・そんなに太って無いと思うけど・・・。」と、小声で言った。
僕は心の中では(そうだな。藤谷は太ってるって訳じゃ無いよ。)と言ったのだけれど、それを声にはしなかった。
それは何だか、そんな拗ねた藤谷が(可愛い。)って思ったから・・・もうちょっと意地悪したくなったのだと思う・・・。
だから、この時。
僕は同姓に対しても『可愛い』って有るんだなって思ったりした・・・。
そして(きっと今の自分の顔を鏡に映して見たら、自分でも気持ち悪いとか思ったのでは・・・。)と思った・・・。
だから僕は、藤谷に表情を見られないようにと、彼の右足のビニール袋を見てた・・・!?
そしたら、だった!
そのビニール袋が曇ってる事に気が付いてしまい、更にニヤケてしまう事態に陥ってしまったからしょうが無かった!!
だってビニール袋には!
『藤谷の足の汗と臭いが充満し、それが液体化してるって事。』だって事だからだ!!
「じゃ・・・じゃあ。テープを剥がすよ。」と、僕は興奮してるのを知られないように気を付け、落ち着き払った雰囲気を醸し出しながら、彼の右足首に巻かれた(僕が巻いたけど。)テープを剥がそうと手を掛けた。
「何かまた、楽しそうだね・・・君。」
藤谷のその言葉に、僕はギクッっとして、手を止めた。
「そ・・・んな事は一つもない。」と、僕は、再び手を動かした。
藤谷の返事は「ふぅ~ん・・・。」と、明らかに僕の言葉を信じてない。
僕は、額にちょっとした冷や汗が流れるのを感じながら、テープを剥がし始めた。
「痛くないか?」
「痛かったら、止めてくれるの?」
「痛かったら、我慢して。」
「ちょっと痛い。」
「じゃあ、我慢して。」
「けっこう、痛い。」
「じゃあ、けっこう、我慢して。」
「・・・。」
そんな不毛な会話をしてる内に、テープは剥がし終えた。
僕は「ちょっとだけ、脚上げて。」と藤谷に言った。
すると彼は右脚を少し持ち上げたので、僕はその右足のビニール袋をゆっくりと引っ張って、取り外した。
両手で持った透明なビニール袋には、大小様々な水滴が付いて、それがビニール袋を曇らせていた。
更に袋の底には、水滴が集まって出来た|足汗の水溜まりが、あった・・・。
「そんなの・・・あんまり見ないでよ・・・。」
藤谷のその声に、僕は「え!?ああ・・・そうだね。」と言って、ビニール袋の口を、まだ粘着力が残ってる剥がしたテープを使って止め、床に置いた・・・。
それから僕は右手に濡れタオル、左手に藤谷の足をそれぞれに持って、彼の足を拭く事にした。
さっきまでビニール袋に閉じ込められてた右足には、水滴になった汗が付いてて、少しふやけた感じに見えた。
それは、彼の足を掴んでる左手にも感じられ、巻かれてる包帯もジトッとした感触がした。
そして、蒸れた足の裏は、ちょっとヌルッとた・・・。
その少し滑る手触りは、僕の感性を必要以上に刺激しそうな感じがしたので・・・僕は、その事を余り考えないようにした。
僕の鼻には、密封されて充満したメントールの清涼感のある匂いに混じって、藤谷の足の汗の匂いがした・・・。
それは、やっぱり、臭くなく、僕には上手く例える事が出来なかったが。
もしかしたら、それは、異性に感じる匂いなのかなと思った。
こんな僕でも、そんな気持ちに成る匂いを学校などで嗅いだ経験はあったからだ。
それで僕は殆ど無意識に、彼の足を拭くのに必要な、自分の手と顔の位置を、不自然に狭めてしまった。
「ちょっと・・・やめてよ・・・。」
何か切なる思いっていう感じの藤谷の声に、僕はハッとした。
「あ!・・・ああ。変な嫌がらせしちゃったな。ごめん。」と僕は言って、彼の足を顔から離して、足の拭き取りを続けた。
しかし、包帯も巻かれてるので、拭けるところはそんなに無かった。
足の甲を拭いた僕は、足裏の拭ける部分を包み込むようにして拭き、それから、爪先の方に合わせて、人差し指にタオルを被せた。
そして、その人差し指を藤谷の足指の間に差し込んで、きゅっきゅっ、といった感じで拭き始めた。
すると彼はまた、無言になったので、僕は冗談混じりに「痒い所はありませんか?」と、聞いた。
藤谷は「そんな所が痒かったら水虫じゃないの?」と、言った。
「そうか?水虫じゃなくたって、足が痒い時ぐらいあるだろ?」と答えた僕は、彼の足指の親指と人差し指の股に、指に被せたタオルを差し込んで拭いた。
