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今ならもれなく女神がついてきます~一族から追放され元婚約者と駆け落ちした俺。 食うためにダンジョンに挑み最強の力を得たまではよかったが、 なぜかおまけで女神を押し付けられる~  作者: 暇潰し請負人
第22章 強固な結界からプラトゥーンクローンを引きずり出すために……。ホルスト、世界の果てへ赴く!
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第579話~エルフ国王への挨拶 その3 手に入れた水晶で素敵なお守りを作成せよ!  そして、エルフの国王と謁見する~

 ようやく水晶獣を捕らえたことに成功した。

 ということで、楽しい水晶採取の時間だ。


 聞くところによると、水晶獣の角は根元を残してきれいに切り取ってやればそのうちまた伸びるということだったので、そのようにする。


「エリカ」

「はい、旦那様。『風刃』」


 俺の指示でエリカが『風刃』の魔法を発動する。

 すぐさま真空の刃が出現し、スパッと水晶獣の角を切断してしまった。


 これにてミッションコンプリートだ。後は。


「『上級治癒』」


 ヴィクトリアが水晶獣に治癒魔法をかけてやる。

 すると、すぐに水晶獣の奴は気絶状態から復活し、キョロキョロと周囲を2、3回見回した後、ドッと走り出して、森の奥へと逃げ出していた。


 どうやら水晶獣に異常はないようだな。


 そう確信した俺たちは、水晶獣が森の奥へと逃げて行くのを見届けると、さっさとファウンテンオブエルフの町へと帰還するのだった。


★★★


 町へと帰った俺たちはそのままの足でアクセサリー類を制作する工房へと向かった。

 ここの工房は商館で紹介された工房で、とても腕の良い職人さんが揃っているということだった。


「こんにちは。ヒッグス家の商館の紹介で来たのですが」

「ヒッグス家の紹介の方ですか?お話は伺っております。奥で工房長がお待ちです。お通りください」


 商館を通じて話をつけていたので、受付で申し込むとすぐに奥へと通してくれ、工房長と面談させてくれた。


 それで、工房長に取ってきた水晶を渡すと。


「ほほう。これはかなり大きい水晶ですね」

「そうなのですか?」

「ええ、これくらい大きな物ですと、入ってくるのは数年に一個という感じでしょうか。ホルスト様は名高い冒険者とうかがっておりますが、初めての水晶獣の角狩りでこれだけの角を採って来るのはさすがですな」


 と、褒めてもらえたのだった。


 そして、工房長さんに「水晶のお守りを作った後の残りの水晶を売って欲しい」と頼まれて、「一番良い部分でお守りを作ってくれるのなら」という条件で、機嫌良く売ってあげて、工房長さんと仲良くなることができたのだった。

 こういう腕の立つ職員さんと仲良くなっておくと、後々自分たちの利益になることが多いので、この点で後でエリカに褒めてもらえて、俺としては非常に喜ばしいのであった。


 さて、水晶を渡した後は、お守りの制作の打ち合わせに入った。

 俺はこういう装飾品とかの注文をするのは苦手なので、全面的に嫁たちに任せることにした。

 俺に任された嫁たちは。


「アクセサリーに使う鎖は金がいいですね」

「台座はミスリルでお願いします」

「お守りのデザインは……」


 といった感じで、自分たちの要望を遠慮なくぶつけて行く。

 それを聞いた工房長さんも。


「なるほど。それでしたら、こういうのはどうでしょうか」


 と、嫁たちの要望に沿ったお守りを作成する方向で進めてくれるようだった。

 そうやって一時間ほどで打ち合わせが終わると。


「ご要望の商品は三日ほどで出来上がります」

「よろしくお願いします」


 最後にそうやって確認し合うと、俺たちは商館へと帰ったのであった。


★★★


 水晶獣の捕獲作戦から帰って来て三日後。


「さあ、王宮へ行くぞ」


 俺達はエルフの王宮へと出かけた。

 昨日連絡があり、今日謁見することとなったからだ。


 何だか水晶のお守りの引き渡しの日と被ってしまったが、自分から謁見を申し込んだ身でどうこう言う訳には行かないので、謁見を先に済ますことにする。

 幸いなことにマロンの昇進お祝いの準備は済ませてあるので、謁見が終わった後、帰って来てから盛大に祝ってやろうと思う。


 まあ、何はともあれ、時間が来たことだし、エルフの国王と謁見するとしようか。


★★★


「ホルストよ、久しぶりであるな。命の恩人であるお前たちが元気そうで私は嬉しいぞ」

「はっ、ありがとうございます」


 エルフの国王との謁見が始まると、国王はそうやってとても嬉しそうな顔で俺たちに声を掛けてくれた。


 それを見て、俺も嬉しかった。

 この分だと、国王も俺の頼みを喜んで聞いてくれそうだ。

 そんな気がしたからだ。


 実際、俺から今世界で起こっていること。

 地脈の封印は完成したが、邪悪な存在の魂が復活し、まだ世界を危機に音しれようとしていることを伝えると。


「うむ。にわかには信じがたい話ではあるが、そなたたちは私の命を救い、国をも救ってくれた者たちである。それにルーナ様やソルセルリ様が認めてもいる。お前たちの言うことを全面的に信じるとしよう」


 と、俺の話をあっさりと信じてくれたのであった。


「それで、何か私にできることはあるかな。できるだけのことはするつもりだから、遠慮なく申すがいい」

「はい。それでしたら、私どもがこの国で自由に活動する許可をいただけないでしょうか。先程も申しました邪悪なる存在が潜む施設。そこへ入るためのカギの一つがこの国にあるようなのです。それを探すためにもぜひお願いします」

「ふ~む。そういうことなら好きにするがよい」

「ありがとうございます。それと、もう一つ。万が一の場合に備えて国の警備を強化していただくことはできないでしょうか?邪悪なる存在。追い詰めている状況とはいえ、その分何をしでかすかわかったものではないのでそれに備えておく必要があると思います。ですから、そちらもお願いします」

「よかろう。そなたたちの言う通りにするとしよう。他に望みはあるか?」

「いえ。私どものお願いは以上です」

「そうか。相分かった」


 これでエルフ国王との謁見の主要議題は終わりだった。

 後は数分雑談した後。


「ホルストよ。本日は大儀であった。下がって休むがよい」

「ははっ」


 そう最後に言葉を交わした後、俺たちは退室し、謁見は無事終わったのだった。

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