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第503話~大海溝の遺跡 地下一階灼熱地獄風ダンジョン 普段と違う髪型の嫁たち最高!~

 『大海溝の遺跡』の地下一階部分は物凄く暑かった。


 いや、熱かったと言った方が正しいだろうか。

 とにかく熱くて一歩歩くだけで汗がしたたり落ちてくるのだった。


 どうなっているのだろうと思ってヴィクトリアのおじいさんに聞いてみると。


「ここは灼熱地獄を模して造っておる。ここの熱の元は灼熱地獄から引っ張って来ておるのだ」


 ということらしい。


 なるほど灼熱地獄ね。

 それならこの熱さの理由もわかるというものだ。


 まあ、いいや。

 どうせどんな場所だろうと進むしかないなのだから。


 ということで、先へ進もうと思う。


★★★


 エリカです。


 しかし、灼熱地獄を模したとかいうこの『大海溝の遺跡』の地下一階、本当に熱いですね。

 私も先ほどから汗が止まりません。


 一応前にどこかの砂漠でやったように、旦那様が魔法で作った巨大な氷を空中に浮かべ、ヴィクトリアさんが『風の精霊』を使ってそこに風を吹かせて、即席の冷房にするという作業をやっていますので多少マシなのですが、それでも熱いです。


 そこで、女性陣は皆髪を縛ることにしました。

 ヴィクトリアさん、リネットさん、ネイアさん、それにセイレーン様まで急いで髪をまとめて後ろの高い位置で結ってポニーテイルにしています。


 もちろん私も皆を真似てポニーテイルにします。

 ポニーテイルなら首回りがすっきりするので、冷風が首にあたってとても気持ち良いのです。


 銀ちゃんは一人で髪をうまくくくれないので、自分の髪をやった後、ヴィクトリアさんが寄って行ってツインテールの髪形にしてあげています。


「ヴィクトリア様、ありがとうございます」


 ツインテールにしてもらった銀ちゃんもとても涼しく感じたのでしょう。

 非常にうれしそうにしていました。


 それと、ツインテールの銀ちゃんかわいいですね。

 何と言うか、ちっちゃい天使という感じです。


 それを見て、うちの息子のホルスターも気に入ったのか。


「銀姉ちゃん、とってもかわいいよ」


 そう言いながら、銀ちゃんの髪をなでなでして褒めちぎっています。


「ありがとう、ホルスターちゃん」


 褒められた銀ちゃんの方も満更ではないようで、顔を満面の笑みにして、ホルスターにされるがままにしています。

 本当に仲が良くてよいと思います。


 旦那様がおっしゃるように、この分なら私や旦那様に初孫の顔を見せてくれるのはこの二人になるのでしょうかね?

 まあ、私としてはその前にホルスターの弟や妹の顔を見たいですけどね。


 さて、無駄話はこれくらいにして先へ進みましょうか。


★★★


 そんな風にとても熱い地獄風ダンジョンを進む私たちなのですが、ここにも敵は出てきます。


「水の精霊からの報告です!魔物が出現しました!」


 水の精霊を放って周囲を警戒していたヴィクトリアさんから報告が入ります。

 ヴィクトリアさんの言う通りに私も周囲を見ると、複数の魔物が接近してきていました。


「炎の邪精霊とフレイムドッグが複数体に、炎の巨人が一体ですか」


 敵の魔物部隊は炎の邪精霊という炎の精霊が闇堕ちした魔物が十数体。

 フレイムドッグという炎を吐く犬の魔物が二十数体。

 それに部隊のボスであろうと思われる炎の巨人が一体でした。


 いずれも炎を操る強力な魔物たちですが、私たちも数々の魔物たちを討伐してきた猛者。

 すぐに私たちの頼りになる旦那様が指示を出して戦闘開始です。


「よし!リネットとネイアは二人で炎の巨人を頼む!他のメンバーは魔法で他の雑魚共を蹴散らせ!」

「「「「「「はい!」」」」」」


 旦那様の指示を受けて、全員が一斉に動き出します。


「ネイアちゃん、行くよ!」

「了解です!」


 まずリネットさんとネイアさんが炎の巨人の頭を抑えに動きます。


「ウガアアア」


 リネットさんとネイアさんという強力な前衛職に先手を取られて、炎の巨人は二人にかかりきりになり、敵集団の統率が乱れます。

 その間に私たちは雑魚を始末にかかります。


「『八門遁甲の術』!」


 まず銀ちゃんが妖術を使って幻覚を作り出して敵集団を惑わせます。


「??!!」


 これに敵集団は見事に引っかかって、たちまち迷走をはじめ、右往左往し始めます。

 そこに攻撃開始です。


「『極大化 天氷』」


 最初に旦那様がフレイムドッグの集団目がけて魔法を放ちます。


「キャイイイン」


 混乱している最中に魔法を受けたフレイムドッグ軍団は、悲鳴を上げながらバタバタと次々に倒れて行きます。

 さあ、私たちも旦那様に負けていられません!攻撃開始です!


「ヴィクトリアさん、ホルスター、攻撃しますよ」

「はい!エリカさん!」

「うん!任せて、ママ!」


 私の指示を受けて三人で炎の邪精霊たちを攻撃して行きます。


「『極大化 氷弾』」

「『極大化 氷弾』」

「水の精霊よ!炎の邪精霊を攻撃するのです!」


 三人の攻撃が炎の邪精霊共を一斉に襲います。


「グビグビ」


 私たちの攻撃を受けた炎の邪精霊たちは、そんな奇妙な悲鳴を残して次々と蒸発して行きます。

 旦那様と私たちが雑魚を蹴散らしている間に、リネットさんたちも炎の巨人を片付けてしまいます。


「『武神昇天流 気弾』」


 そうやってネイアさんが炎の巨人をけん制している間に。


「『フルバースト 飛翔一刀割』」


 リネットさんが必殺技で炎の巨人を頭から真っ二つにしてしまいました。


 こんな感じで、私たちは十分も経たないうちに魔物の軍団をせん滅したのでした。


★★★


 さて、魔物を倒しながら灼熱地獄風ダンジョンを順調に進んでいた俺達だったのだが。


「旦那様。あそこ何か怪しいですね」


 大分ダンジョンの奥まで進んだところでエリカが何やら怪しい建物を見つけた。


「これは……鬼のマークかな?」


 その建物の入口には扉があり、そこには鬼のマークが書かれていた。

 それを見て、ヴィクトリアのおじいさんがこう言った。


「ほほう、どうやらこの階層のボス部屋に到着したようだな」


 どうやらようやくこの灼熱地獄風ダンジョンの終着点まで来たようだった。

 ということ個で、俺は仲間たちに注意を喚起する。


「ボス部屋だ!気合いを入れろ!」


 そして、俺はボス部屋の扉を開けると中へと入って行くのであった。

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