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明日に向かって…進め!  作者: 太陽優
大分編
22/36

親子

親子の暖かさ絆思いやる気持ち、良いですね。

自分はまだよく分かりません。


颯斗は閉会式が終わるとホテルに戻った。



戻った後父親と食事を食べに行く約束をして


いた。


東京に戻るのは明日だ。


時間も余裕があったので、監督も了承してく


れた。


その時監督は颯斗に「久しぶりの父上と話す


なら、言いたいことはしっかりと言えよ」と



もっともなことだと思った。


全てがひと段落して、ホテルに戻った。


父親と食事を食べに行くまでにはまだ少し時


間があったので、少しフロントにいた。


フロントには、浩二がいた。


浩二は颯斗の方を向くと「優勝おめでとう」


と言った。


笑顔で。


嬉しかった。


友としてライバルとして勝負に勝った。


こと時颯斗は全国優勝を心から嬉しいと感じ


た。


浩二は「俺はお前に負けた。


だからあいつのことはお前に任せる。


ただし…何かあったら容赦しない」と言った


そう由美のことだ。


颯斗は、浩二に対して、なんて潔い良いんだ


ろう。もし俺が浩二と同じ立場に立ったら、


こんなことは言えないだろうなと思っていた。


時間が来たので、颯斗は父親と食事を食べに


行くのに、近くの駐車場に行った。


そこに車があるらしい。


入り口で、父親が待っていた。


父親は「颯斗、行こうか」と言った。


颯斗は「何を食べに行くの?」と聞くと「そ


れは見てのお楽しみだな。予約した店だから


」と言った。


颯斗は焼肉?寿司?それとも食べ放題の店?


などと想像を膨らませていた。


颯斗は考えながら、小さい頃に戻った気分だ


と思った。


「もういつ以来だろう。外食するのにこんな


にワクワクしたのは」颯斗はきっと嬉しかっ


たのだろう。


父親と飯を食べるなど本当に久しぶりだし、


受験のことについても相談したいことがあっ


たから。


そして車に乗り込んで、出発した。


15分くらいして着いたのは、思いがけないと


ころだった。


寿司でも焼肉でもない。


颯斗の好物を理解した店だった。


じっと見ていると、父親は「味は保証する。


下見したからな」と言った。


全く用意周到というかなんというか、準備が


良いと思った。


そこは、中華料理店だった。


颯斗は中華料理が大好きなのだ。


やはりそこには親子の絆を感じた。


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