1と3と7の不思議と10倍の数と掛け算。
男の子が考える世界。
十六夜六太は考える。
世の中には色々な法則があるのだが、1と3と7の数字、実はこの三つの数字、一つの法則があるって知ってる?
1と言う数字の倍数は、どれ程数を増やした所で、その増やした分にしかならないんだ。
え? それは誰でも知ってるって?
じゃあこの3の数字の倍数って知ってる? 3、6、9、12、15、18、21、24、27そして30
気付いた人もいるかもしれないが、この数字、0から9までの数字が一巡しているのである。
その数字が永遠と繰り返されているのを知っているだろうか?
そしてもう一つ、7という数字、これにも同じ法則が当てはまってしまうのだ。
7、14、21、28、35、42、49、56、63、70。
と特定の数字が回転しているのである。
どんだけ回転しても最後の数はその数字になるのだ。
そんなん当たり前だろって?
残念ながら俺は知らなかったんである。
小学生の時にこの法則を知っていればと、思ってしまったんである。
どんだけ×755554384と数を増やしても、最後の数字だけは確実に分かるじゃんと思ってしまったのである。
そしてこの7×755554384 普通に計算すれば面倒臭いかもしれないが
7の49
5の35
5の35
5の35
5の35
4の28
3の21
8の56
4の28
で答え5288880688
数字に対応する数字の数まで覚えとけば、もう簡単に計算できちゃうのである。
俺は今更掛け算の定義ってこれなんだと理解したのである。
このぐらい小学生で教えて欲しかったんじゃと思いつつ、そっとノートを閉じるのであった。
3×755554384 3、6、9、12、15、18、21、24、27、30
7の21
5の15
5の15
5の15
5の15
4の12
3の9
8の24
4の12
2251366662逆転→ 答え 2266663152
何というか、計算する10倍の数まで知ってれば、どうやったって計算できちゃうじゃんというものなのだ。
4335 ×22222221
4335×2
8
6
6
10
4335の二倍 8670
で
8670
8670
8670
8670
8670
8670
8670
4335
後ろから足して →53082333369
↓
逆転して96333328035
こう見るとめっちゃ簡単じゃない?
因みに他にも色々な方法があるらしいので見つけてみたら如何でしょう。
777777777777777777777×333333221111111111133123
でもやろうと思えばやれちゃうという。
面倒臭いからやらないけど。
知っていたら助かったかもしれない話。