すると藤谷は「それ・・・は・・・うっ・・・そう・・ぅ・だけ・・・ど・・・んっ・・・」っと、急に歯切れが悪くなったので「ちょっと痛いか?」と、聞いた。
藤谷は「いっ・・・痛くっ・・・ない・・・よ・・・」と、言うので、僕は「そうか、じゃあ、残りの指もキレイにしてあげよう。」と言って、続けた。
足の人差し指、薬指・・・と、それぞれの指とその間を、僕は丁寧に拭いた。
その間、藤谷は痛いのか、それとも擽ったいのかを我慢してる感じの息づかいをして耐えて居た。
僕は内心(そんなに、我慢してまで、足をキレイにしたいかな・・・。)と思った。
そして最後に、足の薬指と小指とか、その間を拭き取ってる時の藤谷は脚を時々動かすし、足指も急に握ったりするから、僕は拭き難くてしょうが無かった。
そんなに我慢してまで、僕にさせる事なのかなこれはって、僕は不思議に思った・・・。
彼の右足をキレイに拭いた僕は、脱衣所にこもった湿気と、彼の足拭きで、ちょっと汗ばんでしまった。
「終わったぞ。」そう言って、片膝立ちの姿勢から立ち上がった僕は、次は彼の『お尻拭き』をする事にしたのだが、藤谷が返事をしなかったので、彼の顔を見た。
藤谷はシャワーを終えた直後よりも赤い顔をして居た。
ちょっと驚いた僕は「え?なんだ?のぼせてたのか?」と、聞いた。
「え・・・い・・いや・・・そんなこと・・ない・・・よ。」と藤谷は、ちょっとぐったりした感じだった。
「ちょっと、待とうか?」僕がそう言うと「だいじょうぶ・・・時間がもったいないし・・・。」と藤谷は答えた。
「そうか。じゃあ、椅子に座って、さっきのシャワーの時のようにして、尻を拭こうか?」
「ううん・・・。それなら自分でも出来る。」
「ええっと・・・それって・・・。」
「・・・」
「そっか・・・。分かった。」
僕はそう言って、取り敢えず、彼の腰にバスタオルを巻いて縛る事にした。
しかし、かれは椅子に座って居るので、仕方無く、結び目を背中の方にして、尻の方を開けてバスタオルを止めた。
彼の後ろに回り込みバスタオルを結ぶ迄、藤谷には、お辞儀をする感じの姿勢をとってもらった。
彼の背中の下には大きめの尻があり、そこに彼の窪んだ背骨が向かって落ちて小さな谷間を作ってるのが見えた・・・。
これで彼が立ち上がれば(重力によって垂れ下がるバスタオルが、自然と藤谷の尻を隠す)だろうと思った。
そして、彼が立ち上がった後にバスタオルを右に90度回して、スリットを左の太股にすれば、彼がまた座った後に、ボクサーブリーフを履くのにも楽だろうと思った。
「じゃあ、支えるから立とうか。」と僕は藤谷に言って、彼の右の二の腕と掴んで、グッと持ち上げた。
藤谷は僕と呼吸を会わせって立ち上がり、右手を壁に付けて体を支えた。
僕は先にバスタオルを90度回そうと、左手で彼を支えながら、彼の背中の結び目を手探りで見付けようとした。
すると、バスタオルのスリットとは違う、柔らかなスリットを指先が感じた。
「ひ・・・っ」それは、藤谷の声だった。
「ご・・・ごめん!」
一度右手を引っ込めた僕は、慌てて藤谷のバスタオルの結び目を見ようとした。
のに、見たのは、彼のふくよかな尻だった。
『藤谷の尻は大きかった。』
上から見ても、まあるくて大きなお餅が二つ並んでるようだった。
僕の予想と想像よりも藤谷の尻は大きく、垂れ下がる筈のバスタオルを、その尻の質量でもって、左右に分けて引っ掻けてしまってたのだった・・・。
(さっき、割れ目の上の方に指が・・・。)
僕はそう思いながらも、右手でバスタオルの結び目を掴んで、それをキュっと90度、右に回した。
これで藤谷も左の太股に、バスタオルのスリットが来た。
「長く、立ってるのもつらいから・・・。」
藤谷は、そう言って、僕に早く尻を拭いてと言った。
「分かった。」
僕はそう言って、左手で藤谷を支えつつも、さっきよりも彼の背中の方に体をずらし、かれの尻の水分を拭き取ろうと、バスタオル越しに彼の尻に手を掛けた。
浴室で藤谷の尻を洗ってた時もそうだったけど、彼の尻は、とても柔らかな弾力があった。
だから僕は、ちょっと・・・またも、少し変な気持ちと感覚に捕らわれそうになったのだった・・・。
つづく
つづく!