第2ラウンド 煙に巻く
『ラウンド2 ファイト』
『フィールドは先ほどと代わりがありません。しかし、豊本選手の空間氷結は継続されていますので、煙は下がったままです』
『ラウンド間をまたぐ技は非常に珍しいですよね。1つの属性に1つあるかないかというくらいです。プロでも珍しい。空間氷結は良技ですね』
『煙を固体化されてしまっては非常に中田選手はは不利ではありませんかね?』
『相手を回避して戦う中田選手には非常に厳しいでしょうが、こういう展開になる可能性は中田選手は組み合わせ抽選会の時点でわかっていたはずです。何か対策はあるのでは?』
『判定はちなみに片岡主審のみが1ポイント差をつけられました』
『アグレッシブ差で差がつきましたが、ぜんぜん挽回できますよ』
『豊本選手の輝細雪刃がヒットです。こちらも今年開発された技と聞いています。これは回避が難しく命中しました。わずかに中田選手がよろめきました。それを見て、一気に接近戦に入ります』
『中田選手は……、何かタバコをすうようなしぐさをしていますよ、平原さん』
『あれは普段なら煙を吐く技ですが、なんと固形の煙が発射されます!』
『風属性の空気咆哮に似ていますね。さしずめ煙幕咆哮とでも言うべきではないでしょうか』
『接近していましたが、回避しています。地形は豪雪地帯で凍っていますからスケートの要領でかわせますね』
『しかし、煙幕咆哮の量が多すぎますね。菊池さん、これは交わしきれないのでは?』
『大丈夫ですよ。きちんとジャンプもしてます。アイススケートも日ごろたしなんでいると聞いてますからさすがです』
『しかし、ジャンプした足元に大型の丸い固形化された煙のリングができている! よけようとしたが片足が突っ込んでしまったぞ!』
『リングが収縮して片足を拘束しましたね。そしてどんどんリングを出して完全に拘束されました!』
『そこに煙幕咆哮です! かわせずヒットしました! そのまま倒れました! ダウンです! 立ち上がれるのか!』
『煙が気体化しましたね、空間氷結を解除したようです。拘束していた煙が気体化したことにより立ち上がることはできましたね』
『しかし空間氷結の解除で煙が復活しました。また中田選手の姿が消えました!』
『これで豊本選手はうかつに空間氷結を打てなくなりました。しかし、ダウンをとられた以上は豊本選手も1ダウンは取らないと厳しくなりますよ』
『ここで第2ラウンド終了です。中田選手ダウンを取りました。最終ラウンドで豊本選手は守備のうまい中田選手からダウンを取れるのでしょうか?』




