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人物紹介(6)

人物紹介と言う割には魔物も入っちゃってます(;'∀')

一応、次回からは新展開を考えてます。

★魔物系



通称:グロウセンチピード

種族:ムカデ種

階級:グロウ (脅威度D+)

技能:外殻防御 ポイズンバイト

   触覚鞭 圧し掛かり

称号:なし

武器:大顎(主) 触角(補)

武装:外殻


イーステリアの森北部から中部にかけて生息する巨大なムカデ型魔物。唾液に毒を含んでいるため、噛みつき攻撃に注意する必要があるものの、倒した後に適切な処置を行えば哺乳類系を呼吸困難に陥らせる神経毒を入手できる。脅威度はD+のため、駆け出しの “鉄” の冒険者ならば避けるべき相手であり、当然ながらコボルトたちでは中々に有効打を与えられない。群れに上位種のコボルトがいる場合は比較的安全に討伐可能であるが、通常種のみならば八匹以上で取り囲み、体節の隙間や柔らかい腹部に黒曜石の槍を捻じ込む必要がある。その厄介さ故、犬人族の縄張りでは幼虫のうちに駆除されてしまう事が多い。


中からの抜粋:


「キシャアァアッ!!」




通称:吸血妖樹(ブラッドトレント)

種族:吸血種

階級:吸血性樹精(脅威度B-)

技能:属性強化(闇) 給水散布 蔦網

   迷いの濃霧 根槍 戒めの茨

称号:惑わせる捕食者

武器:樹腕(主) 根(補)

武装:硬い樹皮


ある日唐突に浅い地下水脈の上に生じる樹木の怪異であり、精神に作用する闇属性魔力を含んだ濃霧で一帯を包む。惑わせた獲物を自身へとおびき寄せて多数の蔦で絡め捕った後、体中に茨を突き刺さしてジワジワと生き血を吸う。その本体は樹木に寄生した吸血性の巨大なマガツテントウムシであり、的確なダメージを与えるには聖属性と火属性の複合魔法 “浄化の炎(ホーリーブレイズ)” が有効だと言われている。なお、地下水脈から自在に水を汲み上げる妖樹の性質上、通常の炎で燃やし尽くすことは難しい。もし火属性のみで討伐するならば上級魔法の “クリムゾンストーム” で全体を包み、一気に焼失させねばならない。


中からの抜粋:


「オオォ オオォオォオ……」




名称:楓 (♀)

種族:鬼人族

階級:鬼蜘蛛

技能:魂喰い(喰らった魂の数だけ強くなる)

   鎮魂(アンデッド消滅)

   反魂(アンデッド生成※自主規制あり)

   縛魂 鬼火 上級魔法(土) 魂魄治癒

   自戒(無為な殺生の禁止) 角隠し(人化) 

称号:七つの災禍(百万の魂を喰らいしモノ)

武器:蜘蛛の糸 蒼月(短刀)

武装:村娘の衣装


大和の国を追われて西方諸国まで旅をしてきた鬼蜘蛛の娘。百数十年前は世間知らずな一国の姫であったが、滅亡の際に落ち武者狩りに遭い農民たちの手で嬲り殺しにされてしまう。奇しくも人生最後の場所は数百年前にご先祖が大妖を封じたという禁忌の森、そこで餓死寸前の鬼蜘蛛と彼女の魂が混じり合い、新たな怪異として転生する。数百年に及ぶ飢餓を抑えることができず、食べ方を忘れたまま犠牲者の魂を感情ごと喰らい続け、我を忘れて暴走した。無数の魂を取り込んだ後に進化の二重螺旋を昇り、上半身が美しい女性、下半身が蜘蛛の化生となる。直後に正気を取り戻した彼女は自らの行いを悔いるが、奪った命は戻らない。



中からの抜粋:


「あはッ、いいですね! そういうのは嫌いじゃない。私もね、拾える命ならば全て救いたいって思う欲張りなのです」




★ヒューマノイド系



名称:レアド・ゼストア(♂)

種族:白磁のハーフエルフ

階級:アリスメティシャン

技能:経済学 政治学 高度演算 絡繰り設計 錬金術

   世界樹接続(魔力供給及び制御) 初級魔法(土)

