藤 谷の汗流して・・・オヤツの時間。
僕は、同性である藤谷のシャワーで濡れた尻を、隅々までバスタオルで拭く事を頼まれ、実行中だった。
彼は怪我人だからしょうがない、と思って始めたシャワーの介助は、文字通り『山場』を迎えていた・・・!?
藤谷の尻を、彼が腰に巻いたバスタオル越しに拭いてる、僕の右手。
僕の右手は未知の感触に驚いていた・・・。
さっき、彼の尻を洗う時にも触ってたのだがら未知と言うのは変かも知れないけど、その時の僕は初めての感触に驚いて、遠慮がちに洗ってたのだ。
しかし、今はその時とは触れる状態が全く違ってて、楽に・・・そして、自由に藤谷の尻を触れる。
バスタオル越しであっても、手の自由度と、掴む様に触れる藤谷の尻の形の変化を間近に見るれる。
それは未知の感触であり、未知の光景であったので、僕はやっぱり未知の感覚に陥ったのだった・・・。
柔らかい・・・。
何だか・・・どこまでも柔らかい・・・。
僕の目的と言うか、藤谷に頼まれた事は、彼の尻を拭くことなのに・・・それは、手の平と指を開いた方が良いのに・・・。
ぎゅっと掴んで・・・。
(揉みたくなる・・・っ!)
困った!
と言うか、焦ってる!!
『僕の中の僕が、何かに目覚めて反応しそう』になってるから困る!!
「あ・・・の・・・。」
遠慮がちに藤谷が声を出した。
「え!?」
「そこばっかり拭かれても・・・。」藤谷の言葉に、さっきから僕は、手前に見えてる彼の左の尻ばかりを拭いてた事に気が付いた。
「ああ・・・ごめん!」
(何をしてるんだ!?僕は!?)って思った。
それで僕は、さらに右腕を伸ばして、藤谷の右の尻を拭き始めた。
手に藤谷の尻の感触がいくらあっても、彼の尻はバスタオルに覆われてるので、自然と?僕は、顔の近くにある彼の背中を見た。
色白な藤谷の背中には、背骨が柔らかな窪みを作っていた。
そこには、さっき彼が自分で拭き取った筈なのに、また汗が滲んでいた・・・。
(藤谷がパンツを履いたら、僕が背中を拭いてあげたほうが良いのか・・・?)
僕は、そんな事を思いながら、今は先に拭かなくてはいけない所があるのを思い出した。
一度手を止めた僕は「えっと・・・真ん中も拭くよ・・・。」と、藤谷に聞いた。
それは藤谷が、敢えて僕に尻を拭くのを頼んだのは『尻がキチンと拭けて無いと、パンツを履いた時にジメッとして気持ち悪い』と、言う理由だったから『そこは大事』なのかと僕は思ったからの確認だった。
「・・・・・・。」
しかし、藤谷からは何も返事が無い・・・。
僕の今の体制では、藤谷の顔は見えて無かったので、無言で頷いたのかも分からない・・・。
しかし、ここまでして今更の変更とかは無いから無言なのだろうと、僕は思った。
それでも、急に「変な所に触らないで!」とか言われたら困るので、僕は彼の意思を確かめるつもりで、彼の尻の割れ目に合わせて、遠慮がちに指を這わせた。
勿論、バスタオルの上からだけど・・・。
それでも藤谷は無反応だったので、僕は彼の尻の谷間の水気の拭き取りを、腰の方から下に向かって始めた。
彼の尻は男子とは思えない程に柔らかいので、谷間にバスタオルを挟む様にして拭くのは楽だった。
それでも、だんだんと下の方になってくると、肉圧と言うか尻圧?が高くなってきたので、バスタオルを挟み込むには、ちょっと力が必要になった。
それで、僕はバスタオル越しの右手を藤谷の太股の間へとグッと潜り込ませてから、下から上へと拭き上げた。
僕の右手は、藤谷の太股と尻の圧迫を感じながら、上手く拭けてるかを確かめながら、グリグリと中指と人差し指を押し込んだ。
