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7. 美の女神とバラ2

フレイヤの回想の続きです。

 まあ、仕事的には有利なのよねー。


 紺色の王族付き女官の服を着て、乱れていないか鏡でチェックする。王女さま付き女官になるのは今日からだったから、初日からみっともないとこは見せたくない。ていうか、めんどーだけど、こうなったらとことんこの立場を利用して王の情報をゲットしてやるか。


 私に当てられた女官室は一般女官だったときよりも広くなってた。しかも、王女さまの部屋にも廊下を1つ渡るだけで行ける。待遇の違いにびっくりしたけど、それもそうかなぁなんて能天気に思ってた。だって王族付き女官はまあまあ良い家の出身じゃないとなれない人気職だったから。


 コンコン。


「どうぞ。」


 王女さまの部屋をノックすると、きれいな声が返ってきた。


「失礼します。」


 部屋に入ると、化粧台の前で数人の女官に髪を結われたり、肌の手入れをされたりしている王女さまが目に入った。私は時間通りに来たはずだったんだけど。遅れてないのを時計でチェックしてからもう一度王女さまの方を見ると、にっこり微笑まれた。かわいかったけど、それよりも何よりも、その後ろで眉間にしわを寄せながらこっちを睨んでる年配の女の人が気になる。


「よく来てくれたわね。」王女さまから話しかけられる。


 私は膝を折って、最上の礼の形をとる。「王女さま、本日からお仕えさせていただけるとは最上の喜び、……」


「そういうのいらないから。」


 いや、しないと後ろの女の人に絶対怒られてたよ、私。


 びっくりして目だけあげると、王女さまが女官たちの手を払いのけて私の方にやってきた。そして、跪く私の腕をとりながら、怖い女の人に話しかけた。


「じゃあ、ばあや、フレイヤが来たから私はもう行くわね。」

「エグランティーヌさま」

「ランでいいわ」

「いえ、ばあやはエグランティーヌさまとお呼び致します。」

「私がいいっていってるのよ?ばあやは頭がかたいわ。」


 これが6歳の言葉遣い?まじか…… 横にいる王女さまを思わず見つめてしまう。そういえば横顔も6歳って感じがしないくらい、大人びて…… そう思っていたら、こちらを向いた王女さまがにこっと笑って、私を立ち上がらせようとする。仕方なく立ってみるとやっぱり小さかったから、6歳か、ともう一度実感する。なにをやってるんだ、私は。


「エグランティーヌさま、ばあやは……」

「もうわかったー。じゃあね、ばあや。」


 そう言って私の手を引きながら扉に向かう王女さまに向かって、女の人はしきりに小言を言ってくる。


「お待ちください。どこへ行かれるのですか?私もいっしょに……」

「いつもの薬草園よ。フレイヤがいるんだからいいでしょう?案内してくるだけよ。」

 振り返って王女さまが女の人にそう答えた。

「お昼過ぎからはお茶会があります。」

「わかったわ。それまでには帰ってくるから。」

「お昼は……」

「もうちゃんと食べるから!」

 それを決め台詞に王女さまは走り出した。私も合わせて早歩きになる。王女さまが私の腕をつかんだままだったしね。女の人はまだ色々言ってたけど、部屋の外に出ちゃえば、もう何にも聞こえなかった。


 廊下を2つ曲がって、階段を降りて、もう3つ廊下を渡ってから、大きなガラス張りの廊下に差し掛かる。へー、この城ってこんなふうになってたんだ。こっちの方までは忍び込んだことなかったから、新鮮。ていうか、王女さまと一緒じゃなかったら迷子になってたわ。

 結構走ってるはずなのに、私はもちろん、王女さまも全然息が上がってない。この王女さま、かわいい顔して相当鍛えられてる。


「薬草園はどちらですか?」

 聞かないほうがいいかなと思ってされるがままにここまで来たけど、さすがに気になる。だって、こっちは一般に茶会とかが開かれる王族の庭と反対方向だし、見覚えのない廊下ばっかだし。


「薬草園には行かないの。」

 にこっと振り向いて、王女さまがいう。あーあ、この顔、絶対私面倒ごとに巻き込まれたわ。


「どういうことですか?」

 一応聞いとくけど、何?王族は変人が多いのは知ってたけど、城抜け出すとか言わないよね?せっかく城があるんだからそれで満足しなさいよねー。


「ちょっと待ってて。もうすぐ着くから。」


 はぁ。とため息をつきそうになるのを必死で堪えて、顔だけで注意する。王女さまは肩をすくめただけだった。


「あ、あと、敬語禁止ね。」

「でも、王女さま。」

「ランでいいわ。」

「そんなことしたら、私、さっきの女の人に叱られてしまいます。」


 そういうと、ふっと笑って、大丈夫よ、と王女さまは言った。


「と言いますと?」

「ばあやのことでしょう?ばあやはあなたに口出しできないわよ、だってフレイヤは私の守人だから。」

「えっ?」

「あ、ついた、ついた!」


 わけのわからないことを言い残しながら、王女さま(もといラン?)は私の腕を離して駆けていく。その先は……


 あーあ、めんどーなことになった。


 目の前は馬屋だった。


 しかも多分、王族専用の。


 結構立派な白い建物だったから、建物の外で野放しになってる馬がいなかったら、馬屋だって気づかなかったかもしれない。


 ていうか待って、なんで馬が野放しなわけ?


