1日目ホテル後編
そうやって懐かしさを感じながら勉強していた。
勉強が終わったらちょうど6時になっていたので浩二と颯人はお風呂に入りに行った。
お湯に浸かると二人はこう思った。
今日のレースの疲れが癒されていく、と。
しっかりと疲れが取れるように長い時間お風呂に入っていた。
露天風呂にも入った。
リラックスしていた。
気持ちよかった。
まるで天国にでもいるような気持ち良さだった。
十分にリラックスをした後お風呂から上がった颯人は、夕ご飯を食べていた。
ホテルなので食べ放題の形式なのだが食べ過ぎない適度な量を食べようとしていた。
だからとりあえず、ご飯に味噌汁、納豆に、卵、唐揚げ、刺身、煮物を少しずつ取った。
食べたが案の定少なかった。
そこで、そこにある品を少量ずつすべて取ろうと考えた。
そしてデザートはプリンにした。
腹が冷えないと思ったからだ。
明日に備えてしっかりと食べた。
浩二は普段と変わらないように、取る品を少なくしてたくさん取っていた。
そこでも颯人と浩二は人によって大会の備え方がこんなにも違うことを驚かされた。
夕飯を食べて部屋に戻ったら、8時過ぎになっていた。
颯人はテレビをつけた。
すると大分に行く前に不安に思っていたことが、現実となった。
日本に今台風が接近していたのだ。
昼間の雷もそのせいだった。
台風は思っていたよりも早く進んでいた。
このまま進むと明後日大分を直撃する。
颯人はマズイことになったと思っていた。
窓を見るとまだ雨がシトシト降っていた。
雷は収まっていたが…
しかし颯人は気持ちを切り替えた。
今は、明日の準決勝に向けて気持ちを持って行こうとした。
読書や、ゲームをして10時半に寝た。
浩二は天気予報を見て、考えていた。
しかしどうにかなるだろうと考えていた。
その後は音楽を聴いたり、趣味の一つでもあるゲームをしていた。
寝たのは、11時40分。
いつもと変わらい時間だった。