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青春劇場第一章
颯人起きなさい!
颯人の母、遼子の声で颯人は目覚めた。
まだ朝の5時、颯人は眠さをこらえながら、
リビングに行った。
今日は陸上の大会それも颯人にとっては高校
最後になるかもしれない大会だった。
「母さん俺、勝って全国大会に行くよ」そん
な会話を朝食をとりながらしていた。
家から競技場まで2時間かかるので颯人は電
車の中で音楽を聴いていた。
今日の競技は、100mそしてリレーの予選。
どちらも都内ではトップクラスだっだからな
のか緊張はあまりなかった。
競技場に着いてウォーミングアップしていた
ら颯人のライバル浩二に会った。
「颯人今日は、いや今日も負けないからな」
と笑いながら浩二は言った。
颯人ももちろん!といった。