 野放しのうちの一頭、真っ黒な毛並みの馬に王女さま(もといラン)が近づいていって、鼻頭を撫でたり餌をあげたり(待って、その餌、ドレスのどこに隠してたの?)楽しそうにしていた。


 あーあーあー!馬とじゃれてる間に、少しずつドレスが汚れてってる。普段着だったとしても、綺麗なんだからもったいない。てか、私あとで絶対に怒られる。


「フレイヤ!こっち、こっち!」

「はい。」

 仕方なしに王女さま、もといランの方に行くと、

「フレイヤはこの子ね。」といって黒馬の手綱を手渡された。やっぱりだ、この人。私が馬に乗れないわけはないけど、遠乗りに行くならもっとお供いないとやばいでしょ?仮にも私は……


 敵なんだし。


 気づいてないんだろうけど。


 私が情報を提供してる人たちは、この王国を滅ぼしたいんだと思うけど。当の王族がこんなに無防備なんじゃ、私が情報収集しなくたって、こんな国そのうち勝手に滅びるんじゃないの?6歳でも王族ならこんなに簡単に人を信用してたらダメ。いつどこで、どうやって命を狙われてるかわからないんだから。


 はぁ。誰の心配してんのか。自分の心配しろっつーの、私は。


 かの王女さま、もといランは、手綱を渡したっきり、馬屋の方にかけて行ってしまった。自分の馬でも選びに行ったんだろう。ほかにやることがなくて、私も馬の鼻面をなでてた。初対面なのにすっごく私になつくから、人懐っこい馬を選んでくれたのかな。余計なお世話だわ。


 だって、馬でもなんでも、私の色気には勝てないんだから。


「おまたせ!」

 そう言って、王女さま、もといランは馬に跨りながら馬屋からかけてきた。あれ、でも……


「何?」

 聞かれて戸惑う。

「いえ、馬の色が少し……」

「変わってる?」

「はい」

「そうなの。」そう言って王女さま、もといランは愛おしそうに、乗っている馬の鼻面をなでてた。


 この国では、王族は白馬か黒馬にしか乗らない。どちらにするかは本人が選べるから、戦場で目立つようにとかそういう理由なんだろうけど(もちろん、お忍び用の茶色い馬もいるよ)。でも、王女さま、もといランがまたがってる馬は、黒い毛並みに白い大きな斑点が背中にあったり、足元や鼻面、尻尾に白が混じってたり、明らかに雑種だ。


「でも、かわいいでしょ?」

「まあ……」

「なんか、この子が生まれたときに雑種だからってこの馬屋から追い出されそうになっちゃって。で、だったら私にちょうだいって言ったわけ。」


 姫は、馬が与えられない。それがこの国の決まりだからね、って王女さま(もうランでいいか)は言った。もう捨てようとしていた馬ならいいよと王が渋々許可したそうだ。


「ヒューゴっていうの。で、フレイヤの方がギャスパルね。はやく乗ってよ、見つかっちゃう。」

「はい。」

 もう抵抗しても仕方ないわ、こりゃあ。


 仕方なしにまたがると、そのままランは急にハイスピードで駆け出す。


 さすがに城の外には出ないみたいで、城の裏側、ちょうど王族が狩をしたり、兵が訓練をしたりする森を目指して城内の道を駆ける。誰かに見られたら大変だなとは思ったけど、こっちは普通の人は立ち入り禁止だし、どうしてるかはわからないけど、ランはちょうど衛兵がいる場所を通らなくていい道を選んで進んでるから、心配はしなくていいかな。この道覚えとかなきゃ。


 ランは相当なペースで飛ばしてるけど、私ならもう少し速く走れるかな。競ってもしょうがないか、まだ6歳の子と。


 結構走って、もう森の中。ここからは衛兵はいないけど、その分ほんとけもの道で、木と木の間をすり抜ける感じで走らなきゃいけない。ランはすいすい進んでくし、それについてけない私じゃないけど、この子相当ここに通ってないとこんなことにはならないんじゃ……