称号:先生 侯爵

   ハーフエルフ達の盟主

武器:仕込み杖

武装:強化外套 書籍『弁論術:写本』


貴族制共和国という国家形態を選択したフィルランドの侯爵であり、かつて隣接するエルフたちの国 “鎮守の杜” と共和国が戦争を行った際、奴隷として連行された白磁のエルフを母親に持つ。その経緯もあって母親は父親を生涯愛することは無かったが、父親は妻子を本心から愛していたため、周囲の反対にもかかわらずにレアドは侯爵家の当主となった。その後は恵まれた環境もあり、同胞たるハーフエルフの支援を始めた彼の下に多くの者たちが集う。諸事情から結界の綻びを突いて “鎮守の杜” に進軍するも、蒼色巨躯のコボルトが振り撒く病魔の血煙で返り討ちにされ、撤退を余儀なくされた。



中からの抜粋:


「ですが、我々にはまだ一戦交えるだけの余力はある。こちらとてこのまま何も得ずに帰還などできるはずがない」




名称:セリカ・グリーンウッド (♀)

種族:黒曜のエルフ

階級:エルフアーチャー

技能:十里眼(5.4km先がハッキリと見える) 初級魔法(水・風)

   気配遮断(中) 跳躍力強化(中 / 効果は一瞬)

   6連乱射(毎秒1射で命中率80%)

   世界樹接続(魔力供給のみ)

称号:樹上に潜む狩猟者

武器:エルフィンボウ(主) クリスタルダガー(補)

武装:弓兵の胸当て 弓籠手


黒曜のエルフの娘で約5km先が明瞭に見える十里眼を持ち、樹上を飛び渡る氏族有数の狙撃手である。故に王都でのマーカス司祭暗殺の実行犯として疑われており、嫌疑が晴れてからも肩身が狭い思いをしていた。その時に女王アリスティアの指名を受けてイーステリアの森へと派遣される。元々、狩人として森でコボルトたちとも遭遇することがあるため、コボ語が堪能なことも考慮されたのだろう。一見すると言葉数が少ないクールな美人さんだが、実は負けず嫌いであり、よく銀毛の狼犬と共に狩りに出ては勝負を持ち掛けている。件の狼犬が人化できるようになってから出会ったため、彼を純粋なコボルトとは見ていない。



中からの抜粋:


「うぉる、ぐるぅうぉおぅ…… (なら、私も行く……)」




名称:アスタ・クロム(♂)

種族:青銅のエルフ

階級:ミドル・エンジニア

技能:中級精錬 中級鍛造 中級建築 魔道具作成

   世界樹接続(魔力供給のみ) 初級魔法(火・風)

称号:青銅の鍛冶師

武器:鋼鉄の槌(主)

   鍛冶道具(補1) 大工道具(補2)

武装:作業着 エプロン 安全靴


新進気鋭のエルフ技師で建築や魔道具の作製もできるが、鍛冶分野に特化しているため、青銅の鍛冶師を名乗っている。まだ若くともエルフだけに長い時間の中で経験を積んでおり、色んなモノを製作できる。頼まれると断れない性格をしているため、怪しい客だと思いながらも改革過激派の黒曜のエルフたちに武器や魔道具を売ってしまう。結果、それらが中央議会襲撃事件に使用されて投獄される羽目に…… ただ、その事件を切っ掛けに幼馴染の薬師ミラとの仲が発展し、イーステリアの森へ派遣が決まったことを機会として出立前にエルファストで挙式した。



中からの抜粋:


「ここの水深は80㎝ほどだ…… 揚水車は凡そ水輪の四半を水没させておく必要があるし、川底から浮かせて固定しないといけないから、直径2mほどの水車なら設置できるぞ」




通称:ミラ・クロム(♀)

種族:青銅のエルフ

階級:アルケミスト

技能:中級調合 植物見識 動物知識 魔物知識

   世界樹接続(魔力供給のみ) 初級魔法(土・水)

称号:青銅の薬師

武器:ワンド(主) 短剣(補1) 調合道具(補2)

武装:薬師の装束 薬鞄


美人と言うよりは可愛い系の容姿をしており、肩までの藍色髪と青銅の氏族に共通する黄金瞳が特徴的な青銅の薬師。地道な作業が求められる調合作業に向かない短気な性格をしており、行き詰まると “うぅ~” とか “うにゃ~” などの唸り声が聞こえてくる。また、コレクター精神にも溢れており、珍しい草花などに目が無い。幼馴染で今は夫のアスタが投獄された際には、王都で青銅の氏族を纏める工芸ギルドの長シェアドに何とかするように頼み込んでいた。なお、その期間に彼女が監獄へと足繁く通ったことから二人の仲は進展したらしい。



中からの抜粋:


「ん~、私は猫人たちのお薬事情が気になるのですぅ」

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