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魔法の才能  作者: 35
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閑話休題 聡美と第2種魔法使いの人達

閑話休題は時系列無視です。

聡美はもちろん大会を見に来ています。

大会の少し前の話と思ってください。

『普段はどんなトレーニングしてるの?』

『毎日走ったり、明治先輩みたいな実力ある人に稽古してもらうわ」

『明治さんはやっぱり強い?』

「あの1回以外は勝ててないわ。あの人は別格よ」『髪すごく綺麗ね。手入れどうしてるの?』

「そんなに気にしてないわ。丁寧に毎日やってれば」

『スタイルいいわね。どうやってるの?』

「これは勝手にこうなったわ」


第2種魔法使いのトレーニングに自主トレとして参加する彼女は第2種魔法使いにも友人が多い。

というより第1種魔法使いにあまり友人がいない。強すぎる彼女は第1種魔法使いのなかではやや浮いている。

第1種魔法使いと第2種魔法使いは互いに成績を競わなくていいので、単純な友人関係になる。


『やっぱり魔法選手になるんですか?』

「まだそこまでは考えてないけどね。多分そうなるわ」

『僕もなりたいな。でも訓練すらまだまともにできないし』

「まだ入学して間もないでしょ。じっくりやればいいのよ」

『俺は魔法を生かして消防士になろうかな』

「いいわね。火属性は格好いい……っていつのまにか面談みたいになってる!」

1年生ながら生徒会メンバーと接している彼女は、妙に頼りがいがある。彼女自身も面倒見がよく、つい話を聞いてしまう。


彼女は熱心な勉強家だが、効率よく学ぶことを意識していたため、第2種魔法使いについては最近ようやく学ぶようになり、新たな知識を得ることも多かった。


まず、第1種魔法使いと第2種魔法使いは大会の時期と意味合いが異なる。

第2種魔法使いは新人戦が遅い。入学して3ヶ月足らずでまともに魔法を使うことはなかなか厳しいためだ。

そのため、第2種魔法使いのデビューは最速で冬の大会になる。


第2種魔法使いの大会は1年冬、春、2年夏、秋、冬、春、3年初夏、秋の8回。第1種は時期ひとつ早くなり、3年は初夏の1大会のみになる。 

この8回の大会で、1回でも校内ベスト8以上に入ることが、優秀な第2種魔法使いとなるための第一歩である。

この要件を満たすと、卒業時に付与される魔法免許のグレードか普通免許から特進免許になり、使える道具やできる仕事に差が出る。

ちなみに、海泉の豊本家の使用人兼ボディガードは特進免許でないとできない仕事の1つである。

第1種魔法使いにとっては大会はあくまでも強さを競うもので、評価には影響するが免許には関係ない。


また、かなり多くが魔法選手になる、というよりならざるを得ない第1種魔法使いと異なり、第2種魔法使いにはいろいろな進路がある。

これはどちらが幸せなのかは分からない。


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