「あっ」


 ふと横を見ていたときに、前を駆けるランの馬が思いっきり飛んで、視界から見えなくなった。見失ったらやばい。もうほとんど本能でそう感じた。スピードを上げて私も馬を飛ばせる。なるほど、倒木があったから飛んだわけか。


「わぁ。」

 性懲りもなく、声が出る。これ任務だったら敵に気づかれてるわ…… でも、目の前の景色がめっちゃきれいだったから仕方ない。


「すごいでしょう。」

 ランの言うとおり、すごかった。


 一面の湖。


 ランはもうすでに馬から降りて、岸辺で馬に水を飲ませていた。その背中を叩きながら、私の方を仰ぎ見ていた。


 こんなところに湖なんてあったんだ。びっくりしたのと、急に視界がひらけてまぶしいのとで、頭がぼんやりする。湖はちょうど森の新緑を映したみたいに、緑色に見えた。


「はい。」


 私もランと同じように馬を降りて、岸辺まで歩く。ギャスパルだっけ(?)が吸いつくみたいに湖の水を飲みはじめる。私はといえば、その様子を嬉しそうに見守るランの方を見ていた。


「ここ、よく来るんですか?」気づいたら、質問していた。沈黙に、耐えられなかったのか、ただ気になったのか。

「ええ、お父さまとか、ばあやはダメって言うんだけど。馬乗るの好きなの。」

「そうなんですか。」

「うん、」そう言ってランがこっちを見る、「あなたもよく乗るんでしょ?」


 急に何を聞いてくるのか、と思った。このときになってようやく、私は警戒しはじめた。この子の顔に浮かぶ笑顔が、エスリアの王のそれにそっくりだったから。


 やばい、気をつけなきゃ。


 なんでかわからないけど、本能的にそう感じた。この笑顔は、普通の人間と違う。私の忍びとしての本能がそう言ってるんだから間違いない。でも、もう時すでに遅しだった。


「ええ、まあ」私は言葉を濁す。

「ふーん。」意味ありげに笑って、ランはまた湖の方を見たけど、すぐにその右手を胸元に滑り込ませて、なにかをこちらに向けて投げてきた。


 サッ。


 突然だったけど、反射的に体がそれをはじきかえす。


 コトンッ。


 落ちたのは、先のとがった石。よく見ると、弓矢の先端の部分だとわかる。拾い上げようとすると、ランがさっとそれを足で蹴った。


 ちゃぷん。


 石が湖に落ちる音がした。突然のことにびっくりして、ただ呆然とランを見つめていた。


「もう、そんな神妙な顔しないでよ。」そう言って笑い出すランの声にはっとして我に帰る。


 待って、私今攻撃された?ていうか、この子、胸元に武器ひそめてるの?なに、ほかにもまだ持ってるってこと?え……


 急に、誰かの声を思い出す。


『一度敵に見せた武器は捨てろ。お前ごときにその武器を敵から隠すなんてことはできない。敵に奪われるぐらいなら、ない方がいい。』


 そっか、足であの石を蹴り落としたのは賢明な判断ってことね。ということは、


 この子は私が強いことを知っている。


 なめてたわ、私。


 ようやく敵と対峙するときの自分が戻ってくる。まだ迷いがあるのは否めないけど、この子は私の何かを知っている。いざとなれば、つぶさなきゃ……


 あれ?


 じゃあなんでこの子は私と2人きりでここまで来たの?そんなの、まるで殺されにきたみたいじゃない。もしかして、ほかに仲間がいるの?


 とっさに目だけであたりを見回す。


「心配しないで、私たち、2人きりよ。」そう言ってランがこちらを向く。笑顔はそのままだけど、もう目が笑ってない。こちらの思考はお見通しってわけ?

「どういうこと?」

「ただ、試したかっただけよ。あなたがどれだけ強いのか。」


 どうでる、私?


 ここで隠しても、無駄か…… 今石を弾き返したとこだし。強いことはばれてる。


「なんで、わかったの?」


 渋々、認める。私は一般人よりは十分強いよ、鍛えられてきたからね。


「この間昼食の間で、1人だけ動きがしなやかだったから、この人鍛えてるなぁって。」

 武術に触れたことある人なら誰でもわかるわよ、とランは笑いながら言った。嘘だ、いまだかつてばれたことはない。いや、もしかしてばれてたの?そんなはずない。だって、もしばれてたらとっくに私は死んでるもの。もしや……


 そうだ、この子はまだ子どもだから私の色気が効かないのかもしれない。普通、大人なら私の色気にやられて(女でも効力抜群。まあ恋と認識されるかは謎だけど)、まともに私と話すことなんてできない。でもランはまだ子どもだから、私を見ていても、理性が保たれる。冷静に私を観察できて、なおかつ武術も心得てたから、わかったってことか。


 やられた。


 次に何を言われるか身構えてたら、ランは素っ頓狂なことを言い出した。


「私、別にあなたを殺したいわけじゃないから安心して。」

「では何を?」

「あなたに私の守人をやってもらいたいの。」


 守人?


