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今ならもれなく女神がついてきます~一族から追放され元婚約者と駆け落ちした俺。 食うためにダンジョンに挑み最強の力を得たまではよかったが、 なぜかおまけで女神を押し付けられる~  作者: 暇潰し請負人
第22章 強固な結界からプラトゥーンクローンを引きずり出すために……。ホルスト、世界の果てへ赴く!
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第584話~フソウ皇国皇王への謁見 その3 狐のお宿に宿泊し、謁見を申し込む~

 白狐との宴会を楽しんだ翌日。

 俺達はナニワの町を出た。


「お母様。それでは行ってきます」

「銀、気を付けて行ってくるのですよ」


 そんな白狐と銀の別れの挨拶を見届けてから出発する。


 白狐の屋敷を出て、神社を離れ、ナニワの町近くの街道へ移動し、人目が無い事を確認すると。


「『空間操作』」


 魔法でフソウ皇国の王都キョウの町へと移動した。


★★★


「ここの宿屋だな」


 キョウの町へと着いた俺たちは一軒の宿屋を訪ねた。

 ここは白狐の眷属の狐が人間に化けて経営しているという宿屋で、白狐の紹介で来たのだった。


 行ったことはないが、キョウの町にもエリカの実家のヒッグス商会の商館があるのでそちらを利用しても良かったのだが、折角白狐が紹介してくれたので、こちらを利用することにする。


「こんにちは」

「ようこそおいでくださいました」


 宿屋に行くと、番頭さんらしい人のよさそうな人が、実はこの人も狐が化けているらしい、出てきたので、白狐から預かった手紙を渡す。

 その手紙を見た番頭さんは驚いた顔になると、「少々お待ちください」と奥へ引っ込んで行った。


 ちなみに、真実を話すと、番頭さん手紙に驚いたのではなく、手紙についていた白狐の匂いに驚いたみたいで、それで大慌てで奥へ行ったみたいだった。

 この匂いに敏感な点、さすがは狐である。


 それからしばらくすると、奥から一人の女性が出てきた。

 その女性はここの宿屋の主人みたいで。


「皆様、ようこそおいでくださいました。私はこの宿屋の主をやっている者です。白狐様の手紙は拝見させてもらいました。どうぞここの宿屋でゆっくりお過ごしください」


 そうやって暖かい言葉をかけていただいたので、ここの宿屋ならのんびりできそうだと思えたのだった。


 こうして宿屋を確保した俺たちは、当面の目的であるこう王陛下との謁見に向けた手続きに入るのだった。


★★★


 狐が経営する宿屋で一泊した翌日。

 俺はキョウの町の冒険者ギルドを訪ねた。


 ここのギルドマスターのタカノリさんは以前仕事を請けたことがある。しかも、それは王宮関係の仕事だった。

 だからタカノリさんには王宮との伝手もあると踏んで、謁見の手続きの手伝いを頼もうと思って来たのだった。


「すみません。以前お世話に会ったことがあるホルストと申す者ですが、ギルドマスターのタカノリさんはいらっしゃいますか?」

「ああ。あなたは確かホルスト様ですね。お久しぶりです」

「お久しぶりです」

「ギルドマスターに用事があるのですね。すぐに連絡してきますので、少々お待ちください」


 受付でタカノリさんに面会を申し込むと、受付の女性も俺のことを覚えていてくれたみたいで、すぐにタカノリさんに話を通してくれた。


 それから五分後。


「ホルスト殿。久しぶりだね。元気そうで何よりだよ」

「ええ、お久しぶりです。タカノリさんの方こそ元気そうで良かったです」


 ギルドマスターの執務室へと案内してもらえた俺は、無事にタカノリさんと面会することができたのだった。


★★★


 タカノリさんと面会した俺は、早速用件を伝えることにする。


「タカノリさん。今日ここへ来た理由なのですが、実はタカノリさんに頼みたいことがあるのです」

「お願いですか?ホルスト殿には以前皇太子殿下の件でもお世話になりましたし、そのホルスト殿の頼みとあらば、できる限りのことをしましょう」

「ありがとうございます」

「それで、頼みとは何でしょうか?」

「実は、この国の皇王陛下と謁見したいのですが、その仲介をしていただけないですか?」

「皇王陛下との謁見の仲介ですか?いいですよ」


 俺の頼みをあっさりと聞き入れてくれたことに正直驚いたものだが、これには事情があったようで。


「実はね。ホルスト殿たちがこの国の危機を救ってくれてから大分時間が経っているだろう?」

「そういえば、そうですね」

「だから皇王陛下も現在の状況を知りたがっているみたいで、ホルスト殿たちと会いたがっているらしいよ」

「そうだったんですね」

「ああ、だから今日ホルスト殿が来てくれて、渡りに船だと思ったね。もしホルスト殿が謁見の件を言わなかったらこっちから言おうと思っていたくらいですし」


 ということで、どうやらこう王陛下も俺たちに会いたがっているようで、タカノリさんにとっても俺と会えたことは都合が良かったらしいので、一発オーケーの返事をもらえたわけだ。


 自分でも本当にラッキーだと思う。


 こうしてタカノリさんに仲介を頼むことに成功した後は。


「これ、エルフの国のお菓子です。みんなで食べてください」

「これはありがとうございます」


 そんな感じで持参したお土産を渡したり。


「ほほう。ホルスト殿はそのような強大な魔物と戦ったりしたのですか。それはすごい!」

「いや、それほどでも」


 今まで戦ってきた魔物との戦いの様子やダンジョンの話をして喜んでもらったりした。


 そして、最後に。


「ホルスト殿。それでは謁見の日取りが決まったら連絡します」

「よろしくお願いします」


 謁見の日が決まったら連絡してくれるように頼むと、冒険者ギルドを離れるのだった。


★★★


 それから三日後。


「ここの宮殿へ来るのも久しぶりだな」


 俺達はフソウ皇国の宮殿の前にいた。

 昨日連絡があり、今日謁見することになったのでここへ来たのであった。


「さあ、行くか!」

「はい」


 俺は嫁たちへ指示を出すと、宮殿の中へと入って行った。

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