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装備について

 「そういえば、コマチちゃんの初期装備には、武器が無いんだよな?」

 「はい、そうですね。」

 「なら、ここでなんか買っていくか?一応安くするが?」

 「では、そうすることにします。というか、どんなアイテムを持っていればいいんでしょうか?」


 「とりあえず、ポーションは必須だろうけど、今、相場が上がっているだろうから一本50ゴールドになってるかもねぇ、それが最低でも30本は必要だな。」

 「えっ!?高くないですか?」

 「仕方ないんだ、ギルド単位で買っていくところが多いからな、、、」

 「そうなんですか、ならしょうがないですね、プレイスタイルは人それぞれでしょうし。」

 「よし、とりあえずポーションを一本50ゴールドと仮定すると、最低でも1500ゴールドの出費だろうな。コマチちゃん、レベル1で、所持金は10000ゴールドだよね。」

 「はい、そうですね。」


 「なら最初は、アルスの近辺にある草原でレベル上げが楽だと思うから、この石の剣がお手ごろだな。一本1000ゴールドで耐久性は高い方だと思う。そういえば、コマチちゃんってプレイヤーメイドと通常の武器の違いってわかる?」

 「う~んと、プレイヤーメイドのほうが丈夫とかでしょうか?」

 「まあ、それもあるんだけど、最大の特徴はプレイヤーメイドの武器や防具は、耐久値の回復が可能なんだよ。」

 「耐久値?」


 「耐久値っていうのはな、簡単に説明すると、武器っていうのは、使うたびに傷ついていくんだよ。その傷つきにどこまで耐えられるかっていうことなんだ、もしその武器の耐久値を上回ってしまうと通常の武器では壊れてしまうし、プレイヤーメイドの武器であったとしても、強制的にインベントリに送還されるんだ。これは、鎧でも同じことがいえるんだ。」

 「なるほど、つまり武器は使いすぎると、いつか壊れてしまう、もしくは使えなくなってしまうということですね。」

 「そういうこと、まあ、初期装備は耐久値が存在しないんだけどな。」

 「そうなんですか!?意外と便利なんですね。」

 「それと、プレイヤーメイドのほうが性能がよくて名前もつけられるんだよ。」

 「では、皆さんプレイヤーメイドのものを使っているんですか?」


 「いや、プレイヤーメイドのインナーは最低5万~最高100万ゴールドなんだけど、アウター、つまりは武器や防具は別々に揃えないといけないし、最低20万~最高2000万ゴールドもするんだよ。」

 「ほ、本当なんですか?」

 「しかも修理代も安くはないんだよな、、、そんなことが可能なのは、それこそトッププレイヤーの人たちだけなのが現状なんだよ、、、」

 「そうなんですか、なら通常の武器のほうを沢山買っておいて壊れるまで使い壊れたら新しいのを使うほうが安くつくそういうことなんでしょうね。」

 「正解、だから俺は一番安くて使いがってのいい石の剣をおすすめするよ。」

 「質問なのですが、」

 「ん?なんだい?」


 「やはり、複数本同時に買った方が安くなるのでしょうか?」

 「おお、そこに気づくとは、すごいな。そうだよ複数本同時に買った方がやすくなるぜ。まあ、初期の初期にまとめ買いはあまりおすすめできないけどな、、、」

 「いえ、かまいません。では石の剣を5本お願いします。」

 「あいよ、まいどあり、おまけして6本で5000ゴールドにしといてやるよ。」

 「ありがとうございます。では、狩りに行ってきますね。」

 「おう、いってらっしゃい。剣がなくなったらまた買いにこいよ。」

 「了解です。」


 「あ、あと、鎧は狩場に行ってからつけることをおすすめするぜ、インナーはプレイヤーメイドなのにアウターは初期装備じゃすぐばれるからな。」

 「アドバイス、ありがとうございます。」


 そうして、私はシンの武具店をあとにするのであった。

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