「守人とは?」

 にこっと笑って、ランは続けた。

「簡単に言うと、ボディガードみたいなものね。でも、使用人に紛れ込んでもらうの。」


 この子は、何を言ってるの?


 私はあなたたち王族の情報を敵に流す危険人物よ?(自分で言うのもなんだけど) そんな人にボディガードをやらせても、守るはずがないじゃない。バカなの?


 いや、そんなことはない。何度もいうけど、この子はバカじゃない。見くびったら負ける。


 ということは、結論はひとつ。


 この子の目的はほかにある。


「で、本当の目的は?」私はそう尋ねる。

 この子に手練手管は通じない。真っ向勝負するしかないの。


「うーん、やっぱり一筋縄ではいかないかー、」楽しそうに笑ってランは言う、「じゃあ、取り引きしましょ。」


「取り引き?」

「ええ。」ことさらに笑みを深めるランには、寒気しかしない。


「どんな?」

「私が本当の目的を言う代わりに、フレイヤは私の質問に答える。どう?」


 質問?私のことは全部知ってるんじゃないの?これ以上何が聞きたいって言うのよ?


 意図はわからないけど、簡単にうんと頷けるほど楽な相手じゃないことはわかる。


「あなたの質問が何かを教えてくれないと、取り引きとしてフェアじゃないんじゃない?」

「そうかな?」

「私はそう思うけど?」


 ランの目が、光った気がした。


「この取り引き受けてくれないって言うんなら、フレイヤのことをお父さまやお兄ちゃんに伝えて罰してもらうことも可能なの。私の方が断然有利なんだから、この取り引きでフェアでしょ?」

「でも、私にはあなたが家族に報告する前にあなたを殺すことだって可能よ?」

「でも、フレイヤはそんなことしないわ。」

「どうして?」

「メリットがないから。」


 メリット、なんて言葉を6歳児が使うものなの?一瞬戸惑うけど、すかさず聞いた。


「メリット?どういうこと?」

「私を今フレイヤが殺せば、ばあやの証言であなたに容疑がかかる。誰かに襲われたとか言ってうまく言い逃れたとしても、お兄ちゃんは私が大好きだから、監督不届きとして絶対にあなたを罰するわ。どっちにしろ、城にいられなくなったら、あなたは情報収集ができなくなる。ね?私殺してもフレイヤにメリットないでしょ?」


 この子は頭がいいんだろう。私が思ってるよりもずっと。しかも、トレーニングまでされてる(じゃないとこんなに話せないでしょ)。


 はぁ。


 だめだ。どうしたって私は隠密であって、雄弁者じゃない。


 勝てない。


「わかったわ、取り引き、しましょう。」

「やったぁ!」


 急にランが子どもっぽく喜びから、少し笑ってしまった。だめだ、気を緩めたら食われる。


「じゃあ、あなたから、私を守人にする本当の目的は何?」

「長くなってもいい?」

「構わないわ。」


 私が聞くだけ聞いて逃げるって可能性もあるのに。この子は、先に話し始めようとする。裏切られるとは考えないわけ?ほんと頭がいいのかなんなのか。どんなに素質があっても、こんなにすぐ人を信用してたら、いつか絶対に痛い目にあう。


「まず、これはお願いね。」


 ふぅと息をはいてから、決心したようにもう一度目を合わせてくる。それはもうどうやったって6歳には見えない。


「あなたに何か欲しいものがあるなら、あげるから。困っているなら、話を聞くから。お父さまのことを、お母さまから奪わないでほしいの。私はどうでもいいんだけど、お母さまが悲しむから。」


 いきなりのドストレートなお願いに、地面が揺れたかと思った。そんなこと言われても……


「ねぇ。約束してくれる?」


 そんなに大きな目を潤ませても、聞けないお願いは聞けないでしょ!私は敵よ?


「ねえ。」


「私は……」言い淀む。


「どんな願いでも叶えるから。」


 どんな願いでも、なんて簡単に言わない方がいい。私の願いを叶えられる人なんてこの世にいない。あなたのお父さんの力をもってしても、絶対に叶えられない。


 もしかしたらこの子なら…… そんなくだらない期待をする自分を抑えて、言葉を紡ぐ。


「あなたの話次第では、考えるわ。」


 これが今の私が言える精いっぱい。それじゃあ話が違う、そう言われるかと思ったけど、不思議とランは、わかったとだけ言って、話を進めた。


「実はね、私、偽名を買ったの。」


 はぁ?


 いきなり?なんの話をしはじめたわけ?

まだフレイヤの回想は続きます、すみません長くなってしまいました…… 明日の0時にまたお願いします。

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