すると、藤谷はそんな苦労?をしてる僕を助けてようとしてくれたらしく、少し脚を開いてくれた。
ただそれは、僕にしてみると『もっと谷間の奥までしっかりと拭いて』って意味にも思えた。
だから僕は、藤谷の開かれた尻の谷間の奥までバスタオルを届かせようと思って、ちょっと強引に割って入れて。
すると藤谷が「うっ・・・んっ。」と、声を漏らしたので、僕はこれで十分だろうと思って、彼の尻の谷間から指と一緒にバスタオルも引っ張り出した。
「はぁっ・・・。」って藤谷は息を吐いた。
僕は「ごめん。疲れたろう。もう座っていいよ。」と言って、藤谷を椅子に座らせた。
藤谷は、シャワーで温められた熱が身体にこもってるのか、さっきよりも汗ばんで居た・・・。
「なんか。せっかシャワーに入った意味が無いような・・・。」と、僕が言うと「そんな事、無いよ・・・。」と、藤谷は少し上気した顔で疲れぎみに答えた。
(確かに同じ汗でも、今のと学校でのとでは違うか。)と、僕も思った。
「パンツ履いたら、僕が背中の汗を拭いてやろうか?」と、僕は裾を捲ってた制服のズボンを直しながら言った。
「うん。お願い。」と、藤谷はパンツを履こうと、バスタオルのスリットから左脚を出して持ち上げながら答えた。
僕は、そんな彼の素脚を眺めて居た。
藤谷は両脚をパンツに通し、太股辺りまで引き上げた所で動きを止めた。
それから、尻を左右に浮かせながら、パンツを腰まで上げ、腰に巻かれたバスタオルの結び目を解いた。
そこで「背中、拭いて欲しい。」と、藤谷が言うので、僕は「それじゃあ、ちょっと立つか。」と言って、さっきの要領で彼を立たせた。
すると、バスタオルは、ハラリと腰から外れて、椅子の上に載った。
僕は直ぐに、そのバスタオルを取ってから、もう一度、椅子に藤谷を座らせ、手に持ったバスタオルを軽く畳むと、それを使って彼の背中を拭き始めた。
僕は(これは、尻を拭いた後だけど・・・まあ、キレイだから良いのか・・・。)と思いながら、藤谷の背中の汗を拭き取った。
そして、ついでなので、彼の上半身を全部拭いてあげる事にした。
彼は、ちょっと過保護過ぎると思ったのか「それぐらいは、自分で出来るよ・・・。」と、言ったが、僕は、彼が自分で拭き終わるのを待ってるのも面倒なので「なら、それは明日からで。」と言った。
それで結局。
藤谷は何だか嬉しそうにして、僕が拭くのに任せ座って居た・・・。
その時の、藤谷の身体が、僕には、どんな感じに見えてて、どんな感触で、どんな匂いだったのかは、割愛する。
僕らは一度、1階のリビングに戻った。
そして僕らは、シャワーに入る前に座って居たソファーに、その時と同じ場所にそれぞれ座って、エアコンの恩恵に預かった・・・。
そうして、一度汗が引くまで、クタっ・・・て感じで待った。
部屋には壁掛けの時計がカチカチと時間を刻む音がしていた・・・。
そうして10分ほどした時。グ~・・・っと、僕の腹が鳴った。
それは胃が動いた音であって、腹が空いたとかの感覚は何も無かった。
のにだ・・・。
藤谷は「僕の部屋に行こうか?一緒に勉強しようよ。オヤツもあるよ・・・。」って、言った。
僕は(最初の二つは良いけど・・・さいごの「オヤツもあるよ。」は・・・。)と思って、それが心に引っ掛かり、直ぐに「うん。」とは言えなかった。
藤谷は「どうしたの?オヤツもあるよ。」と、また言った。
僕は「腹は鳴ったけど、腹減ってる訳じゃない・・・。」と、答えた。
藤谷は「そう・・・。」と、一度区切って「じゃあ。僕がオヤツ食べたいから、一緒に2階に来てよ。」と言った。
僕は藤谷が一度区切ってから言ったのが、何か引っ掛かった・・・。
