高等蘇生、魔法技術士
この世界には、人々を治療する専門的な魔法技術士がたくさんいた。
精神的にダメージを負った人々や、戦闘的なダメージを負った人たちを治す事を主にしていた。
治療をしてくれる魔法士たちを、人々は崇拝し尊敬していたが、魔法士たちは何時も満足な顔をしていなかった。
なぜならば、魔法士たちは、死を克服する事が出来ていなかったからだ。
死んだ者を完全復活させるという目的を達成する事が出来なかった最中、時は数100年経ってしまった。
数100年後.....。
ついに人々の死を克服する日がやってきのだ。
魔法士たちは、これで世界が平和になると凄くよろこんだ。
そして、一般市民たちにも使えるような簡易魔法へと、すぐさま技術開発を行った。
技術開発が進み、一般市民も使えるようになると、死という存在が薄れていった。
時が進むにつれ、人々は娯楽感覚で生き物を殺すようになった。
どうせ、また生き返るし.....。
それはまるで、感覚による虐殺蘇生行為を繰り返す、生への価値観を希釈するかのように。
それを見ていた魔法士たちは、ひどく落ち込んだ。
人々に喜ばれるように作ったものが、ただの虐殺に使うようになることに。
そして、魔法士たちは、二度と死者が復活しないような魔法を開発するのでした。