第3ラウンド 何があった
『ラウンド3、ファイト』
『第3ラウンドが始まりました。第2ラウンドはアンダーソン主審が2ポイント、後2人が1ポイントずつ松本選手に入れております。宍戸さん。2ポイント差なら、わかりませんね』
『あの熱湯変化はかなり兼田選手に有効です。兼田選手は足に力が入らないと自らの撃つ技の反動に耐えられないんです。破壊闇線がさっきのラウンドの終盤に全く当たる気配が無くなりましたからね』
『松本選手が水柱を作っています。菊池さん、逆に兼田選手は何か対抗策はありますか?』
『影形同化による奇襲か、復讐復習による反撃が望ましいです。しかし松本選手の地下水圧でフィールド一帯に水柱ができてしまい、影が消えてしまっていますし、あの足では接近も難しいですね。しかし闇魔法は底が知れないですから何かあるかもしれないですよ』
『不利ではありますが、ダウンを1回取ってますから勝ち目が薄いわけではありませんよ。このまま判定では松本選手も危ないですから、どこかで必ずアクションがあるはずです。そこが分かれ目ですね』
『地下水圧がいい意味でも悪い意味でも試合を膠着させてしまっていますね。地下水圧は使用者の魔力で出せる本数が決まるんですが、10本は出てますね』
『一応1発を警戒して、防御を止めれないんですよね。井上選手のKO敗けを見ていますし、情報が少ない相手では警戒をしておくに越したことは無いんですが……』
『地下水圧を解除すると影形同化が使用できてしまいますから、地下水圧を利用した攻撃がポイントになります』
『残り1分! 地下水圧に熱湯変化を加えました! そして兼田選手の足元に大きな地下水圧が現れました! 約5本分の大きな水柱です』
『自分の周りにはうまく水柱を残していますね。この攻防のバランスはさすがです!』
『兼田選手に足元からの水柱が直撃です! 兼田選手が押し上げられてはいませんが飲み込まれました!』
『どうなったか見えませんね。水柱の衝撃で高波が起こって松本選手も見えませんよ』
『波が落ち着きました……。な、なんと松本選手がダウンしています! 準決勝第1試合終了です!』