「オヤツならさっき貰って食べたし。僕はもう帰っても良いかな・・・。」と、ちょっと嫌みを込めて言った。
すると藤谷は「え・・・そうなの?ポテチとか、コーラとか、ちょっとお高いチョコレートとか・・・お茶に、クッキーもあるよ?」と言ったので。
「僕は『特濃醤油せんべい』が好きだ。」と、僕は言った。
直後、藤谷は「それ・・・僕も好き!ってか大好き!!」と、目を輝かせ「勿論、あるよ!!」っと、浮かれ気味に言った。
(なんか、また!釣られた!!)って僕は思ったが、思えば自分で撒いた餌に自分で釣られたって感じだった・・・。
断る理由を失った僕は、藤谷が階段を登るのを手伝って、彼の部屋の窓を全開にしこもった暑い空気を外に出した。それから藤谷に「クローゼットから座布団を1枚出して」って頼まれ、出した座布団を部屋のローテーブルの近くに置いた。その後は1階に、二人のカバンを取りに戻ったり、冷蔵庫の他、藤谷が僕に伝えた場所にオヤツやら、コップやらを取る為に、生まれて始めて上った藤谷家の階段を、立て続け3往復もする羽目になったのだった・・・。
しかも最後は「リビングのエアコンを切ってね。」って言われた・・・。
「エアコンのスイッチを入れて。」
藤谷はそう言って、自分の部屋のベッドに腰掛けて、さっきから寛いで居る。
そんな彼に僕は「まだ、人をこき使うのかよ・・・。」と、言った。
藤谷は「ごめんごめん。僕は怪我人だから、何も出来ないんだ・・・。」そう言ってベッドの上から下ろしてる両足を、パタパタと振って、僕をこき使うのを楽しんでる様子だった。
僕は部屋の壁にあるエアコンのスイッチを入れた。
「温度設定は?」と、藤谷を見た僕。
「27・・・。」と、窓の外を見てる藤谷。
窓を開けても、まだ暑い部屋で涼しげに寛いでる藤谷を見た僕は「お前は本当に、裸の王様だな。」と、さっきまで裸同然だった藤谷の姿と、今の我が儘放題し放題の彼の甘えた姿を重ねて、嫌みを言った。
藤谷は「ひどいなぁ・・・。『王』ならともかく『王様』っていうのが、嫌みな感じ。」と、言った。
「『王様』は、偉い人なんだから褒め言葉だろ?」と、僕は言いながら、部屋のフローリングの床に置かれた座布団の上に、あぐらをかいて座った。
僕の言葉に、藤谷は直ぐに返事をしないので、僕は彼の部屋をざっと見た。
僕の左前には藤谷が座ってる壁に寄せて置かれたベッド。
右には窓がある。
学習塾。備え付けのクローゼット。エアコン。壁掛け時計。猫のカレンダー。
そして、僕の座るフローリングの床に、座布団が2つ・・・内の1つは、僕の座る左前・・・それはベッドに腰かける藤谷の足下。もう1つは、僕がさっきクローゼットから出して、今、自分で座って居た・・・。
僕の目の前には4人がお茶をするには丁度良い程度の大きさの長方形のローテーブルがあり、そのテーブルの上には、僕が1階から持って来させられた、お菓子類とコップと、未開封の冷えた1・5リットルのペットボトルのコーラが置いてある。
暑い部屋の中で待たされてるコーラのペットボトルは、階段を3往復した僕よりも汗を掻いていた・・・。
「『王』なら格好いいけど・・・『王様』って・・・。」
今さらのように、そう言った藤谷の言葉は、不満げだった。
僕はコーラを勝手に頂こうと、ペットボトルに向かって出しながら「殆ど同じ意味だと思うけど。」と、言って、手に持ったペットボトルのキャップを開いて、プシュッ!と、音を鳴らした。
藤谷は「『王』は精悍な感じがするけど・・・『王様』って、何て言うか・・・。」と、その先を言わない感じになった。
僕は自分のコップにコーラを注ぎながら、左前で尚も脚をブラブラさせて居る藤谷の方を見た。
