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レクチャー

 「さてと、まずはフレンド登録からだよな。」

 「あの、私そういうことすら知らないのですが、、、」

 「ま、まじすか、」

 「はい、すみません迷惑をおかけします。」

 「いや、気にしなくてもいいよ。もともと鍛冶師ってのは大半が世話焼きだからね。」

 「そうなんですか?」

 「ああ、そうだよ。まあ、プレイヤーメイドって作るのに物凄く時間がかかるから、しかもその装備を他人のために作るんだったら、なおさらその人は世話焼きなんだと俺は思ってる。」


 「、、、なるほど、だったらシンさんも相当の世話焼きってことですね。」

 「ま、まあな、そのことは置いといて、とりあえずフレンド登録だな。やり方は、メニューのフレンド一覧をタップしてフレンド登録ってのを押したら近くにいるプレイヤーネームが出てくるから、それをタップして申請してくれればいい。」

 「はい、了解です。えっと、メニュー、メニューっと、えっと、申請っとこれでいいんですか?」

 「おう、ばっちりだ。これで、フレンド登録完了だ。あと、フレンド通信もできるから何かあった呼んでくれ。」

 「フレンド通信?」

 「フレンド通信ってのはな、フレンド一覧で指定した相手と通信するってことだ。まあ、やってみたほうがはやいな、ほれ、」

 「!なるほど頭の中になんか出てきました。」

 「まあ、戦闘中だとつながらないがな。俺は鍛冶師だからインしてる間はいつかけても出れると思う。」

 「了解です。何かあったらかけますね。」


 「そういや、コマチちゃんは初期装備つけてないんだよな。」

 「そんなものあるんですか?」

 「ああ、それぞれの職業において初期装備は自動配布なんだよ。例えば俺だったら石のハンマーだったな。」


 そういわれて装備の項目を開くすると、


 「スモールシールドとライトアーマーっていうのがありますね。つけてみましょうか?」

 「おう、頼むわ。あ、あと注意しとくけど鎧はアウターっていって付け替え自由だけど、冒険者の服っていうインナーの初期装備は特定の場所でしか変えられないからな。」

 「何でですか?」

 「コマチちゃんは人前で裸になれるか?」

 「絶対無理です。」

 「だろ、だからインナーをかえるときは、ポッドって呼ばれるとこに入らないといけない。まあ、店には強制設置が決まってるからインナーかえるのは店ですればいい。」

 「了解です。教えてくださりありがとうございます。」

 「そうだ、今から渡すアウターに着替えてくれないか?」


 そう言うと、シンが人差し指を動かし始めた。すると、


{シンからトレード申請がきています。承認しますか?YES/NO}


 というコマンドが出てきた。


 「えっと、とりあえず、YESで。」


 と選択すると、金額設定が出てきた。どうしようと思っていると、


 「これは、俺の善意だから、金はいらないぜ。」


 と、シンが言ったので、


 「では、お言葉に甘えて、」


 金額を0に設定して、トレードをタップ、すると、アイテムが送られてきた。 


 (どんなアイテムだろうかな?)


 と思い確認する。すると、


 アイテム名:ワンピース(白)

    効果:移動速度上昇(小)・体力上昇(中)

      *プレイヤーメイド


 「こんなもの、もらえませんよ!こんな高そうなもの!」

 「大丈夫、大丈夫、インナーのプレイヤーメイドはそんなに高くないから。」

 「えっと、いくらくらいするんですか?このワンピース。」

 「うーんと、良くて8万ゴールドくらいかな?」

 「それ、私の所持金の8倍なんですが、、、」

 「まあ、気にしない、気にしない。それより、早く着替えてきなよ。」

 「なんでインナーなんですか?」


 シンがすこし真面目な表情になり、


 「それはだな、初期装備のインナーのままだと、この町にいるいろんなギルドから、勧誘受けまくりで、ゲームできるような状況じゃなくなるんだよ。ゲームできなくなるのはいやだろ?」

 「なんで、そんな事わかるんですか?」

 「それを着てみたらわかる。さあ、着替えてくるのだ!!」

 「は、はい。」


 そして、私は疑問に思いながらもポッドに入るのだった。

勘のいい人はもしかしたらシンを操作してるプレイヤーがどのような人物かきずいたかもしれませんね。ちなみに外見は青年くらいです。

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