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今ならもれなく女神がついてきます~一族から追放され元婚約者と駆け落ちした俺。 食うためにダンジョンに挑み最強の力を得たまではよかったが、 なぜかおまけで女神を押し付けられる~  作者: 暇潰し請負人
第22章 強固な結界からプラトゥーンクローンを引きずり出すために……。ホルスト、世界の果てへ赴く!
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第585話~フソウ皇国皇王への謁見 その4 フソウ皇国国王との謁見 そして……~

 宮殿へと入って行った俺たちは、謁見の時間まで待機部屋で待たされた。

 ここの待機部屋でのもてなしは良く、お菓子とお茶を出してもらえた。


「これは栗入りモナカですね。とてもおいしそうです!」


 俺は見たことがないお菓子だったのだが、ヴィクトリアは知っているらしく、


「栗入りモナカ、食べるのはアリスタおばあ様に供物として捧げられていたのをつまみ食いして以来ですね」


と、喜んで食べていた。

 このお菓子、神に捧げるくらいには高級品らしいというのがヴィクトリアの態度で分かった。


 ちなみに。


「お前、おばあさんのお菓子をつまみ食いなんかしたりして、大丈夫だったのか」


 と、聞いてみたところ。


「このお菓子、おばあ様も好きなんですよね。だから勝手につまみ食いしたら怒られてオヤツ抜きにされてしまいました」


 とのことだった。


 それを聞いた時、こいつ絶対怒られるとわかっていてやったなと確信した。

 つまりはこのお菓子、それくらいおいしい訳だ。


 実際、俺も食べてみたところ。


「うん。何と言うか、栗の風味とアンコの甘みがうまくマッチして、おいしいな」


 とてもおいしかった。他の嫁たちも。


「「「おいしいですね」」」


 と、満足げな様子だったので、俺は手厚くもてなしてくれた皇王陛下に感謝したのだった。


★★★


 さて、時間が来たので謁見の間へと行くことになった。

 係の役員に案内されて謁見の間に向かうと、すでに皇王陛下は玉座に座っており、俺達のことを待ってくれていた。


「ホルストよ。よく来てくれたな。息災であったか?」

「はい。おかげさまで、元気やっております」

「そうか。それで、何よりだ。それで、お前たちがここへ来たのは、例の件のことであろう?今、あれはどうなっておるのだ?」

「実は……」


 挨拶もそこそこに、皇王陛下が状況を聞いてきたので俺は現在の状況をつぶさに話すことになった。


 アルキメデスの鍵が邪悪なる存在の魂を封印するための物だったこと。

 すでに鍵は使用されてしまい、封印は解かれていること。

 その魂はクローンという仮の肉体に宿って活動していること。


 ただ、地脈の封印をしたので、本体の方の復活は阻止できていること。

 そして、一度はクローンを撃退し、邪悪なr存在が弱体化していること。

 後、弱ったクローンを倒し、鍵を奪い返してもう一度魂を封印すれば何とかなりそうなこと。


 そんな感じで今までの経緯を話した。


 俺の話を聞いた皇王陛下は、最初。


「そうか。すでに鍵を使われてしまったか」


 と、落胆したが、その後の俺たちの活躍を聞いて、多少は気が楽になったのか、明るい顔になり、こう話しかけてきたのだった。


「そうか。鍵を奪われた以上、悪用される覚悟はしていたのだが、やはり使用されていたか。まあ、鍵が相手の手に渡ったとなれば、それは時間の問題であったのだろうから仕方がなかろう。それよりも、お前たち、その後のアフターケアをしっかりしてくれたようだな。本当にご苦労であった」

「いえ、それが私どもの役目ですから」

「それで、復活した邪悪な存在をあと一歩のところまで追いつめているというのは間違いないのか?」

「はい。間違いないと思います。クリント様も、クローンを倒して鍵を奪い返して魂を封印すれば終わりだと、仰っていましたので」

「なに?クリント様が?そなたはクリント様にお会いしたというのか?」

「はい。クローンと戦った後、私たちの前にご降臨くださり、そう道を示してくれました」


 本当は一緒に旅をしていたのだが、それを言うと収拾がつかなくなりそうなので、多少の脚色で誤魔化しておく。

 それでも、皇王陛下は俺たちのことを信じてくれたようで。


「そうか。クリント様が言うのなら間違いないのだろう。では、引き続き、世界のために頑張ってほしい」

「ははっ。必ずや邪悪なr存在を封印してみせます」

「頼もしいな。それで、ホルストよ。そなたがこの先活動して行く上で、我らに協力できることはあるかな?」


 と、ここで皇王陛下が協力を申し出てくれたので、俺は今までにあった国王たちと同じことを頼むことにした。


「実は、その邪悪なる存在。とある場所に隠れているみたいなのです。そして、そこの周囲は特殊な空間になっているのです。それで、その空間を維持する装置の一部がこの国にあるみたいなのです。その捜索のため、この国を徴させてもらっても構いませんか?」

「ふむ。調査か。そういうことなら、そなたらの自由にするがよい。それだけで良いのか?」

「それと、万が一の場合に備えて、国の警戒レベルを上げて欲しいのです。私どもの頼みは以上ですね」

「国の警戒レベルを上げるか……うむ。確かにそうした方が良さそうだな。わかった。そなたらの進言に従うとしよう」

「はっ!よしなにお願いします!」


 こうして俺たちの頼みを皇王陛下に聞いてもらえたところで、謁見のメインは終了だ。

 その後、十分ほど雑談した後。


「それでは失礼いたします」

「うむ。ご苦労であった。下がるがよい」


 と、最後に挨拶を交わして、俺たちは宮殿を出るのだった。


★★★


 さて、宮殿を出て狐の宿屋へと帰った俺たちは一息ついた。

 途中宮殿で聞いてきた有名なフソウ菓子店に行き、栗入りモナカやどら焼きなどのフソウ菓子をお土産に買って帰る。


「パパたち、お帰りなさい」

「皆様、お帰りなさいませ」

「ただいま。二人とも大人しくしてたか?お土産を買ってきたから、これでも食べなさい」

「「は~い」」


 宿屋に帰ると、ホルスターと銀が出迎えてくれたので、お菓子を渡して食べさせる。


「うん。おいしいね」

「うん、おいしいね」


 子供たちがそうやってお菓子を食べている間に、俺は嫁たちを集合させて、こう宣言する。


「さて、それじゃあ、これからのことを話そうか」


 ということで、作戦会議の開始である。

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