そして「藤谷君の様に『温和《おんわ》』で『ふくよか』なイメージか?」と、言って、コップのコーラをゴクゴクと飲んだ。
「『ふくよか』って・・・やっぱり、そんな風に思ってたんだね・・・。」
その藤谷の言葉を、冷えたコーラの風味と炭酸の刺激の中で聞いた僕は「はぁ~・・・」っと一呼吸してから「『ふくよか』は褒め言葉で、『温和』が嫌みだったんだけど?」と、彼の顔を見て言ったが、多分、僕は涙目だったと思う。
そんな僕に「なにそれ?逆じゃないの?」と、藤谷もこちらを見て言った。
対して僕は「藤谷が僕をこき使ってるから『温和』が嫌みになる。」と、もう一杯コーラを飲もうかと、ペットボトルを持ちながら言った。
対して藤谷は「『ふくよか』も、嫌みじゃない・・・。」と、少し落胆したように言った・・・。
彼のその質問に、僕はどう上手く答えたら良いかと、少しの混乱をした。
そして「いや・・・。僕は・・・別に・・・今ぐらい『ふくよか』な藤谷は、嫌いでは無いけど・・・。」と、ある程度のフォローをしたつもりだった。
「けどって・・・何か歯切れ悪るい!」と、藤谷。
「普通、男が男に好きとか、歯切れ良く言わないだろう。」と、僕はコップにコーラを注ぎながら言った。
「なにそれ?」と、驚く藤谷。
「何が?」と、左手に持ってたペットボトルをテーブルに置きながら、コップのコーラに口を付けた。
そして、それをゴクっと飲んだ時。
「君って僕の事が好きなの?」
それは、少しの驚きが混ざった藤谷の言葉。
僕は危うく、コーラで咽せそうになった!
「何を・・・誰もそんな事は・・・。」・・・て、(言ってた!?)
「何か怖いな・・・そんな男子と同じ部屋なんて・・・。」
藤谷は怪訝な顔で、そう言うと、ささささっ!と、ベッドに座って居る位置を、僕から遠ざけた・・・。
何だよ!と、ちょっとふて腐れた僕は「あ~、今更なに言っても、もう、手遅れか?」と、藤谷に向かって言ったけど、それは、まるで・・・独り言のようになった。
変な沈黙が続いた。
だから僕は気を紛らわそうと、藤谷家の1階から苦労して運んで来たオヤツでも食べようかと思った。
しかし、最初に食べて良いと言われてたけど、オヤツの提供者の前で、その提供者よりも先に手を付けるのは、どうなのか?と、コーラを勝手に飲んだ後に思った。
「オヤツ・・・食べて良いのか?」と僕が言うと。
「オカズじゃなくて!?」と、藤谷が答えた。
「バ・・バカかお前は!」と、僕は驚き言った。
「意味が分かるんだ・・・。」と、藤谷はニヤリと悪戯な笑いを顔に浮かべた。
さっきから何なんだと思った僕は「ポテチ、開けるからな!」と、言って、ポテチの袋を取った。
「最初にポテチかぁ・・・。」と、藤谷が又も意味深な言い方をした。
僕は構わず、ポテチの袋を開けた。
そして、彼が近寄って来ないのを良いことにして、ポテチの袋を抱え独占したのだった。
僕がバリバリとポテチを一人占めして食べてると、藤谷は少しずつ、こちらに寄ってきた。
それは目にも見えてたけど、何よりもベッドを尻で『にじる』音が、キシキシと聞こえてたのは、面白かった。
そんな藤谷を見ながら(身体、隠さず。尻音、隠さずだな・・・。)と、僕はそう思って(何んだそれ?)って思った。
そして、多分、普段。彼がローテーブルを使う時は、自分の定位置としてるんだろうな・・・って思える、ベッドの前の座布団の所まで、近寄って止まった。
(ローテーブルの前の座布団。その後ろには、背もたれにも使えるベッド・・・。)
僕は、次の藤谷の動きを予想出来た。
つづく
つづく!




