颯斗…!
1000pv到達しました。
有難うございます。
これからもしっかりとやっていきますので宜しくお願いします。
颯斗と父親は中華料理店「味彩亭」で食事を
していた。
父親は颯斗に「颯斗、お前何食べたい?」
「何でも大丈夫!
ただ沢山食べたい。」
と颯斗は父親に言った。
すると父親は「よし分かった。財布もスカス
カになるけれども、満漢全席にしよう。」と
言った。
だが注文をする前に、料理が来た。
颯斗は動揺した。
すると父親は「驚いたか?実は予約入れてた
の。席だけじゃなくて料理もね。」と言った。
颯斗は徐ろにメニューを見た。
そして満漢全席の値段を見て驚いた。
二人で三万円だ。
高!と颯斗は思った。
一通りスタッフからの説明が終わると食事を
始めた。
やはり本当に美味しい中華は違うと思った。
例えば小籠包、中は熱くて、肉の旨みが沢山
!、海老チリも海老のプリプリかんを残しつ
つ、外見はパリッとした感じであんがしっか
りとかかっている。
「もう最高!」と思いながら颯斗は食べてい
た。
自分の興奮が収まってきた頃、父親が颯斗に
質問をした。
「今進路はどうしたいと思ってるんだ?」
颯斗は「変わらない。前から言ってるように
医者になりたい。模試の判定ではBだから、
はっきり言って、受けられる。」
「そうか、じゃ俺からはもう一つ…陸上は続
けるのか?」
「うーん多分やると思う。今の具合でいくと
全日本ももしかすると制覇できるかもしれな
い。
だから勉強もしつつやれるところまではやっ
てみる。
勿論、これからは練習量も受験まではぐっと
減らすけど。
もしそれで日本代表になれたら最高じゃない?
今の時点で、大学の判定もしっかりした数値
だし、今までの練習に使っていた時間の半分
以上が勉強に費やされるんだから、絶対に成
績も上がる。」
颯斗は父親に自信を持って言った。
しかし父親は、「お前本当にその覚悟がある
のか?
止めはしない。
金も出してやる。
…が本当にやりきることができるということ
だけ俺に、いや母さんと俺に約束をしてくれ
。
絶対に両方を完璧に成し遂げると。」
颯斗は「約束する。俺は絶対にやり遂げてみ
せる!」
こう言った。
「重い話はこれ位にしといて今日は素直に喜
ぼうじゃないか。」
と父親は言った。
話は今日のことや、家族のこと、中学、小学
校、果ては昔々のことも話した。
颯斗は懐かしいと感じていた。
もう二度とそのように遊ぶことはないと思い
ながら。